≪会 則≫
(楽山会の守り事記載) |
新潟楽山会は昭和51年(1976年)8月8日に社会人山岳会として結成、発足しました。
中高年の登山者が増加したこの時期に、東京の”おいらく山岳会”を手本として、40歳以上の中高年からなる山岳会が新潟に誕生したのです。
当初は170名によるスタートでしたが、諸先輩会員のご苦労、なかでも献身的な努力を積み重ねてこられた歴代のリーダーの方々の頑張りによって、段々会員数も増加し、一時は600人を超える大所帯となりました。
その後、登山人口の衰退と共に会員数も減少して来ましたが、現在でも400人強の会員を擁する全国有数の大山岳会となっております。
発足当初から厳冬期や岩、沢など登山を自粛しておりますが、会員の高年齢化と共に尾根歩き主体の活動となってきました。
会の性格も”山岳会”から、単に”山の会”に変わりつつあります。
(社)日本山岳協会(略称・にっさんきょう)加盟団体・新潟県山岳協会に所属しています。
山行形態は、選出されたリーダー(約50名)によって厳選された登山コースが月1回配布される「山行詳報」によって会員に紹介されます。
各々のコースは、その難度によってA〜Eの5段階に分類されており、会員は自身の体力やレベルに応じて参加することとなります。
そのコースは北海道から九州まで全国を縦断的に分布しており、今やどのリーダーも未踏の山を求めての新しいコース設定に頭を悩ませる状態となっております。
会の主催する山行結果は毎月発行する「楽山だより」としてまとめられ、会員各位に配布されています。
「楽山だより」には山行結果以外に会員の動静などが豊富に掲載されています。
会の運営は、年に1回の定例総会、月1回の定例役員会、年に2回のリーダー会を主な決定機関として運営の基本を作り、その時々の諸問題解決の場として設けられております。
集まりとしては、他にも会員のサロンとして月1回「会員のひろば」が開かれます。
また、新人教育の教室も座学と実地合わせて数回催行されます。
会員の平均年齢は上がってきておりますが、長年に亘る継続的な登山のお陰で、元気で年齢を感じさせない会員がほとんどです。
ここ数年の登山人口の減少と共に、会員数も若干の伸び悩みの状態にありますが、私達は「新規会員募集」活動を活発化させ、未組織登山者による遭難や事故の防止にお役に立ちたいと考えております。
そしてなによりも、何時までも元気な山歩きができるように、日頃からの鍛錬とチームワークの良い会を守り育てていきたいと考えています。 |