会山行紀行文 2026年
8/25(火)-27(木)
共に晴れ
(きただけ・あいのだけ)
北岳・間ノ岳

3192m  3189m 
参加者 (紀行文) 2044 S/H
No−90 グレード:B  22名
 担当リーダー 2044 S/H (男性5名・女性17名) (写真)2479T/N(花)2472M/I皆さん

≪コースタイム≫
≪一日目≫
新潟駅(5:00)=北陸、上信越、長野、中央、中部横断道=白根IC=芦安(11:05-15)=広河原(12:05-40)…白根御池小屋(15:50)
≪二日目≫
小屋(5:20)…北岳(10:10)…北岳山荘(12:30-13:10)…間ノ岳(15:30-16:10)…北岳山荘(18:00)
≪三日目≫
山荘(5:20)…白根御池小屋(10:00-15)…広河原(13:05)=芦安(14:00-15:20)=新潟(21:25)

≪紀行文≫
〜〜〜快晴の北岳、間ノ岳を踏破したみんなの顔は満足感いっぱいの顔でした〜〜〜

 北岳は私の最も好きな山だ。山頂からの景色はアルプスの中で一番だと思う。そこに会山行を2016年から3回行った。その絶景を楽しんでもらいたいと思っていた。ところが悪天候が続き、その景色どころか二回目と三回目は強風で間ノ岳すら行けなかった。しかしもう一度北岳にと多くの会員からの要望で今回の会山行になった。でも不安がある。北岳は急登の連続、もうすっかり年老いた自分にその体力が残されているのだろうかと。申込は初日に23人に達した。山小屋は18人で予約していたので、追加の確認をとり、それ以降の申し込みはすべてキャンセル待ちとした。しかしそんなに多くの人数を果たして北岳、間ノ岳の山頂まで無事導けるか。不安は募るばかりだった。でもゆっくり歩けばなんとかなると。とにかく全員を北岳、間ノ岳の山頂まで導いてやると決めたのでした。
 私自身はこれまで何度も北岳に登っているが、会山行の3回だけが悪天候、北岳は自分にとっては天気に恵まれた山だ。今回はぜひとも晴れてほしいと。いや晴れるに違いないと、そんな思いだった。

≪一日目(晴れ)≫
 バスは予定通り5時に新潟駅を出発した。途中松本を過ぎたあたりで渋滞、岡谷JKでも渋滞に会い、少し遅れて芦安に着いた。
 待機していたジャンボタクシーに乗り換え広河原に、そこのインフォメーションセンターの二階で昼食を済ませ歩き出した。
 野呂川にかかる吊り橋を渡る。この橋を渡るのは3年ぶり、北岳に戻ってきたと懐かしい感じだった。樹林帯の中のゆるやかな山道、やがて急登が始まる。木の根や高さのある階段、とにかく北岳は足を高くあげて登るところが多い。下ってくる登山者も多い。自分より年配者を探すが若い人ばかりだ、最近どこの山にも多いのが若い女性の一人登山者、いつもびっくりしている。
 ゆっくりでいいからと、ここを早く歩くとバテル人が出やすい。後ろを確認して、汗を拭きながら、一歩一歩足を進める。やがて道は白根御池小屋への分岐に出る。ここからは以前はほぼ平らな道だったが、行くたびに道の崩落で登って降りる箇所が多くなった。そんな箇所を数回繰り返し白根御池小屋に着いた。
 今年は北アルプスでは多くの小屋が水不足で飲料水は有料になっているが、ここは無料だ。寝床を確保、荷物の整理そして外のベンチで恒例の宴会が始まった。2200Mの高地に立つ山小屋、涼しい風を浴びながら夕食まで語らいあったのでした。

始まりは広河原橋を渡って
 御池小屋まで急登  集合写真_白根御池小屋 

≪二日目(晴れ)≫
 朝食は4時半。この日は快晴。歩き始めてすぐに「草すべり」という急登に入る。急登だが道はジグザグにつけられていて、ゆっくり歩けば問題ない。早く歩くとバテテしまう。
 小太郎尾根分岐が近くなると雄大な富士山が後ろ横に見えてくる。「あ、富士山が見えた」みんな後ろを振り返る。そして稜線に出ると仙丈岳と甲斐駒がその雄姿を現す。

2日目早朝出発
 ダイヤモンド鳳凰三山  集合写真_小太郎尾根 

鳳凰三山
甲斐駒ヶ岳 仙丈ケ岳.

 肩ノ小屋までやや緩やかな道、7月なら高山植物の宝庫だ。8月は少ない。その肩ノ小屋でトイレ休憩、それから岩場の道を登り山頂に着く。360度の大パノラマが待っていた。この日泊まる北岳山荘も間ノ岳も見えた。みんな見とれて時間がいくらあっても足りない。「さあ、下りましょう。」と促し、足を進める。下りの道は年々崩落が進み歩きにくい。時間がかかる。風も出てきた。八本場のコル分岐で迂回ルートを歩くことにした。このルートは北岳で最もお花が多いところ、8月の下旬のこのときもまだ花は残っていた。

北岳肩の小屋
北岳山荘  集合写真_北岳山頂(キタダケニキタダケ) 

 北岳山荘に着き、昼食。そしていらない荷物を小屋に預け間ノ岳に向かって歩き出す。疲れがでてきたのか、歩くペースはゆっくりになった。でも大丈夫。まだまだ晴れているから、とにかく全員を間ノ岳山頂にと。何度もニセピークを越えて(これは事前にみんなに伝えておいた)ようやく間ノ岳の山頂に。
 百名山をこの山で達成したメンバーもいたのでみんなで祝福。暫しカメラタイムを多く取ったのでした。
 「もう帰りますよ。」と来た道、岩場を北岳山荘まで戻ったのでした。この日の夕食は生ビールで乾杯、夕食の後はみんな早く寝たようでした。12時間以上歩いたから疲れたでしょう。

.間ノ岳へ向かう

 ガレ場が続く
間ノ岳山頂へ
間ノ岳で百名山達成のJ/Cさんバンザイ

≪三日目(晴れのち曇り)≫
 この日は北岳を登り返すことはやめ、八本場のコル経由で帰ることにした。4時半の朝食の後、5時20分に出発。
 少し北岳を登り返し昨日歩いたトラバースルートに、そして八本場のコルからハシゴの道、そして沢沿いの道に、長い長い下りの道。

 そして二股から白根御池小屋に登り返す。そこでトイレ休憩、そして二日前に通った急坂の下りの道。タクシーの待つ広河原に戻ったのでした。

早朝の富士山 八本歯のコル間のトラバース道
難所八本歯のコルを下りる
大樺沢から御池へ 白根御池小屋に到着

 とにかく全員を北岳、間ノ岳の山頂に連れて行けた。22人で北岳、間ノ岳に登るなんて無謀かもしれない。でも快晴の北岳、間ノ岳を踏破したみんなの顔は満足感いっぱいの顔でした。今度は若いリーダーの元、またチャレンジしてください。

〈出会ったお花〉
ヤナギラン キタダケトリガブト(北岳固有種) マルバダケブキ  イブキトラノオ
センジュガンピ ウメバチソウ、コバノコゴメグサ  タカネシオガマ シロバナタカネビランジ(北岳特産)
 トウヤクリンドウ キンロバイ  ヒメセンブリ  サンプクリンドウ

タカネヒコダイ .ミソガワソウ エゾニュウ
キオン .セリバシオガマ  ヤマハハコ
 タカネグンナイフウロ  チシマギキョウ  ミネウスユキソウ
.タカネナデシコ イブキジャコウソウ イワベンケイ雌花