会山行紀行文 2025年
5/28(水)
晴れ
(ようがいさん)
要害山
(加護山城址)
281m
参加者 (紀行文) 1866 S/T
No−T25 グレード:D  23名 (俳句)557T/K 1699M/K
 担当リーダー 1866 S/T
(男性4名・女性19名) (写真) 1866 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(8:30)=登山口(平林:9:45)…平林城跡(10:15)…馬洗場・首切り清水(10:45)…見晴台(11:15)…要害山(加護山城址)・昼食(11:30-12:30)…平林城跡(13:30)…登山口(平林 13:45)=村上城址(臥牛山14:15-15:30)=新潟駅南口(17:00)
≪紀行文≫
〜〜〜最高の山日和に恵まれた今回の山行、やはり「山は晴れ!」に限ります〜〜〜

 今回の山行は、かって下越地方の領主として活躍した色部氏が居城としていた村上市平林の「平林城址」から登り、山頂の加護山城址を到達点とする山行です。
 平林城址は国の史跡として保存されていますが、その状態は草茫々であり、足を踏み入れるのも躊躇される状態です。

 山行当日は快晴の天気に微風もあって、最高の山日和!
 バスを降りて、まずは平林城址を右手に見ながらスタートしました。
 暫くは平坦地の落ち葉を踏みながらの道は危険な箇所も無く、時間的にも余裕のある計画なので、「急がないでゆっくり歩いて下さい」と声をかけ、其々に会話を交わしながらの快適歩きです。
明るい日差しの下、元気に出発!です
草に覆われてはいるけど、歩き易い道  登山口標柱、所々に標柱が建ちます

 当時の曲輪名などが掛かれた木柱が、所々に立っています。

 平林城跡〜岩舘曲輪跡〜岩舘土塁〜中曲輪跡を経由して進み、更に古城要害山登山口〜空堀跡〜城戸内跡を経由して歩き続けます。

 暫く歩くと出てきたのは「馬洗い場」です。かってはここで汚れた馬を洗ったようですが、今はその池も干上がり、辛うじて説明板を読んで当時を思い浮かべるしかありません。こうした馬を洗う場所は幾つもあったようです。
「馬洗い場」も、現在は草窪地です  登り坂にかかりました、ゆっくりと…

 馬洗い場を過ぎると、道はやや傾斜がきつくなってきますが、皆さん元気に登り続けます。
 道脇の緑陰は、今が最高の新樹光(しんじゅこう…今回の俳句を詠まれた方から教えられました)、心地良い緑に囲まれた快適路を進みました。
 次に出会ったのは「首切り清水」です、かっては綺麗な清水が湧き出し、罪人の首を刎ねた場所だったようだけど……今は水も無い草地の広場でした。

罪人の首を刎ねた「首切り清水」です
感じのよい「木陰道」、涼しい〜! 落ち葉を踏みつつ、高度を上げます

 更に樹陰を頼りに登り続け、山頂「加護山城址」に到着!
 所々にベンチが置かれ、遠方の山並みや田植が終わって光る田圃などを見ながら、其々に休憩・昼食をとりました。

予定通りの時間に、山頂到着!
「平林城要害山主曲輪」の標柱 それぞれに木陰で、楽しい昼食

 今回も、最高齢のT/Kさんから、美味しいお茶をたてて戴き、有難く頂戴しました。
 ご馳走さまでした、いつも有難うございます。

 時々、風もあって快適な時間!  荒川の向こうのあの山は、なに山? 木陰からの下界風景、いい時間です。
遠くに望む雪山は飯豊の山並みか?
水を張られて、光る青田が眩しい! T/Kさんのお点前を、頂きました

 下山は、山頂のすぐ下にあるかっての見張り場だったろう「物見山」へ回り、山頂から北方向の展望を楽しんでから下山です。

 暑くも寒くもなく、快晴!に加えて心地よい風、登った道を快適に下りました。

明るく広がる平野、手前にゴルフ場 山頂からの眺めを惜しみつつ、下山です

 要害山から下山後は、再びバスに乗って臥牛山(村上城址)に向かいます。
 ほぼ予定通りの時間に登城口に到着。ここは山ではないので、ザックを担がず身軽な姿で登ります。
 皆さん、ほぼ全員の方が「何度か登っている」と言われた城址ですが、仲間と登ればまた違った楽しみもあります。

臥牛山(村上城址)の登城口です 緩い斜面の登り易い道、楽しく登ります 木陰を歩くのが、なんとも気持ちいい!

 急斜面に緩くジグザグに設けられた道は大変歩き易く、会話を楽しみながら登りました。
 そして到着の本丸跡から、村上市内の風景や、対岸に望む下渡山や虚空蔵山などの展望を楽しんでから下城しました。
   見事にきれいな石垣、圧倒されます!  天守閣に到着!
 村上市内が手に取るように望めます  学校、神社、役所など美しい街並みです 左に下渡山、右遠方に虚空蔵山が!
  
 最高の山日和に恵まれた今回の山行、やはり「山は晴れ!」に限ります。
 参加の皆さんからも「楽しかったぁ〜」の声が聞かれて、リーダーとしては大変嬉しい山行でした。

(俳句)557・T/Kさん
土塁跡夏草茂る登山口
馬洗ひ場に水芭蕉葉の茂る
首洗ひ場に水はなく夏よもぎ
城跡の野点折々青葉風
下山道きらと紅濃き山つつじ
お城山真白き著筏に迎えられ
遠き日に住みし町並青葉して


(俳句)1699・M/K(じゃすみん)さん
緑陰や両手に軽き抹茶碗
山行のバスの窓より青田風
山頂の曲輪の跡や新樹光
 下山前に山頂での集合写真、皆さんの満足が伝わります