会山行紀行文 2025年
1/8(水)
曇り
旧斎藤家別邸を訪ねる@
参加者 (紀行文) 1866 S/T
No−T1  グレード:E  31名
 担当リーダー 2052 M/T (男性3名・女性28名) (写真) 1866 S/T

≪コースタイム≫
NEXT21(集合場所9:45)…正福寺(10:05)…金井写真館本店(10:20)…北方文化博物館新潟分館(会津八一終焉の地 10:25)…旧斎藤家別邸(10:30-11:10)…イタリア軒(11:20−11:40)…かき忠(昼食)(12:00−13:25)/解散(13:30)

≪紀行文≫
〜〜〜国指定名勝・旧斎藤家別邸〜〜〜
 2025(令和7)年が明けて早々の会山行(トレッキング)が、実施されました。
 参加者が多かったために、8日と9日の二日間に亘っての実施となり、その計画や実施に当たってのリーダーのご苦労や心労は大きかっただろうと思います。

 集合場所は新潟市中央区の「NEXT21・一階ロビー」、遅れる人もなく全員が時間前に集まり、互いに新年の挨拶などを交わして後、リーダーの挨拶や注意事項に次いで、今日の案内をして頂くガイドさん4名の紹介を終え、気温6℃、曇り空ながら寒さを感じることもなく出発です。

「NEXT21]1Fロビーに集合
ガイドさんの紹介と行程の説明を戴く あまり寒さを感じることなくスタート

 4班に分かれて、其々のガイドさんから説明を受けながらの歩きですが、新年とあって皆さんの顔も明るい!
 最初は「浄土真宗・正福寺」、時間の関係で表門前での歴史などについて説明を受け、次は明治初期に創業の「金井写真館本店」ですが、現在は非公開となっているため、外観を眺めるのみだけどその館禄(貫禄)は存在感を放っていて見応えがあります。

浄土真宗「征福寺」、門前でのガイド
降ってないけど、足元は濡れている 「金井写真館本店」時代を感じます
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 歌人・美術史家・書家として知られる「会津八一・終焉の地」である「北方文化博物館新潟分館」前を通って、今日の主題である「国指定名勝・旧斎藤家別邸」に到着です。

会津八一終焉の地 観光案内の看板

 北前船などで財を成したとされる豪商・斎藤家の別荘は近代の新潟を代表する建築物として知られ開放的な和風建築と池泉回遊式庭園が見事に調和しています。
 部屋ごとにガイドさんの説明を頂きながら、落着いた床の間・欄間・掛け軸などを楽しませて頂きました。
 廊下から見る庭園も、広さこそあまり感じないけど品の高さが素晴らしい景観となっています。

旧斎藤家別邸は豪商の館に相応しく、どの部屋も落着いた上品さが溢れていました

垢ぬけた欄間や床間の素晴らしさ
雪の為、庭には出られなかったけど、部屋からの眺めも充分な庭園でした

 旧斎藤家別邸を退出して向かったのは「イタリア軒」、1874(明治7)年に来日したイタリア人「ピエトロ・ミリオーレ」により創業の西洋料理店であり、日本最古のイタリア料理店として人気のレストランです。
 5階ではイタリア軒の歴史や、ピエトロ・ミリオーレの業績などに関する展示品が見学できて大変勉強になりました。

イタリア軒の創業に関する豊富な資料
何度か改築を重ねた様子も分かります 絵画などについて、ガイドさんから説明

 予定通りの行程を終えての昼食は、“福を呼ぶ店”と言われる老舗料理店「かき忠」にて、和風ランチを頂きます。
 大広間で全員揃っての食事会は、少しアルコールも入って大賑わい、楽しい会話が行き交う嬉しい時間でした。
 「今年も元気でたくさんの山を登りましょう」の言葉と共に、元気な三三七拍子で締めくくりとなりました。

歩きを終え「かき忠」の暖簾を潜ります
希望者はアルコールも入って美味しいお膳、楽しい会話で盛り上がりました

 散会して表に出てみれば、先ほどまでは降っていなかった天気が、細かなミゾレと変わっており、「行動中は濡れずに済んだのも、私たちの今年の楽しい山行を表しているね」と話しつつ帰路につきました。
 今年最初の会活動が楽しく無事に終えられたのも、リーダーのご苦労のおかげ様と感謝に堪えません。有難うございました。 (おわり)