| ≪紀行文≫ |
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トンネルを抜けると関東は青空、刷毛で掃いたような筋雲が紅葉の山々にかかっている。
今日は楽山会の集中登山、95歳の私はもちろん最低ランクの「榛名神社コース」だ。
(俳句)毛の国の山々紅葉空青し
バスは一路山へ向かう。ヘアピンカーブが多いがプロのドライバーさんは難なく進む。
(俳句)カーブして紅葉の木々を見下ろせり 榛名富士写して湖(うみ)は小(ち)さき波
そして神社に到着。山に登る五つの班を見送り、神社に向けて12人のEグループも出発。
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折々散る紅葉と道に積む落葉が秋の終わりを告げる。でも、小春日の日差しは温かく半袖姿の若者や子供達も居る。思わず頬がゆるむ。
(俳句)
苔むせる参道長し末枯るる
大岩の雨乞ひ御前草紅葉
本殿に到着。それぞれがお賽銭をあげお参りをする。一部工事中であったが、無事に参拝することが出来た。
本殿から見下ろす紅葉と神殿は神々しく心が引き締まる。神社の神域は広く、1400余年の時を経た今も、五穀豊穣や商売繁盛などお参りに来る人が絶えない。
私たちも古い神社の歴史を知ると共に長い石段を一歩ずつ注意しながら参道を登り、そして降りる。湿った苔の参道はよそ見など出来ない。
やはり神域そのものがなんとなく清らかでおかしがたい。
本殿の裏側の石段をくだり、滝のある広場へ着く滝音と紅葉と青空のコンポレーションは抜群。
リーダーが「ここで野点をしましょう」。持って来た抹茶と道具を広げ仲間達の手伝いを受けて点てる。皆さんが喜んで飲んでくださる。一回飲み終えた後、
オカリナ持参の人の伴奏で「楽山会の歌」など合唱。
記念写真も写し野点を終了する。
(俳句)
滝音に真向う野点紅葉散る
一口の菓子に抹茶に秋惜しむ |
随神問
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みぞぎ橋 |

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五重塔
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双龍門と巨岩 |

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| 野点 |
オカリナ演奏
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随神門から階段30段昇り予約の蕎麦屋さんへ。歩いた後の手打蕎麦と秋野菜の天麩羅の味は抜群、とてもおいしかった。
午後は国の重要文化財である随神門を起点に商店街の参道と天狗山の登山口に別れる。
私は天狗山登山口の方へ。左に祓い川、右に紅葉の雑木林と秋登山の雰囲気を味わう。
(俳句)
秋うらら門前通り人多し
祓い川紅葉を浮かべちろちろと
百余人座して集会草紅葉
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紅葉と滝
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自然歩道 |

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そば屋本坊の野菜天ざる
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天狗山登山口 |
登山組も全員帰り広場で集合。集会は会長の挨拶で近く数人と握手、担当リーダー6人の報告、新入会員の挨拶で終了。帰路につく。
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