会山行紀行文 2025年
1/19(日)
曇り後晴
(わかぶなやま)
若橅山

630m
参加者 2232 S/K
11名
(男性4名・女性7名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
聖籠新発田IC下(7:00)=関川村沼集落・除雪端(8:10-35)…わかぶな高原スキー場入口(9:15)…リフト上部(10:05-15)…電波塔(11:00)…若橅山(11:40-12:25)…電波塔(12:40)…スキー場入口(13:40)…除雪端(13:55-14:10)=聖籠新発田IC下(15:20)
≪紀行文≫
~~~久しぶりのラッセルで、心地良い汗をかきました~~~

 若橅山は、関川村のわかぶな高原スキー場から登った所にあって、標高は630mで弥彦山とほぼ同じ位です。2.5万地形図にスキー場から先に登山道の記載はなく、冬季限定の藪山の様です。スキー場は現在営業しておりません。

 この時期のトレースが無い雪山はラッセルが大変で、参加人数が少ない場合はとても難儀します。
 1/19の日曜日はこの時期にしては珍しく晴れ予報で、どこの山に登ろうか検討している所に、ワカン要員募集のお誘いが入りました。行き先は若橅山で、Kリーダーが今年の1/11に会山行を予定したが、悪天候中止になった山です。
 天気が良い時の雪山は、どこの山も楽しく登れます。山頂からの展望と、今年初めてのラッセルを楽しみに参加させてもらいました。

 7:00に聖籠新発田IC下で待ち合せ、道の駅関川で5名と合流して、総勢11名がわかぶな高原スキー場に向います。除雪は関川村の沼集落の神社の脇で終わっていて、車はここまでしか入れません。スキー場のおよそ1km手前です。準備を整えてワカンを着けて、除雪端から出発。流石に関川村の積雪は多く、1m位もあるでしょうか?歩き始めからラッセルが必要でした。

8:35、関川村沼集落の除雪端からスタート 歩き始めからラッセルです
 
 先輩リーダーのTさんから、どの程度の歩行強度でラッセルするかの歩き方の指導があり、判りやすい例えで、とても参考になりました。
 9:15、スキー場の入口を通過、ゲレンデに入ると風がとても強い状況です。1本目のリフト終点の建物の陰で風を避けて休憩、カロリーを補給します。
 ここからは正面の急斜面の上部に電波塔が見えて、若橅山はそこから稜線を右にたどったピークです。ルートは、正面の急斜面を避けて左のゲレンデから回り込むように電波塔を目指した方が楽なように見えました。
 スキー場のリフト上部から、右のピークが若橅山  ようやく風も収まって、青空が見えてきた

 今日は、ワカン7名とスノーシューが4名の編成となりました。雪に対しての浮力は、ワカンよりもスノーシューが勝っていて、沈まない分だけ雪の抵抗が少なく歩行スピードも少し速いようです。
 もう一点、雪の状態にもよりますがラッセルの時は体重差が大きく影響します。女性との体重差が15㎏程もあると、後ろを歩いていてもワカンが更に沈み込んで難儀をしました。         
 眼下にスキー場と、奥に高坪山塊~朴坂山   11:00 電波塔に到着

 標高を稼ぐと、眼下にスキー場とその奥に高坪山塊、日本海、朴坂山を望むことが出来て、素晴らしい展望です。電波塔から先は稜線でのラッセルで、急斜面があったり、木々に行く手を遮られたり、時には木の周りが大きな落とし穴にもなっていて注意が必要です。

 11:40、登り始めてから約3時間で若橅山山頂に到達。
 山頂からは360度の展望です。南に飯豊連峰を望むことが出来て、頭だけの飯豊本山から朳差岳、その奥に二王子岳、右手の目立つ山は葡萄鼻山です。
 山頂からの飯豊連峰、左奥から飯豊本山~朳差岳~二王子岳~葡萄鼻山
 
 北の方向は、朝日連峰が真っ白で、以東岳~大朝日岳、更に右に祝瓶山を望むことが出来ました。光兎山は朝日連峰の左にあって、その三角の白い頭だけを見せていました。
山頂からの朝日連峰、左奥から以東岳~寒江山~西朝日岳~大朝日岳~祝瓶山

 山座同定を楽しんだ後、山頂から少し降りた所で、風を避けて至福の時間です。のんびりと迄は出来ませんでしたが、それでもコーヒーを頂くことが出来ました。           
 左奥に二王子岳と、右は葡萄鼻山  風を避けながら、至福のひと時です

 12:25、山頂を後にします。午後からは風も止んで、陽だまりの中をのんびりと歩くことが出来ました。
 電波塔と、隣のスキー場ピーク  下りは風も止んで、のんびりと・・・
 まっさらなゲレンデを、自由に歩きました  13:40 スキー場入口に到着

 13:55、除雪端に到着。下りはゆっくり歩いても山頂から1.5時間ほどで降りてきました。

今日の活動時間=5時間21分、歩行距離=7.0km、累積標高差=566m

 累積標高差は弥彦山とほぼ同じ程でしたが、標高差の割には結構疲れました。久しぶりのラッセルで心地いい汗をかきました。楽しい山行をありがとうございました。