会山行紀行文 2025年
12/10(水)-11(木)
晴れ
(くきやま・さんぽうぶんさん)
九鬼山、三方分山

970m  1422m
参加者 (紀行文) 2044 S/H
No-149  グレード:C上  38名
 担当リーダー 2044 S/H (男性7名・女性31名) (写真)2472M/I  2497T/N

≪コースタイム≫
≪12/10≫
新潟駅(6:10)=大月IC=登山口(11:40)…九鬼山(13:30-13:55)…バス待機場所(15:10)=宿(16:40)
≪12/11≫
宿(8:00)=登山口(8:40-9:00)…女坂峠(10:10)…三方分山(11:10)…パノラマ台(13:20-13:45)…駐車場(14:40-15:00)=甲府南IC=新潟駅(20:45)

≪紀行文≫
~~~今年もまた晴れの二日間の富士山を十分楽しんだ~~~

 毎年12月にやっていた冬の富士を見る会山行。今年は九鬼山と三方分山に決めた。三方分山からパノラマ台までは少し長い行程なので、昼食なしで貫通することも事前に参加者に知らせていた。難易度も少し上げて参加者を募集したが、初日にいきなり38名の応募があった。でも宿も了解、中型バスへの変更もできたので、39名の大集団での決行となった。
 翌日からの応募はすべてキャンセル待ちとした。この時期、新潟は毎日雨、それに熊の出没もあり、山に行く機会も減っているだろうと、でもなんとか歩き通して素晴らしい富士山の絶景を見てもらいたいとの計画だった。

≪一日目晴れ≫
 バスは順調に走っていたが鶴ヶ島ジャンクションから圏央道に入ったところから渋滞に巻き込まれ登山口に40分遅れで到着。遅れを戻すため少し早いペースで歩き出した。
 25分ほど歩くとリニアカーの実験線と高速道、そして富士山が見える展望台があるので、それまでは休憩しませんと言っていた。
 いきなりの急登だがみんな遅れないでついてきた。

 その展望台で休憩、その後しばらくやや平らな道を、アカマツ林の中を歩く。そこから山頂までは急登のジグザグ道、つづら折りの道、落ち葉を踏みながらの乾いた道を歩く。しばらく行くと天狗岩、ここにも展望台があるのだが狭くてみんなで行くのは時間がかかる。休憩して希望者だけに行かせた。
 九鬼山登山口(池の山コース)
登り緩やか ビュースポット(富士山、リニア、高速道路) 登り急になる

分岐、新登山道を行く
天狗岳・標識 天狗岳からの展望
.
 そして急登をさらに進むと九鬼山の山頂だ。
広い山頂広場で昼食、秀麗富岳十二景の一つ、山梨百名山でもあるが富士山の景色はイマイチだ。
 林が邪魔して富士山オンリーは見通せない。
九鬼山山頂・昼食、ハーモニーカ演奏を聴く
 九鬼山山頂で集合写真1,2班  .九鬼山山頂で集合写真3,4班

 帰りは同じ道を少し下って杉山新道を降りる。道には落ち葉がいっぱい。その落ち葉が積もって柔らかくなった登山道。急斜面をジグザグに降りると住宅地に出る。落合水路橋という水路の下をくぐって県道に出る。ここに旧道の交差点があり中型バスの出入りができる、事前の計画ではここから30分歩いて道の駅まで行く予定だったが、そこにバスに乗るようにしたので30分の節約ができた。そこからコンビニ、そしてトイレ休憩をとり宿に入ったのでした。

下り
.落合水路橋(今も現役)

 宿はいつも本館だけを使っていたが、内装が新しくなった新館の二階も使って部屋は充分の広さを確保できたのでした。
 お風呂に入って6時40分から夕食。
 こうして一日目が終わったのでした。
お宿の前から
(富士山と山中湖の逆富士と白鳥)
.夕食

≪二日目、晴れ≫
 朝食は7時から。朝6時を過ぎると明るくなった。宿の前、山中湖畔の富士の絶景をみんなで見る。まだ東の空に雲が多く、この日は残念ながら赤富士は見えなかった。でも多くのカメラマンがいる浜辺で毎年恒例の富士鑑賞会、たっぷりと富士を味わった。
 8時にバスは宿を出て精進湖に。

朝食前にお宿前で撮影会
朝食 精進湖から子抱富士を見ながら登山口へ

 バスの駐車場から降りて富士山をバックに集合写真、トイレそして準備、その後歩き出す。車道を約10分、そして住宅地に入る。水路沿いに歩き、民家を抜けると道はやや急になり堰堤を三つ巻いて谷沿いを登っていく。そして笹が目立つようになると女坂峠だ。そこで休憩。ここから稜線歩きが始まる。落ち葉がぎっしり敷き詰めてあるので道に迷いやすい。途中で道を間違えたが、すぐに正規の道に、時間のロスはなかった。やがてブナの木が目立つようになると傾斜が緩み三方分山の山頂は近い。
 山頂からの富士山の姿も美しい。逆光だったので山頂表示版を背に集合写真を撮る。

急登
休憩 阿難坂:1609

登り
ハスキー犬も登ってきました 三方分山山頂から富士山:0649
 三方分山山頂で集合写真1,2班  三方分山山頂で集合写真3,4班

 やがて道は精進山までほぼ平らな道、そこから急激な下り坂、それを下りきると精進峠、
 そこには秘密の展望台もある(歩いて1分)。希望者には行ってもらい峠で休憩タイム、そこから登ったり下ったりで根子峠に、そして最後の登りでパノラマ台の大展望台に着く。
 苦しい登りを我慢して登ってきた者だけが味わえる雄大な富士山が目の前に広がる。時間が早いので大休憩をとった。

激下り 富士山に縁起の良い頭上雲が出現、
でも枝が邪魔、やっとパノラマ台に
ついたら消えてしまった
パノラマ台で休憩
パノラマ台でいろんなポーズの
写真を撮りっこをしました
休憩中に富士山に再び頭上雲が出現
 あとは下るだけ。ルンルンと歩きやすい道を精進湖畔まで進みバスの待つ駐車場に出たのでした。

 今年もまた晴れの二日間だった。富士山を十分楽しんだ。今年の登山はこれで終わり。来年もまた元気でいろいろな山を楽しみましょう。 
 下り

頭上雲が大きくなった
登山口到着時には傘のように成長 駐車場に到着、なんと上九一色村でした