会山行紀行文 2025年
1/6(月)-7(火)
曇り  晴れ
(たかがわやま・りゅうがだけ)
高川山・竜ヶ岳

976m   1471m
参加者 (紀行文) 2070 S/F
No−1 グレード:C 23名
 担当リーダー 2070 S/F (男性4名・女性19名) (写真) 参加者の皆さんご提供
≪コースタイム≫
≪6日≫
新潟駅南口(6:00)=JR初狩駅(10:50)…高川山山頂(12:45-13:15)…稲村神社(14:55)=(宿)民宿「樹海荘」(16:15)
≪7日≫
「樹海荘」(4:25)=本栖湖キャンプ場(4:40-4:45)…竜ヶ岳登山口(4:50)…竜ヶ岳山頂(7:00-7:50)…本栖湖キャンプ場(9:40)=「樹海荘」(9:55-10:50)=精進湖(11:00-11:20)=新倉浅間神社(12:05-13:05)=新潟駅南口(18:10)
≪紀行文≫
〜〜〜今年も感動のダイヤモンド富士に〜〜〜
 今年も素晴らしいダイヤモンド富士を観ることが叶いました。

≪初日≫
 直前まで天気予報はテンクラでC予報、前日で漸くAに変わる不安な気持ちで新潟を出発。

 初日の高川山に近付くとバスの窓にパラパラと雨粒、バス内で雨脚が強くなるようであれば観光に切り替えますとアナウンス。

 しかし、バス下車のJR初狩駅に到着すると、晴れてはいないものの雨は無し。

 駅前広場で登山準備をし、登山開始。
 しばらくは住宅街を歩き、杉林に入っても簡易舗装の道が続きます。

 漸く、簡易トイレが設置された登山口手前でお色直し休憩です。

 少し進むと、登山口で、ジグザグとはいえ結構急な杉林を登ります。
 

 
高川山ルート(クリック拡大)  竜ヶ岳ルート(クリック拡大) 

初狩駅前で準備(後方が高川山)
長い林道を歩きお色直し 登山口からは急登開始

 杉の落ち葉を踏みしめ急坂を登って行きますと、男坂女坂分岐。男坂は更に急になる為女坂を選択。
 概ね緩やかな登山道を登って行き、男坂と合流すると山頂直下の登山道となります。
杉林の急登
男坂女坂分岐(女坂を選択) もう少しで山頂

 一登りで高川山山頂に到着。しかし、残念ながら期待した富士山の展望は叶いませんでした。
 山頂ではやや風もあったので各自風を避けて昼食休憩とした。昼食休憩の終りに集合写真に収まりました。
高川山山頂到着
晴れていれば富士が(前回撮影) 昼食タイム

1班の皆さん
2班の皆さん 3班の皆さんとSLとCL

 今回は縦走なので田野倉駅方面に向かって下山。しかし、この下山路は難路の連続でかなりの慎重さが求められます。
下山開始
いきなりの激下り 殆ど岩下り

 おむすび山分岐を過ぎると、漸く歩き易くなってきます。暗い杉林から突然林道に出ますがが、雨脚が感じられましたので雨着を来て、バスが待つ稲村神社に向かいました。神社には予定通り到着するも、次予定の精進湖に行くか否か迷いました。

おむすび山分岐までがキツイ
後は穏やかな登山道(馬頭観音) 稲村神社に到着
 バスに乗り精進湖に向かうも、どんどん雨脚が強くなり、どっちみち富士の展望も望めそうにないので、精進湖を諦め宿に直行としました。

 予定より早めに宿に到着し、入浴後夕食まで間は部屋で交流を深め、夕食タイムではメンバー全委員で和気あいあいと親睦を深めました。

 因みに、この宿(樹海荘)は料理やお持て成しも良いのに、料金がとても安いです。 
 お疲れ様でした。「乾杯!」

 ≪二日目≫
 深夜まで強い雨脚が聴こえていたが、起きてみると満天の星。
 早朝4:30分に宿を出発し、キャンプ場近くでバスを降り、ヘッデンの灯りを頼りに登山準備。足元をヘッデンで照らし登山開始。
 少し進むと登山口で此処からは幾度も幾度も九十九折りの登山道が続き、そして、登りが緩やかになると第一展望台。
 ヘッデンを消すと暗闇に富士山のシルエットが微かに観えてきます。更に足を進め第二展望台に到着すると富士山のシルエットもクッキリと観えてきました。

ヘッデンを頼りに登山準備
登山口到着 第二展望台付近で漸く富士が

 第二展望からは九十九折りの急登が続きますが、刻々と変化する富士の姿に感動し疲れが感じませんでした。ただ、足元が凍り付き要注意。

刻々と富士のシルエットがくっきりしてきます

 かなり明るくなりヘッデンを消し、暫く登ると広い山頂に到着。
 富士の背景もオレンジ色も混じり、日の出が近付いていることを知らしめてくれる。日の出まで多少時間が有るので富士とは正反対方向にある南アルプスの山並みを観に、影富士が掛かった南アルプスのがとても素晴らしい。
 竜ヶ岳山頂に到着富士のシルエットが美しい  南アルプスの山並みに影富士が

 そして、刻々と変化する富士とその背景に、あちらこちらから歓声、シャッター音。
 寒さを忘れて今か今かと待ち侘びた御来光「ダイヤモンド富士」が少しずつ大きくなり、眩しいほどの輝きを見せてくれました。
 この素晴らしさを初めて体感してから20回以上毎年足を運び、楽山会に入会してからは皆さんにもと計画してきた甲斐があります。
御来光(ダイヤモンド富士)の出る前、それでも逆光。
 ダイヤモンドが大きくなります

 いつまでも山頂に居るわけには行かず下山開始。この頃になると太陽の暖かさがよく分かります。
 下山途中では真っ暗な中登ってきて気付かなかった景色があちらこちらと楽しむことが出来ました。
 そして、無事下山。後は宿に戻って遅い朝食を頂きます。

 すっかり明るくなって下山  本栖湖と南アルプスを  無事戻って来ました

 朝食後帰路につくわけですが、昨日観ることが出来なかった精進湖からの富士はじめ、道の駅なるさわからの富士、最後に新倉浅間神社からの富士を楽しみ帰路につきました。
 宿の戻って朝食後、窓から観た富士 精進湖湖畔からの富士
道の駅なるさわからの富士
新倉浅間神社からの富士(半分が雲)

 この季節の富士展望は殆ど外れることはありませんが、ダイヤモンド富士は毎年色や輝きが異なり、違った楽しみ感動があります。 
 今回も参加された皆さんの日頃の行いが反映された素晴らしいダイヤモンド富士でした。