会山行紀行文 2024年
11/9(土)-10(日)
晴れ
SLばんえつ物語
只見線満喫号

参加者 (紀行文) 1862 Y/I
No−T51  グレード:E  34名
 担当リーダー 2052 M/T (男性7名・女性27名) (写真) 1862 Y/I
≪コースタイム≫
《11/9(土)》晴れ
新津駅(9:20)=磐越西線SL快速/SLばんえつ物語(10:03-13:36/昼食)=会津若松駅(14:50)=東山温泉・東風(15:15)
《11/10(日)》晴れ
宿(8:55)=会津若松駅(9:15)=只見線快速/只見線満喫号(9:59-12:07)=只見駅(12:07-13:27/昼食)=(ジーゼルカー移動)=小出駅(14:40-15:00)=(バス移動)=新潟駅(16:30)
≪紀行文≫
〜〜〜列車に乗って秋の絶景を堪能〜〜〜

 昔懐かしSLの旅、今回のトレッキングは一風変わった試みでした。列車の旅ですから、ほとんど足は使いません。しかし、車窓からは「森と水とロマンの鉄道」磐越西線の四季折々の風光明媚な景色が楽しめるのです。
 2日目の只見線も、秘境を走る列車と言われる通り、心を鷲づかみにされるほどの圧倒的な風景が右に左に現れ、後ろへ後ろへと流れていくのです。まさに渓谷美と晩秋の景色を堪能した2日間でした。
 足は使わなくても沢山の秋の風物詩を得たのですから立派なトレッキングと言えるでしょう。

 SLは何故こんなに郷愁を生むのでしょう。皆さんがどう思うかは様々だと思いますが、自分に振り返ってみると、かなり幼少の頃に立ち返ります。自分の幼少時は佐渡島に住んでいました。勿論、島には線路はありません。SLなぞ言葉さえ知りませんでした。その後、小学生に上がる頃新発田市に移り住みましたが、着いた当日、ボォ-ゥという音が聞こえてきました。あれは何の音だ、機関車の汽笛だと聞かされました。
 翌日、逸る心を抑えながら駅まで見に行きました。びっくり仰天、どでかい怪物がそこに居りました。湯気を吐き、煙を出してその化け物が長い貨車を引き連れて佇んでいたのです。
 今回、郷愁を覚えたのは、姿かたちだけではありません。窓を閉めていてもほんのり感じるスモーキーなにおいと、車窓を流れる煙とスス、何もかにもがレトロなのです。懐かしいのです。

 只見線は、福島県の会津若松駅と新潟県の小出駅を結ぶ全長約135kmの路線ですが、ローカル線の王者と言われています。皮肉った言い方ですが、秘境を走る列車ということなのでしょう。その只見線が、2011年の豪雨災害から11年の時を経て、2年前の2022年10月1日に全線やっと開通しました。
 地域の方はどれほどこの開通を待ち望んでいたことでしょう。採算が合わないことからこんなにも時間がかかってしまったことは容易に想像できます。しかし、只見川沿いの渓谷美をこのままにしておくのは実にもったいないと思います。もっともっと只見線の魅力を知って貰い、大勢の人に乗って貰いたいと思います。

レトロなSL「SLばんえつ物語」−JR東日本HPより ;新津−会津若松−只見の指定席切符
新津駅東口に集合、我々の出発駅は新津駅 「SLばんえつ物語」は1999年の運行開始25周年 昔なつかし駅弁立ち売りのおじさん
社内も昔のまんまレトロ調 お客さん切符を拝見、入銚はハンコでした ;津川駅で17分の停車、機関車整備と石炭補充
車内は混んでなかったけど、ホームに出ると人でいっぱい
 4号車は開放感のあるパノラマ展望室、車内からハガキを出せます  会津若松に到着、みなさんいい顔してる 
今日の泊りは東山温泉、ぬるめのお湯だけど温まった
2日目はいよいよ只見線、只見線は秘境を走る列車です 会津若松駅のホームでは駅員がお見送り、沿線でも皆手を振っていました 只見線は只見川沿いの絶景ビュースポットが続きます
第一只見川橋梁、只見線の有名なビュースポット―10/31撮影 右に左に渓谷美が現れます。窓にくぎ付け 8;紅葉もきれいです
只見線満喫号の終点は只見駅、到着 ;被災から11年となった2022年10月1日に全線で運転が再開 ;只見駅を降りて特注弁当をいただきました。実においしい
快晴の空の下、見事な紅葉です 紅葉真っ盛り、今年一番の紅葉でした ;小出に向けて出発進行!楽しい列車の旅でした