会山行紀行文 2024年
7/18
7/18(木)

晴れ
(はくばせっけい)
白馬雪渓

1400m
参加者 (紀行文) 2070 S/F
No−T32 グレード:D  19名
 担当リーダー 2070 S/F (男性6名・女性13名) (写真) 参加者の皆さん
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=糸魚川IC=猿倉荘(10:00-10:10)…白馬尻小屋(11:55-12:25)…白馬大雪渓散策…白馬尻小屋(13:05-13:10)…猿倉荘(14:25-14:45)=新潟駅南口(18:35)
≪紀行文≫
〜〜〜雪渓は歩けなかったけれど〜〜〜
 白馬大雪渓の涼風を受けてアイゼン散歩を使用と計画しましたが、今年は異常な小雪で夏山シーズン前に雪渓が割れ大きなクレパスが発生し入山禁止となってしまいました。
 関係機関に相談したところ雪渓入口のケルン迄なら入れると聴き実施することにしました。
 当日の天気は数日前から心配な状況でした、この日だけの素晴らし天気に恵まれ登山口の猿倉荘に向かいました。
 途中車窓からとても美しい白馬の山並を観ることが出来歓声が上がりました。

 到着した猿倉荘は本来ならトップシーズンで賑わっている筈なのですが白馬雪渓が使えないためか閑散としていました。
 メンバーの皆さんは登山準備も手際良く時間をおかず出発となりました。

 最初は山荘脇からやや急な登山道を登って行きますと直ぐに広い林道に出ます。
 
歩いたルート(クリック拡大)
 車窓から観る白馬の山並み  猿倉荘の前で準備  広い林道に出ました

 林道に出てしばらく進むと白馬槍への分岐路、先日このルートにある白馬槍温泉が開いたばかりです。
 緩やかな林道を進むと木々の切れ間の向こうに白馬から小蓮華に向かう尾根線が見え隠れしてきます。
白馬槍分岐 白馬から小蓮華の稜線が 広く歩きやすい林道

 更に林道を進むと白馬山頂方向の山並みがハッキリと観えてきます。
 林道には流れが早い沢に掛かった橋などがあり少し慎重さを求められます。
 また、眼下の差には雪解けの水が勢い良く流れ小さな滝状態になっていました。
白馬連山が観えてきました 慎重に渡りましょう 樹林の向こうに小さな滝

 林道の終点からは本悪的な登山となり、岩場や滝の傍の木の橋等負荷の掛かる道が続きます。
 それでも流れてくる爽やかな涼しい風に大雪渓が近付いている事を感じさせてくれます。
 そして目の前が広がると「おつかれさん、ようこそ大雪渓へ」と書かれた大きな岩、白馬尻に到着です。
 此処迄の間、展望も素晴らしかったですが様々な花も良かったです。
登山道わきに勢いよく流れる小さな滝 差ほど急では無いが歩き辛い道 白馬尻に着きました
猿倉から白馬尻迄の間で楽しませてくれた花々の一部

 白馬尻では雪渓や白馬連山を眺めながら昼食休憩としました。流石にこの地点は冷蔵庫の扉を開けたような冷風が流れてきて皆さん上着を一枚羽織っておられました。
雪渓が大きく割れています 雪渓を観ながら昼食休憩(結構肌寒かった)
白馬尻で集合写真

 昼食休憩の後、ケルン迄足を延ばしました。足元に咲くキヌガサソウ、サンカヨウ、ニリンソウ等がとても可憐で美しかったです。
 ケルンに到着すると足元には大きく深く割れたクレパスが広がり、これより先は禁止と書かれなくても歩く事が出来ない事がよく分かります。
 それでも此処からの展望は最高です。
 ケルンの足元には大きく深いクレパスが
もっと先に行きたいな  ケルンで集合写真
白馬尻からケルン迄の間に咲いていた花々の一部

 いつもでも観ていたい景色ですが、計画時間もありますので、後ろ髪を引かれつつの下山開始です。
 下りは登りより慎重にとの基本に則り足を進めました。               
さあ、下山です。 危険な場所は慎重に 白馬が言っています「また来いよ」

 無事猿倉まで戻り一路新潟へ。略定刻に戻ることが出来ました。
 参加されたメンバーの心より感謝致します。