会山行紀行文 2024年
6/29(土)
晴れ
(つがいけしぜんえん)
栂池自然園
・初夏の花々

1829m
参加者 (紀行文) 2136 M/N
(俳句)557T/K 2136M/N
No−T26  グレード:D緩 48名
 担当リーダー 2052 M/T (男性5名・女性43名) (写真) 2131 Y/S
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:20)=糸魚川IC=栂池高原駅(9:40)≒ゴンドラ・ロープウエイ≒自然園駅…栂池自然園・昼食(10:50-11:50) …園内散策(12:00-14:00)…自然園駅≒ゴンドラ・ロープウエイ≒栂池高原駅(15:20)=糸魚川IC=新潟駅南口(18:40)
≪紀行文≫
〜〜〜2時間の散策に感動〜〜〜

 梅雨晴れ間 今日だけ良い天気の予報 朝から快晴のトレッキング日和りになりましたが、ころころ変わる予報にリーダーさんは日を変更しようか悩んだそうです。もう一度 白馬岳と、お花を見たいと期待して……予定通り出発しました。

 小谷村に入ると、リーダーさんが「塩の道」で何十回も山行で歩いたと、懐かしいと話されていました。
 行程の説明と、ゴンドラとロープウェイの乗り方の注意を聞きました。

 ゴンドラ20分、ロープウェイ5分の空中散歩を楽しみ、自然園駅標高1829mに到着(10:30)早めのランチと自由散策を楽しみ。

(俳句T/K)塩の道歩きし日々も遠き夏  ゴンドラの下は白樺青葉して
ゴンドラに乗車 次はロープウエイに乗車 少し早めの昼食
1〜3班の皆さん 4〜5班の皆さん

 12:00からビジターセンターのガイドさん5人と5班に分かれて、「栂池自然園」の看板前から案内開始です。今日は往復2時間の散策で、園内中間地点の楠川(くすかわ)までのコースです。
 自然園の湿原の生い立ちの説明から始まり。白馬岳、乗鞍岳の火山活動の時にうまれた、平坦面の地表ができ長い年月の侵食作用によって、栂池自然園の湿原が生まれたそうです。
新人さん体験さんの紹介 先輩方からも「よろしく〜!」 ガイドさんの紹介

 栂池の地名はオオシラビソを地元ではツガ(栂)と言って湿地(池)が多いところから栂池と言う地名になったそうです。

 水芭蕉は、今年は雪が少なく早く終わったそうでしたが、黄緑色の葉っぱ大きくなって、まれに見られる白苞の2枚の水芭蕉が見られラッキーでした。
 樹木の緑色も色々あり、ナナカマド、オオシラビソ(てっぺんに赤黒い松ぽっくり)白樺、ダテカンバ(白い薄皮は油分が多く良く燃えるので、小谷村の人はお盆の迎え火に白い皮を燃やすそうです。ガイドさん小谷村の人)静寂な雰囲気が素晴らしかったでした。

(俳句T/K)咲き残る春の花々大湿原  わたすげのゆらぎ湿原風わたる  木道の少し斜めに水芭蕉
(俳句M/N)青葉揺る大空高くダテカンバ  栂池に百花繚乱風薫る 
班ごとに分かれて出発 ガイドさんの花の説明 裏年のコバイケイソウの群落

 足元の木道のすぐ下には、高山植物の全て?が咲き誇っていました。 
 白根葵、シナノキンバイ、ベニバナイチゴ、キヌガサソウ、シオガマ、コバイケイソウ、マイズルソウ………書ききれない〜。桜も咲いてました。

(俳句T/K)初めての紅花いちご紅ふかし  雪残る風穴風のつめたくて
(俳句M./N )白根葵右に左に咲き誇り   湿原の風穴の苔きらきらと   梅雨晴れに白馬三山見え隠れ

 歩を進め、雪残る岩の間から苔に覆われた小さな風穴を覗き、天然クーラーの冷気を体験しました。
 この辺りは、笹が覆いしげり他の植物に影響があるのでこれだけは、ビジターセンターの職員が刈り取るそうです。他は全くの大自然だそうです。
(俳句T/K)雪残る風穴風のつめたくて
 ワタスゲ湿原からは、雲が流れて残雪の白馬三山の絶景が見られました。
時折顔を見せる小蓮華山 すごい!キヌガサソウが一杯 雪だるまがお出迎え

 急な階段を下り橋を渡り楠川の分岐に出ました。この川は、小蓮華山からの雪解け水で、やがて姫川から糸魚川へと流れて行くそうです。冷たく清流の河原でひと休み。ここで案内折り返し地点。またワタスゲ湿原、水芭蕉湿原の花花を愛でながら感動の2時間の、散策は名残惜しくも終わりました。
(俳句T/K)巡り終え梅雨晴れの日にただ感謝   栗の花多きゴンドラ旅終わる
楠川で一休み 今は盛りのナナカマドの花 無事帰って来ました

 ビジターセンターの紅葉のモニターとパネルをみて、いつか展望台の最高地点からの白馬大雪渓を見たいと思いました。
 楽しかったトレッキング、ありがとう御座いました。
 リーダーさん、会員のみなさん大変お世話になりました。