≪紀行文≫ |
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〜〜〜1泊2日で久しぶりの美ケ原登山〜〜〜 |
≪8/1≫
松本在住の頃、よく登った美ヶ原にもう一度登ってみたく1泊2日で計画を立てました。比較的楽な百曲がりコースから登り、山本小屋に泊まります。三城いこいの広場の駐車場に車を置いて出発。
駐車場の道路向かいが登山口、塩くれ場まで3.5kmと表示されています。オートキャンプ場脇を抜け、車止め右手の登山道に入って行きます。ここから広小場までは沢沿いの登り、暑い日でしたが標高1500mを超えた林の中は涼しく、沢の音が涼やかで快適で歩が進みます。東屋のある広小場で昼食をとり、いよいよ百曲がりの始まり。急坂ではあるものの、道はジグザグに切られているので歩きやすいです。曲がりが幾つあるのか数えてみたら38曲がりまで数えることができましたが、後で知らべてみると48曲とのことでした。ジグザグを繰り返し、鉄平石の道は歩きにくく、踏むたびにカラカラと音を立てます。 |
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三城いこいの広場駐車場 |
百曲がりコース登山口 |
広小場への標識が出てくる |
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沢の音が涼やかな登山道 |
広小場の東屋で昼食 |
カラカラと音のする鉄平石の登山道 |
樹林帯を抜けアルプス展望コースと塩くれ場の分岐に到着。アルプス展望コースで王ヶ頭へ向かいます。八ケ岳、南アルプス、御岳山と素晴らしい眺めが続き、お花がとても多いです。ハクサンフウロウ、マツムシソウ、コウリンカやキオンの群生、たくさんの花に出会うことができました。最後の急登を登り、王ヶ頭にある美ヶ原の山頂に到着。写真を撮り、山本小屋へは牧場コースを歩きました。広大な草原にのんびりと草を食む牛、絵のような風景には格別なものがあります。美しの塔には「登りついて不意にひらけた眼前の風景に
しばし世界の天井が抜けたかと思う・・・」と尾崎喜八の詩が刻まれています。「本当にそうだよなぁ!」と実感、塔の鐘を鳴らして山本小屋に向かいました。 |
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アルプス展望コースの分岐 |
コウリンカの群生 |
烏帽子岩のケルン |
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キオンの群生 |
王ヶ頭への最後の登り |
美ケ原の三等三角点 |
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王ヶ頭の標柱石 |
美ヶ原の標識 |
9ノンビリ草を食む放牧の牛 |
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喜八の詩のある美しの塔 |
山本小屋の創設者 |
宿泊した山本小屋 |
≪8/2≫
6時から王ヶ鼻へのバスツアーに参加。王ヶ鼻まで200mの往復、小屋のご主人から貴重な話をたくさん聞かせていただきました。フウロウの花は風露と書き、お天気が下り坂になると花びらを閉じてくるので天気予報になること、ノアザミの根は食用のヤマゴボウであること、サルオガセは空気のきれいな所でないと育たず、南極にもあり太郎と次郎が生き残ったのはこれを食べていたからのこと、標高2500m以下で咲くナデシコはエゾカワラナデシコになり、別名大和撫子になるなど興味深い話でした。王ヶ鼻は板状節理(鉄平石)の岩の上、正面には御岳山が良く見え御岳信仰の石仏が祀ってあります。少し岩場を下り、岩場のイワシャジンとダイモンジソウを見ることができました。小屋に戻り朝食を食べ出発。帰路は塩くれ場から往路を下りました。足腰が弱くなっても、行程をゆっくりとることで美ヶ原に登ることができました。そして久しぶりに2000mでの宿泊を楽しむことができました。 |
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サルオガセの説明 |
南アルプスの山々 |
富士山も見えます |
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王ヶ鼻の説明板 |
美ケ原は板状節理(鉄平石)の山 |
御岳山に向いた石仏 |
≪出会った花々≫ |
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コオニユリ |
ウツボグサ |
オオウバユリの蕾 |
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オトギリソウ |
ホタルブクロ |
エゾカワラナデシコ |
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ミヤマシャジン |
根はヤマゴボウのノアザミ |
イワシャジン |
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ウスユキソウ |
天気予報士のハクサンフウロウ |
ヤマトラノオ |
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キバナノヤマオダマキ |
チダケサシ |
1ミヤマトウキ? |
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クサボタン |
マツムシソウ |
ホソバノキリンソウ |
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アヤメ |
オンタデ |
シャジクソウ |
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