会山行紀行文 2024年
7/12(金)-17(水)
快晴
(しょかんべつだけ・ようていざん)
暑寒別岳・後方羊蹄山他
参加者 (紀行文)
下記本文に記載
5名
(男性3名・女性2名) (写真) 2084 S/S
≪コースタイム≫
 下記本文に記載
≪紀行文≫
〜〜〜後方羊蹄山や暑寒別岳等五座を歩きました〜〜〜

≪7月12〜13日≫
新潟港(12:00)〜小樽港(4:30)=五色温泉登山口(8:00-11)…ニセコアンヌプリ山頂(10:08-10:34)…五色温泉登山口(11:30-12:20)=イワオヌプリ登山口(12:21)…イワオヌプリ(硫黄岳)(13:46)…東鋒…北鋒…チセヌプリ分岐…登山口(16:47)=昆布温泉 投宿(17:30)

≪ニセコアンヌプリ(1308m) 300名山≫
 距離;12Km・登り972m・下り978m(二山トータル)

≪紀行文 1927 K・Y ≫
 小樽港に入港して、朝日にむかえられて、北海道の道を走ります。
 ニセコ到着8時。アンヌプリ登山口では、山頂が見え、気持ちもたかぶります。
 山頂ではニッコウキスゲにむかえられ展望を楽しみました。
 下山してキャンプ場で昼食をすませました。
 五色温泉登山口  アンヌプリの花
 アンヌプリの花   山頂手前 アンヌプリの花 
 アンヌプリの花   イワオヌプリを望む 
≪イワオヌプリ(1116m)≫
≪紀行文 2339 T・C ≫
 イワオヌプリはニセコアンヌプリの真横にあって、ニセコアンヌプリを登っている時にずっと横に見ながら歩いた山です。
 アンヌプリが終わったら、 午後から登りたいとみんなで言い合って、早めに下山したので、本日二座目のイワオヌプリに登ることになり、皆大喜び。いそいそと向かい側の登山口に向かいました。アンヌプリから見えた火山灰地の白い屋に心が躍ります。
 山名はアイヌ語のイワウ・ヌプリ(硫黄山)からきていて、白い火山灰地の中に時折小さい黄色の硫黄のつぶがまじっていました。
 登っている時にも、ふと硫黄の温泉のにおいがして、面白かったです。
 かつて、硫黄の鉱山があったそうです。はじめに急坂を登り、なだらかな灌木帯を進みハイマツ帯を抜けると、今までの緑の山麓とは一変して
火山の礫地の荒涼とした独特の景色が広がります。
 あまりの変わりぷりに、まるで別世界に行ったようです。ニセコアンヌプリよりもこっちの方がずっといい、来てみてよかったと、皆が感動していました。
 白い道を進むとクレーター状の山頂部があり、その中を歩いたり奥の大岩のごろごろしている上を渡って歩いたりと存分に楽しみました。 
イワオヌプリ山頂 
 大沼を望む  日本海を望む 標高1000mなのに3000m並みの風景
 ≪7月14日≫
昆布温泉(8:00)=比羅夫登山口(8:30-44)…後方羊蹄山(14:35-45)…比羅夫登山口(18:18)=昆布温泉(18:14) 投宿

≪後方羊蹄山(1898m) 100名山≫
 距離;11.7Km・登り1576m・下り1568m
≪紀行文 2084 S・S≫
 後方羊蹄山(しりべしやま)=羊蹄山(ようていざん)=蝦夷富士(えぞふじ)
 半月湖駐車場は満杯で止む無く路駐で出発、緩やかの山道を珍しいお花を愛でながら登り、9合目で稜線に出る。
 荒涼とした稜線を急ぎ足で山頂到着、記念撮影もそこそこに急いで下山。

 下りは早い、目的はギンギンに冷やした西瓜。
 毎回は下山後のお楽しみにクーラーボックスに5個と氷をギッシリ詰めて来た。
 昔は新潟から西瓜列車が北海道まで運んでいたが今は逆らしい?
 ひらふ登山口 後方羊蹄山の花
 アンヌプリを望む 後方羊蹄山の花
 後方羊蹄山の花  後方羊蹄山頂付近
後方羊蹄山頂付近
 後方羊蹄山頂付近  後方羊蹄山頂 風穴
≪7月15日≫
昆布温泉(3:00)=暑寒荘登山口(7:00-38)…暑寒別岳(13:01-29)…暑寒荘登山口(17:00)=岩尾温泉(18:00)投宿

≪暑寒別岳(1491m) 200名山≫
距離;16.4Km・登り1276m・下り1264m
≪紀行文 2461 T・T ≫
 4日目晴れ、海岸線の国道231号暑寒別橋から見た暑寒別岳山頂は山の遥か向こう、あまりに遠く高く本当にあんな所に登れるのだろうかと不安に思うほどでした。
 当日の朝は2:00起床、3:00にホテルを出発、小樽すき屋で朝食、駐車場の暑寒荘には本土ナンバーを含め、すでに7台ほどの車がありました。
 暑寒荘を出発後2時間ほどのところ、登山道の真ん中にヒグマの「巨大うんこ」 発見。ツキノワグマの4〜5倍はあり各自持参の笛を鳴らしながら前に進みました。
 5合目を過ぎ滝見台に到着。上部に設計を残しポショカンベツ川の深い谷に流れ落ちる幾つもの滝が見えました。振り返ると山深い増毛山地とその遠くに日本海見え、これから行く稜線にはまだ幾つもの山が重なり合ってその先の山頂は見えません。 しかしここからが本番。標高差がある急登のロープとガレ場の連続です。
 終盤ハイマツ帯を抜けるとそこは、どこまでも続く色とりどり一面のお花畑でした。
 花に囲まれた登山道で写真を撮ったり、歓声をあげながらどんどん進むとついに山頂。
 360°の絶景で正面にひと際高く浜益岳、郡別岳がそびえ立ち、下には雨竜沼湿原の見えました。お昼を食べ十分景色を楽しんで後下山。
   下りは猛スピードで飛ばし、予定より早く暑寒荘駐車場につきましたが、待ち構えていたブヨの大群に襲われ逃げるように暑寒荘を後にしました。 (但し、西瓜はシッカリと戴きました。)

 海岸の高台に建つオーシャンビューの宿では豪華な海鮮バーベキューパーティーで、海に沈む真赤な太陽を見ながらおおいに盛り上がりました。  
暑寒別岳登山口  
 八合目屏風岩  九合目分岐 暑寒別岳山頂
暑寒別岳の花 
 暑寒別岳の花 
 暑寒別岳の花 
 
 暑寒別岳の花  宿からウニ取り船を眺める 
  ≪7月16日〜17日≫
岩尾温泉(8:00)=黄金山登山口(9:00)…黄金山(11:00-15)…黄金山登山口(12:30-13:00)=途中昼食=小樽港(16:00-17:00)〜新潟港(9:15)
≪黄金山(こがね山)(739m) ≫
距離;3.6Km・登り541m・下り543m
≪紀行文 2285 K・H ≫
 黄金山は、増毛山地に位置しR451号線から際立って突出して見える富士山を細く縦長にしたような美しい形の山容。
 名前の由来は沖を行く船の安全の為、山頂で火を起こし煙が立ち上り「こがねいろ」をしていた事から付いたらしい。
 当初は南暑寒荘から雨竜沼湿原で散策の予定だったが、乗船時間の都合上変更した。
 9時出発、登山口から広いなだらかな道を40分で旧道と新道の分岐に出る。水場あり。
 旧道→山頂→新道のルート。黒っぽい大きなマイマイがいた。
 標高500m頃から急峻な岩場とロープの連続。途中新道との分岐あり。
 漸く遮るものも無くなり岩峰に出た断崖絶壁、山頂と思いきや偽ピークだった。
   がっかり!まだ先に緑に覆われた岩峰が見える。11時登頂。標識と三角点あり。
 皆で写真を撮りまくり360度のパノラマを満喫。最高のロケーション。
 昨日登った暑寒別岳を何となく確認して下山11時15分。
 偽ピークのあたりで枕状溶岩と柱状節理が見られた。指導からの下山は岩場が短く感じた。
 更にロープで一気に下り時間短縮。12時15分登山口着。
 標高が低い割にスリリングな山、短時間でこの高度感が味わえる満足感。さいこうの山行でした。
 リーダー初め皆さんお世話になりました。新しい山旅をありがとうございました。
 黄金山登山口
黄金山登山口 最初は緩やかな登山道 奥が黄金山頂

≪追記;2084 S・S≫
 以前、利尻・礼文から小樽に向かう帰り道で海岸線を走りながら見えた山、緩やかな稜線でBCにも良さそうな山容姿、後で調べたら「暑寒別岳」であった。
 予定していた白馬岳から叔母谷温泉への会山行がトロッコ電車の不通の為に中止となってのでこの時とばかり、今回の山行となった。
 ネットで調べたら、クマバスターのレンタルがあったので借りてみたが、
 何となく安心感があり重宝した。空輸ができないので道内のコンビニで受け取り・返却するシステムです。参考に記しました。