会山行紀行文 2024年
10/5(土)
曇り時々晴れ
(りゅうもんざん)
竜門山(朝日連峰)

1688m
参加者 (紀行文) 2461 T/T
No−109  グレード:B  16名
 担当リーダー 2186 K/K (男性6名・女性10名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
新潟駅(4:00)=聖籠新発田IC下(4:30)=日暮沢小屋(8:25)…清太岩山(10:45)…ユーフン山(11:30)…稜線分岐(12:15)…竜門山(12:20-13:00)…稜線分岐(13:05)…ユーフン山(13:55)…清太岩山(14:20)…日暮沢小屋(16:20-35)=聖籠新発田IC下(20:00)=新潟駅(20:30)
≪紀行文≫
〜〜〜素晴らしい紅葉に浸りながらの尾根歩きでした〜〜〜

 竜門山は以東岳から大朝日岳に続く稜線上にあります。穏やかな朝日連峰の山々が全て見渡せる場所に位置し、朝日連峰の雄大さが実感でき、大パノラマが広がると言う表現に相応しい山でした。
 このルートはNHKの日本百名山の「秋真っ盛り長大な稜線を染めあげる錦の絶景」で取り上げられていて、今回Kリーダーの山行に参加出来てとても幸せでした。

 新潟をまだ暗い4時に出発。当日の山形の天気予報は一日中晴れマークが続いていましたが、中条あたりから雨が降り始め、村上あたりで更に強くなり「これはマズいな〜」と思いました。しかし、鶴岡まで来ると青空も見え「ヨッシャー!」と気合が入ります。

 山奥の登山口にある日暮沢小屋に着くと大駐車場、小駐車場とも満車状態でびっくり、その多くは県外ナンバーでした。
 登山道は登り始めからいきなりの急登の連続で木の根に掴みながら登ります。
日暮沢小屋で、登山準備 登山道の入口、標高620m いきなりの急登で始まります

 ゴロビツの水場で休憩、この辺りは登山道に染み出た水でぐちゃぐちゃ、つるつる。
ゴロビツ水場で休憩 秋の雰囲気、何の実ですか? リンドウも咲いていました

 ゴロビツから一時間ぐらいで清太岩山(清太という漁師の名前から)に着くと一気に展望が開け、朝日連峰の主稜線まで見渡せます。
 ここから竜門山までピークを一つづつ越え、標高が上がるにつれ紅葉がどんどん鮮やかになります。
ようやく清太岩山(右)が見えてきた 10:45、清太岩山(1465m)到着 ユーフン山(左)に向って一旦下り

 紅葉の赤と笹の緑に針葉樹も加わり、遠くの荒らしく険しい岩場の斜面の白色とマッチし錦繍の絶景が目の前に広がります。
 次のユウフン山(熊の糞の山)には木彫りの手形の標識があり、そこから分岐まで滑りやすい花崗岩の急登を登り詰めます。
ユーフン山までもう少し 右奥の主稜線に竜門小屋を確認 11:30、ユーフン山に到着
ユーフン山からの竜門山、素晴らしい眺めです 右奥に以東岳が見えていますが、上部は雲の中です
竜門山への登り、斜面が絨毯の様です 寒江山へ続く主稜線、山肌がきれい!

 竜門山山頂は分岐から大朝日岳方向へ100m程行った所に在り山頂を示す標識は何も無くただの通過点でした。
 ここで記念撮影。
12:20、竜門山山頂着、満足感いっぱい! こちらは、稜線分岐での集合写真

 昼食は分岐下の広い草原で頂きSLさんに山座同定をしてもらいました。
 大朝日の山頂はガスの中で見えませんでしたが西朝日岳、北方面に以東岳、寒江山、村上三面に続く稜線には相模山、大上戸山、直ぐ近くに裏から見た鷲ヶ巣山、遠くに葡萄山塊と村上平野、日本海、素晴らし山々でした。
この景色を眺めながら至福の時間、竜門山から寒江山へと続く主稜線、左は相模山と大上戸山
 景色を楽しみながら、お昼を頂きました ユーフン山に続く下山路

 下山時には下からどんどん登ってくる幾つものパーティーに出逢いました。その全てが竜門小屋迫との事、改めてこのコースの人気ぶりが伺えます。
 下山途中の清太岩山では北方に山頂が雲に隠れた山月と障子ヶ岳、天狗角力山が良く見えました。 
 朝日連峰の紅葉に、後ろ髪をひかれます 清太岩山からの障子ヶ岳(中央)と天狗角力取山

 下山はあっという間で、朝予定時間より少し遅れてのスタートでしたが、日暮沢小屋到着時間は予定ぴったりでした。
 紅葉の素晴らしい日に竜門山を企画して頂きましたCLさんには感謝の気持ちで一杯です。
 またSLさん、会計さん、メンバーの皆様大変ありがとうございました。
 新発田の駐車場につき夜空を見上げると満天の星空、心に残る楽しい一日でした。

今日の活動時間=8時間00分、歩行距離=12.0km、累積標高差=1333m