≪紀行文≫ |
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~~~とても味わい深い旅でした~~~ |
今回は、
1日目9/27に大佐渡にある新潟大学演習林の原生林と杉巨木群ツアー
(1日16人までの入山規制と専門ガイド同行が必須の有料エコーツアー)、
2日目9/28に小佐渡の世阿弥道と小倉千枚田と長谷寺、両津のカトリック佐渡教会と正覚寺を訪ねました。 |
≪9/27(金)晴天≫
5:20佐渡汽船新潟港に9名が集合し、カーフェリーで6:00出航、船の中で登山準備を済ませ8:30両津港着、さっそくガイドのIさんが出迎えてくれて、宿の車2台に分乗し出発。狭い林道の約300m地点で下車し、9:20登山開始です。
栗が沢山落ちている沢を進み、ハシゴを降り、急登を登り、分岐で大日如来様にお参り、さらに急坂を登ると、お地蔵様が迎えてくれて、やっと12:00新大管理道路の海が見える見晴らしの良い所に出ました。
途中、ガイドのIさんから、沢山のお話・説明がありました。この道の一部は、行商の為の「山越え道」という生活道路だったとのこと、昔の人の逞しさに驚きました。また植物が少ない所がたくさんあり、それはアテビ(アスナロ)が科学物質を分布して他の植物の成長を阻害しているからだそうです(アレロパシー効果)。植物も、厳しい自然の中、生残をかけて頑張っているんだと感心しました。 |
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ハシゴ降り |
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巨木「関越えの仁王杉」を見ながら、お昼をいただきました。この杉の樹齢・立派さもさることながら、新大の教授は、幹に絡むツルアジサイも樹齢数百年以上と感心されたとか。
食後、いよいよ天然杉の巨木ツアーです。
どこからが幹?どこからが根?どっちに伸びているの?とてもとても不思議な「連結杉」、「火炎杉」、変形なく真っ直に伸びていて風格を感じさせる「大王杉」この木だけ近づかないようロープが張られてました。
「下の部分が象に見える杉」「片側のみに枝がある杉」「蛸杉」「金剛杉」「鬼杉」「いったん土に入り、また地上にでた杉」「関の大杉」等々、幕府直轄→皇室の御料林→県有林→大学演習林という特殊な歴史と厳しい大自然の中で勇ましく成長した不思議な形の杉巨木のオンパレードでした。
最後に「関の大滝」を見学してツアーは終了し、お宿にいき、お風呂と美味しい夕食をいただきました。 |
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.昼食 |
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連結杉 |
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関超えの仁王杉 |
仁王杉のツルアジサイ |
連結杉と私達:大きさ比較 |
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火炎杉 |
大王杉 |
下部分が象の杉 |
.枝が片側のみの杉 |
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蛸杉 |
金剛杉 |
鬼杉 |
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.いったん土に入り、また地上に出た杉 |
関の大杉 |
.関の大滝 |
≪出会った秋≫
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ツリバナ実 |
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.ミヤマトリカブト |
トウチバニンジン実 |
ハナワラビ |
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.ウメバチソウ |
エチゴトラノオ |
オオウバユリ実 |
ツチアケビ実 |
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≪9/28(土)晴天≫
美味しいおかずがたくさんの朝食後、8:00宿発、「世阿弥の道」終点の小佐渡の平泉寺へ。当初予定は始点の多田からでしたが、昨日の疲れ具合で、下りが多い終点からになりました。途中、1号車はトキを見ましたが、2号車はわかりませんでした。気持ちの良い木漏れ日の中を、世阿弥に想いをよせ、キノコについてCLに教えてもらいながら約2時間歩きました。
「小倉千枚田」に移動。ここは、急峻な棚田。相川金銀山開発の人口急増による食力確保の為に開発、今はオーナー制度とボランティア活動で維持されています。段々田の収穫前の稲穂をみて昼食。 |
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世阿弥道・説明 |
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.世阿弥道・途中 |
.左から女神山、男神山、東境山 |
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世阿弥も立ち寄った「長谷寺」、1200年の歴史ある古刹を見学。
その後、両津へ移動。途中、朝トキが見れなかった2号車のため、ガイドさんがトキがいそうな道を選択してくれて、2号車もトキが見れました。
両津では、「カトリック佐渡教会」見学。工事中でしたが、内部も見せてくれました。
「正覚寺」見学。良寛様の木像がありました。
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長谷寺・兎観音 |
長谷寺・三本杉 |
長谷寺・五智堂 |
長谷寺・五輪塔 |
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長谷寺うさぎ観音 |
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カトリック佐渡教会・外観と内部 |
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正覚寺 |
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.正覚寺・良寛様木像 |
夕暮れの佐渡:カーフェリーより |
佐渡汽船両津港で、ガイドのIさんとお宿の方とお別れし、買物して、16:05発のカーフェリーに乗りました。船内では、Tさんが正覚寺見学前にゲットしてくれた田中屋の栃餅を分けてもらいました。柔らかくて美味しかったです。
名残惜しい宝の佐渡から新潟港に18:35到着し、旅を終えました。
ピークを目指す登山と違い、また違った山行で、これはこれでとても味わい深い旅でした。また、別ルート・別目的(能見学等)で佐度を訪れてみたいと思いました。
天気・行程等いろいろご心配・お気遣いしてくださったCL、SL、班長、会計、ご一緒してくださった皆さん、ガイドのIさん、お宿の皆さん、大変お世話になりました、有難うございました。
以上 |
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