会山行紀行文 2024年
8/19(月)-20(火)
天候下記記載
(やけだけ・のりくらだけ)
焼岳・乗鞍高

2444m  3025m
参加者 (紀行文) 2070 S/F
No−90 グレード:C上  34名
 担当リーダー 2070 S./F (男性8名・女性26名) (写真) 2070 S/F 他
≪コースタイム≫
≪8/19 晴れ時々曇り≫
新潟(5:00)=新中ノ湯登山口(9:55-10:05)…旧道分岐路(11:50-12:15)…焼岳山頂(13:40-14:10)…往路…登山口(17:00)=宿(18:00)
≪8/20 曇り時々小雨≫
宿(8:00)=畳平(8:45)…乗鞍岳山頂(10:30-11:00)…富士見岳(12:15)…畳平(12:40-13:50)=新潟(19:10)
≪紀行文≫
〜〜〜きつかったけれど思い出深い山旅だった〜〜〜
≪一日目:焼岳≫
 泊り山行の場合前日天候良しとは行かず、今回も実施日が近付くと天気予報を診ながらやきもき。もし初日の天気が悪ければ焼岳を二日目に実施かもとも考えていた。 
 又、焼岳は活火山で噴火レベル1となっている為万が一を考えヘルメット装備となった。

 新潟を予定通り出発し長〜いバス旅を経て、登山口に安房峠下の新中の湯温泉登山口に到着。(此処迄の旧道は大型バスはかなり厳しい)。

 登山口は既に満車状態、何とかバスを止め、皆さんは手際よく登山準備。

 直ぐ傍の登山口から登山開始。しばらくは斜度はあるものの歩きやすい道。
 焼岳のルート(クリック拡大)
安房峠下の新中ノ湯温泉登山口と傍の駐車場 しばらくは歩きやすい登り

 やがて道は少し荒れ、傾斜が厳しくなりとても歩き辛くなってくる。
 かなり息遣いも荒くなるころ前方の木々の間から焼岳南峰(入山禁止)が観えてきて来ると傾斜が少し緩みやがて広場に到着。此処は既に廃道になっている旧道との出合い場所。此処で昼食とした(噴火レべり1の為、山頂での長居はしないで欲しいとの注意があった為)
厳しい登りの樹林帯 焼岳南峰が観えてくると道が穏やかに 旧道出合で昼食休憩

 昼食後、少し進むと展望が開けた下掘沢出合に、振り返ると霞沢岳の山並みが観えた。
 出合を過ぎると足元は歩き辛いガレ場となり大きな木は全く無くなった。
下堀沢出合(後方は霞沢岳) 樹林帯を抜け山頂直下のガレ場に 厳しいガレ場もニッコリ元気よく

 ガレ場を踏ん張り高度を稼ぐと、これから登る山頂(北峰)がどんどん近付いて来る。そして噴煙も数か所観えてきて活火山を強く認識させられる。噴煙の脇を通り山頂の真下を巻くように登る。(硫黄の匂いもキツイ)
山頂(北峰)が近付いて着ます 山頂に立つ人が観えてきました 正に山頂直下「もう少しだよ!」

 山頂を反時計回りに巻いて登ると山頂に到着。(山頂付近の岩は暖かくやや不気味)。
 早く到着しメンバから夫々山頂を楽しみ、全員が登ったところで集合写真に収まった。
 ただ、山頂付近はガスが立ち込め期待した大展望は望めなかった。瞬間ガスが切れ、運のいい人は穂高連峰や眼下の上高地などを望むことが出来た。
焼岳山頂 夫々山頂を楽しむ 山頂から観る火口湖
1班と2班の皆さん(後方は穂高の山並み) 3班、4班、5班の皆さん

 短い山頂での滞在を終え下山開始。厳しく登って来た岩場は下りはそれを上回る危険地帯となる。それでも遠くに穂高や笠ヶ岳が望め思いで深い山頂を後にした。しかし、この後バスが待つ登山口はとても長く感じたと参加者の感想。
厳しい登り=危険な下り 穂高や上高地が観え 遠く笠ヶ岳も観えました

≪焼岳で出逢えた花々≫
     

 無事下山するも予定よりかなり遅れ、宿にその旨を連絡。
 当然ながら宿到着も遅れ慌ただしい温泉入浴と夕食となった。
 宿は人数の関係で本来のアルプホルンとグリーベルに分宿した。

≪二日目:乗鞍岳≫
 早朝、宿の庭から見上げると乗鞍岳山頂に陽が当たり赤く染まっていたので、天気は大丈夫かなと思いきやものの30分もしない内に山頂が厚い雲に覆われてしまった。やはり天気予報通りかな。 
 宿の美味しい朝食を頂き、バスに乗り登山口の畳平に向かった。
 到着した畳平はやはり完全に雲の中。それでも雨よりマシかと気持ちを切り替え、濃霧の中を歩き始めた。景色は観えないが足元には沢山のコマクサで大歓声、そして写真タイムで足が進まない。
 少し先に進むと急に霧が何処かに消え青空に。
 このままであって欲しい。
乗鞍岳のルート(クリック拡大)
濃い霧に包まれた畳平で準備 濃い霧の中出発 突然こんな空模様も(畳平駐車場)

 更に足を進めると不消ヶ池、立ち入り禁止区域なので花が沢山ありそう。
 更に進むと前方に山頂がくっきりと観え、今日は大丈夫と思った……が、、肩の小屋付近に来るとまた濃い霧が覆い始めた。
不消ヶ池 山頂が一瞬観えました 肩の小屋

 全く周辺が望めない中、厳しいガレ場の登りが続き、登りきると権現池が足元に観え、そして先を見上げると山頂の鳥居がハッキリと観えた。
濃霧の中、厳しいガレ場を登る 権現池 山頂の鳥居が観える

 その喜びも一瞬で消え、又濃霧の中の急登がお出迎え。それでも山頂は近いのでひと踏ん張り。
 山頂に到着すると狭い山頂は我が楽山会で埋め尽くされた感じが否めない。
 山頂ではお参りと記念写真をとり、少しの休憩で下山開始。
山頂まで後僅か 大混雑の山頂 順番に記念写真
1班と2班の皆さん 3班・4班・5班の皆さん

 下山の途中から少しより道をして、富士見岳へ。この山も展望が良いのだが、今日は富士山どころか何も見えない、そして雨が降ってきたの直ぐ下山。でも下山路もコマクサが一杯咲いていた。
富士見岳に回る 富士山どころか何も見えない登山道と山頂

 全員無事下山した後、バスステーションのレストランなどで昼食を済ませ一路新潟に戻った。
 二日間とも満足いく天気ではなかったが、素晴らしい思い出深い山旅が出来たと思う。

≪乗鞍岳で出逢えた花々≫