会山行紀行文 2024年
7/25(木)
曇り
(やひこやまたいまつ)
弥彦山松明登山

634m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
No−81 グレード:C-D  7名
 担当リーダー 2232S/K (男性4名・女性3名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
弥彦駅(14:00)…弥彦神社(14:20)…九合目・レストハウス(16:10-40)…弥彦山頂・奥の院(16:50-17:25)
…五合目(18:00)…登山口(18:40-19:10)…弥彦神社(19:15-50)…(市中行進)…弥彦駅(20:10-25)
≪紀行文≫
〜〜〜朝に豪雨がありましたが、山登りと祭を楽しみました〜〜〜

 弥彦山松明登山の当日の朝は、雷を伴う豪雨で始まりました。下越、山形、秋田、特に酒田市や遊佐町辺りの降雨が激しく、大雨特別警報も発令された様です。
 松明登山の参加者からも、新潟駅前は冠水、越後線、信越線が不通との事で、参加できない旨の連絡が入る。弥彦観光協会に確認するが、まだ実施可否を判断できる状況にはありませんでした。昼前に県山協ルートで、たいまつ登山祭は予定通り実施、但しスカイラインが不通で松明を山頂まで運び上げることが出来ないので、山頂から登山口までの松明はなし、との連絡です。
 天気予報は良い方に変わってきましたが、それでも雨の心配をしながら、集合場所の弥彦駅に向かいました。

 毎年7/25は、日本三大燈籠まつりの一つとして、弥彦燈籠まつりが行われます。これに新潟県山岳協会が協賛して、昭和29年から「弥彦山たいまつ登山祭」が行われ、今年で69回目となります。
 今年は特別に、アジア山岳連盟創立30周年記念事業「国際山岳平和祭」の一つとして、およそ海外15か国70名、国内100名程の岳人が、登山口から駅前までのたいまつ行進に参加される予定です。

 当初は13名の参加予定でしたが、弥彦駅に集合できたのは7名です。少しさみしいですが、電車が不通ではやむを得ない状況です。
 弥彦駅を予定の14時に出発。駅前から参宮通りを歩き弥彦神社に向います。所々に古い建物があったり、新しいカフェがあったり、明訓高校発祥の地、もありました。一度ゆっくりと歩いてみるのも良さそうです。
弥彦燈籠まつりは、毎年7月25日 地元氏子の燈籠の様です(神社境内にて)

 神社境内では、神楽の奉納などの行事も行われていました。
 参拝を済ませ、登山道に向います。登山口では、既に松明の準備が整っておりました。
本殿前では神楽の奉納 表参道登山口、松明はすでにスタンバイ

 弥彦山の表参道を登るのは、昨年の松明登山の時以来、1年ぶりです。今日は雨上がりで蒸し暑く、沢山の汗を絞られました。時折吹く風が気持ちいいです。
表参道の途中に咲いていました ヤマユリは終盤の様です

 16:10、九合目のレストハウスに到着。既にアジアの岳人の皆さんが到着されていて、様々な国のことばが飛び交っていました。海からの涼しい風を受けながら、軽く腹ごしらえ。多宝山に多少の雲はかかっていますが、西の空は明るく、雨の心配は無いようです。
レストハウスから田ノ浦方面、雨は大丈夫?  多宝山には雲がかかっています
とてもきれいに咲いていました 奥の院では新潟県登山祭・玉串奉奠が行われました

 14:30から大平園地で高頭祭、17:00から御神廟前で新潟県登山祭が行われます。新潟楽山会を代表して、玉串奉奠をさせて頂きました。
今年のたいまつ登山祭の参加者です 登山祭の後、集合写真を撮ってもらいました

 昨年は登山祭の後に山頂行事として講演会等がありましたが、今年は講演は行われず、県山協・会長他の挨拶と弥彦山岳会・会長の松明登山の進め方の説明がありました。
 17:25,少し早いですが下山開始、例年なら松明を持っての下山となりますが、今年は松明はありません。
 18:40、登山口着。時間調整と行進の準備にかかります。今年は楽山会から、鼓笛隊のすぐ後に歩く燈籠持ちの大役を2名が仰せつかりました。とてもラッキーでした。
燈籠持ちの大役を任されました、ラッキーです 神社脇の入口でスタンバイ、先頭はアジアの方々

 19:15、弥彦神社本殿で、玉串奉奠とお祓いをして頂きました。
本殿で玉串奉奠とお祓い 鼓笛隊を先頭に、パレードが始まります

 19:50、いよいよパレードの開始です。本殿から一の鳥居に向います。鼓笛隊の軽快な音楽が加わると、とても心が弾んだ気持ちになるのが不思議です。先頭が鼓笛隊、その後が燈籠と各山岳会の提灯、そしてアジアの方々を先頭とした松明が続きます。昨年は20時ちょうどに、花火が上がるのと同時に一の鳥居を出発したのですが、今年は少し早めの行進開始でした。
一の鳥居を出て、市中行進です 先頭の提灯は、日本山岳会越後支部
花火が雰囲気を盛り上げます 今年は例年と違い大勢のパレードです

 沿道には沢山の観客が拍手で迎えてくれます。20時からは花火が上がり、暗い夜空に「ドン」と云う音と共に花火が大輪を広げると、祭の雰囲気も一層盛り上がり、行進も最高潮・クライマックスを迎えました。なかなか感動的です。
駅前駐車場から、花火に後ろ髪をひかれます 参考写真:昨年の松明をかかげての下山の様子
      

 20分ほどの市中行進は、弥彦駅前迄でお開きです。記念品を頂いて、今日の松明登山も無事に終了しました。 年に一回くらいは、山に登れて、お祭りに参加できるこんな山行も良いものだと思いました。楽しい一日をありがとうございました。

今日の成果は、活動時間=6時間18分、距離=7.9km、累積標高差=654m。

≪追伸≫
 祭の一週間ほど前の7/20(土)に、弥彦村体育館で松明作りがボランティアで行われました。新潟楽山会からも3名の参加がありました。この場を借りて報告いたします。