会山行紀行文 2024年
7/6(土)-7(日)
天候:下記記載
(たいらっぴょうやま・いなづつみやま)
平標山〜稲包山縦走

1983m(平標山)
参加者 (紀行文) 2288 M/N
No−71 グレード:B 9名
 担当リーダー 2084 S/S (男性2名・女性7名) (写真) 2288 M/N
≪コースタイム≫
《一日目 7/6》
ござれや橋駐車場発(5:00)=平標山二居登山口発(8:10)…松手尾根…平標山山頂着(12:10)…平標山山之家(12:45-13:15)…大源太山着(14:20)…三角山着(14:50)…三国山着(16:30)…三国トンネル新潟県側P下山(17:50)=雪ささの湯=苗場山荘泊
《二日目 7/7》
苗場山荘発(6:00)= 三国トンネル群馬県側P発(7:10)…三国峠の道…三国権現登山口発(8:00)…長倉山着(8:30)…キワノ平ノ頭着(10:00)…稲包山山頂着(12:10)…三坂峠分岐昼食(12:20-12:50)…三坂峠着(13:50)…湯之沢駐車場着(15:10)=宿場の湯=ござれや橋着(19:20)
≪紀行文≫
〜〜〜群馬県境稜線トレイル最終編 (No3) を楽しみました〜〜〜

 群馬県境稜線トレイルは群馬、新潟、長野の県境に位置する100Kmに及ぶ日本一のロング稜線トレイルです。
 今回は三部作の最終編、天候を見て当初計画を一日前倒しで実施されました。

《一日目 平標山→三国山 曇り一時雨》
 平標山は通常火打峠の元橋から登りますが今回は二居集落から松手尾根を登ります。
 午前8時10分スタート、メンバーは熊にもヒルにも驚かないメンバーばかり。
Reco (クリック拡大) 8:10スタート 熊もいるのか

 ジメジメした危険地帯を無事スルーして松手山で小休止、7合目まで登り着くとガスが流れ右前の平標山頂がクッキリと見えて来ました。
ガスが流れ始めた 稜線が見えてきた ガスが流れた

 先週の「馬蹄形リベンジ編」の話しに大笑いしながら4時間で平標山頂に到着。
 ハクサンフウロ
右奥が山頂 平標山集合写真

 写真タイムだけで長い階段を下り平標山之家広場でランチタイム。)
正面は大源太山 山之家着 ニッコウキスゲ

 ここから先はスライドするハイカーはいません、遥か彼方に薄っすらと見える三国山を目指します。
 1時間程でダイゲンタヤマ (河内沢の頭=1,764m) に到着、こちらは上越のマッターホルンと呼ばれるダイゲンタサンよりも標高は高いのに訪れる人は少ない様です。
 大源太山分岐
万太郎山方向) 大源太山集合写真

 戻って三国山へ向かいますが終日Aの空模様が怪しくなり、三角山を過ぎると本降りになってレインウェアー完着。
 三国山に到着すると雨は上がりましたが下りの木の階段が滑ること滑ること。
 三国山手前
三国山到着 三国山集合写真

 転倒者続出でキャーキャー、ワーワーと賑やかに何とか三国権現まで下り着きました。
雨は上がりました 稲包山方向 雨に濡れた階段下り

 後はルンルン峠道下り、新三国トンネル新潟県側Pに下山して武装解除が始まると「居タア〜!クスリ早く早く!」の声があちこちから聞こえます。薬剤噴霧班の出動で精神的ダメージは大きかったものの吸血被害に遭ったメンバーは居なかったようです。
 二居のデポ車を回収して雪ささの湯でゆっくり汗を流し、苗場山荘へ向かいました。

《二日目 三国トンネル→稲包山→三坂峠 晴れ酷暑》
 未明に山荘の外に出てみると星空です、「今回はリベンジ編は無い」と確信してもう一眠り。
 昨夜の特上すき焼きでエネルギーの備蓄は充分です、車を下山口にデポして午前7時10分、三国トンネルの群馬県側Pをスタートしました。
Reco (クリック拡大) 旧三国トンネルからスター 三国峠の道

 自然歩道「三国峠の道」を大勢のトレッカーが追い越して行きます、三国権現から平標方向へ向かうハイカーは大勢いますが稲包山方向への登りは我々だけ。
 キワノ平ノ頭までは余裕の登りですが、その先は激しい暑さとアップダウンが続きました。
 外気温40℃までの品質保証書付きメンバーですが段々と口数が少なくなってきます。
Am8:00 登山口 まだ元気です 稲包山方向を望む

 「いくら何んでも稲包山はあんなに奥じゃないだろう」と皆んな思っていますが、山頂はその「いくら何んでも」のピークでした。
 午後0時10分、5時間で稲包山山頂 (1,597m) に到着、念願達成の満足感で一杯、木陰まで下ってゆっくりランチタイムを楽しみました。
 山頂が見えてきた
山頂から平標山方向 稲包山集合写真

 後は下るだけ、とは言ってもいくつかのピークがあります、強い陽射しを受けながら皆んな考えている事は同じ、デポした車中のギンギンに冷えた大玉スイカです。
 白砂山分岐付近で今日も薬剤噴霧班の出動がありましたが被害を未然に防止して湯之沢沿いの横歩きにかかりました。
 渡渉地点で大休止して午後3時10分湯之沢Pに下山、冷えたスイカに群がりました。
 三坂峠、白砂山方向
山頂をふり返る 無事下山

 登山口のデポ車を回収して宿場の湯でゆっくり汗を流し三部作の最終編は無事終わりました。
 皆さん大満足、車中も楽しかった話題が絶えません、「谷川岳から平標へのリベンジ編が計画されたら又来ようネ」と楽しみにしているようです。
 参加者は歯を食いしばってBの山行を頑張りました、会務担当の方々お世話になりました、大胆かつ綿密な計画とメンバーの体調を気遣い早目早目の休憩を挟んでくれたCLに感謝です、記憶と記録に残る山行でした。