≪紀行文≫ |
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〜〜〜楽山会貸し切りの黒姫山を堪能したのです〜〜〜 |
黒姫山は日本二百名山。私の好きな山の一つである。しかし何度か登ってみたが、まるで登山者が少ない。山頂で休憩していても、いつも3人とか5人、正面に見える飯縄山は同じ二百名山で標高は136M低いだけ、それなのに平日でも100人以上は登っている。そんな人気のない山に会山行をやったら何人の応募があるだろうかと、経費は14名で見積もりをしたが、10人にしておけばよかったかもと、あるいは別の人気の山がよかったかもと。悩んでそして後悔もしていた。ところが最初の配達日にいきなり30通の申し込みがあった。そんな簡単な山ではないのでびっくりだった。はたして、そんなに多くの会員を山頂まで導くことができるだろうか不安な日々を過ごしたのでした。もともと気が小さいので不安が頂点に達して、雨が降ったら中止にすればいいやと。ところが天気予報は雨予報だったのが、だんだん良くなってきた。これでは中止することはできない。なんとかなると当日を迎えたのでした。
キャンセルが4人出て27名を乗せた中型バスは予定通り大橋登山口に着きました。ところが駐車場に車が一台もないのです。「あれ、今日は晴れるはずなのだけれど。」とどんなに少なくても5台くらいはあるのに、この日に限って1台もなし。貸し切りの黒姫山なのです。
準備をして林道を歩き出します。このコースは長い林道そして少し山道を歩きふたたび林道、1時間と少し歩き新道分岐、そこからが本格的な山道なのです。 |
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しなの道の駅:から観た、これから登る黒姫山 |
登山準備 |
林道はカラマツ林そして新道分岐からはブナ林に変わります。少しずつ急になる山道から見るブナ林はみごとなものです。根曲がり竹があたり一面に生えていますが「タケノコを採らないで。」という看板がこれでもか、これでもかと立ててあります。おいしそうな根曲がり竹もありましたが遠慮しましょう。そしてダケカンバの急登り、ゴロゴロした大きな石を何度も何度も乗り越えたりして、ようやく緩い登りが続くと「しらたま平」です。 |
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最初の林道歩き |
新道分岐とタケノコ採取禁止の注意 |
だんだん険しくなった登山道 |
ここからの眺めが素晴らしい。ここで10分の休憩を取り景色を堪能してもらいます。正面に飯縄山、横に高妻山、戸隠山、奥には志賀高原も見えました。いずれも雲がかかっていて、もう少し晴れればなあと、でもここからが今日のハイライトなのです。
山頂直下までの約40分の空中散歩道が始まるのです。稜線歩きですが右側の木々がいずれも低く、多くはササ原です。雄大な景色をたっぷりと堪能しながらの横歩きなのです。この稜線歩きが黒姫山の醍醐味でしょう。高山植物もたっぷりと、急坂を登って来た疲れた体もすっかりと癒されたことでしょう。 |
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やっと林を抜け眺望が見えた |
稜線・火口の縁を歩く |
しらたま平で休憩 |
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飯縄山 |
ササ原を快調に進む |
気持ち良い稜線歩き、左下に古池 |
そして大池の分岐でストックを1本にするように指示して、最後の急坂を登ります。山頂直下の岩場を越えて広い山頂に到着です。
楽山会貸し切りの誰もいない山頂です。たっぷりと景色を見ながらランチタイムです。「しらたま平」で味わった同じ景色を再び堪能したのでした。
正面には飯縄山が大きく見えていました。でもこちらのほうが136M高いのです。ところで飯縄山の山頂からは黒姫山は見えないのです。山頂で背の高い木々に遮られて見えません。もちろん場所を少し変えてみると見えるのですが、山頂でそんなことする人はめったにいないでしょう。
黒姫山が不人気なのはそんなこともあるのかも。さあ、あとは降りるだけ。ケガしないように慎重にと。 |
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飯綱山を見ながら昼食 |
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.黒姫山頂上標と祠 |
集合写真 |
同じ道を下って新道分岐を左に折れます。緩やかな山道をブナ林の中を古池まで長い道を下って歩きます。
時間が少し遅れていたので、休憩はしないで古池コースの登山口に、そして自動車道路を400M歩くとバスの待つ大橋登山口に途中。
少しだけ雨にあたったけれど雨具を着るほどの雨ではなかった。
今回もなんとか誰も遅れず歩き切れた。大きな山をまたみんなで制覇できました。楽山会貸し切りの黒姫山を堪能したのです。皆様ご苦労様でした。またどこかの山でお会いしましょう。 |
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山頂からの帰り道 |
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戸隠山が白くなりました |
新道分岐で最後の休憩 |
下山は古池経由で |
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古池から振り返ると.今登った黒姫山が |
無事、古池登山口に到着 |
≪出逢えた花々≫ |
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ショウキラン |
白系のオダマキ |
.コゼンタチバナ |
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ベニイチヤクソウ |
ツマトリソウ |
シロタマノキの花(シロモノ) |
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サラサドウダン |
ギンリョウソウ |
ナツトウダイ |
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