会山行紀行文 2024年
5/22(水)
晴れ
(おおたきねやま)
大滝根山・あぶくま洞

1192m
参加者 (紀行文) 2288 M/N
No−48  グレード:C 43名
 担当リーダー 2339 C/T (男性9名・女性34名) (写真) 2288 M/N
≪コースタイム≫
新潟駅南口発(6:10)=石ポッケ登山口発(9:40)…石ポッケ(11:00)…大滝根山着(12:05)…梵天岩広場昼食(12:15-12:55)…鬼穴(14:20)…仙台平駐車場着(14:30)=
あぶくま洞(15:00-15:40)=新潟駅南口着(18:30)
≪紀行文≫
〜〜〜阿武隈高地最高峰からの展望と石灰岩の神秘見学の山旅〜〜〜

 大滝根山は阿武隈高地の最高峰で花の100名山、日本300名山に登録された名峰です。
 今回は石の達人Tリーダーの企画で、定員20名で詳報されましたが申込者が多く急遽小型バス2台に変更になりました。
 バスの中は「あぶくま洞は日本三大鍾乳洞なのか」、「大沢鍾乳洞みたいなモンか」などと大いに盛り上がっています。

 旧滝根町に入ると大滝根山の頂上にドーム型のレーダーが見えて来ました。
 登山口手前の道路は鋭角の急坂でしたが若い女性ドライバーは運転技術も度胸も特A、狭隘箇所は全員降車して切り抜け無事登山口に到着しました。
大滝根山Reco バスはここまで ギンランロード

 木漏れ日の林間コースを進むにつれ登山道の両側は背丈以上の笹が覆い被さっていますが笑い声を響かせて高度を稼ぎます。
笹薮の中を登る 花言葉はささやかな幸せ 笹薮コース

 暑くなる予報でしたが新緑が爽やかです、大集団は休憩の度に先頭を交代して長い隊列の間延びを調整しました。
 途中、巨大な花崗岩がそそり立つ石ポッケ (石仏) と呼ばれる岩場で阿武隈の景観を楽しむのですが通路が狭くすれ違いが困難、「オラまだ見てネ」と焦る声が聞こえます。
石ポッケ入口 登りたがる人多数 石ポッケからの景観

 登り続けるとやがて背後に滝根ウィンドファームの風力発電群が、目の前には自衛隊分屯地のレーダーが見えて来ました。
ウゴツクバネウツギ 風力発電群 レーダーが見えてきた

 最後に大きく回り込み、2時間半程で大滝根山頂に到着です。
山頂は右上なのに 大嶽根山神社 山頂到着

 山頂を示す一等三角点はフェンスで囲まれた大滝根山分屯基地内にありますが、事前に申請しないと入れないそうです。
分屯地のレーダー フェンスの網目から撮影 山頂にて全員集合(クリック拡大)

 フェンスの網目から三角点を撮影して隣の梵天岩に移動、岩によじ登って大喜び、集合写真の後木陰でランチタイムを楽しみました。
罰が当たらないかな〜(クリック拡大) 帰りは気をつけよう〜(クリック拡大) アンテナ群

 「山ナビ」によれば男体山、茶臼岳、三本槍岳などが見える事になっていますが薄曇りの中の様です。

 昼食を早めに切り上げて下山にかかり、あぶくま洞につながっている「鬼穴」へ向かいます。
 時間に余裕は有りませんが鬼穴を理解しなければあぶくま洞を見る意味が無いので鬼穴をパスする訳にはいきません。
 早足の下山に「これってC?」、「あぶくま洞を見るためなのヨ!」と答える声も波打って聞こえます。

 鬼穴はニホンテングコウモリ保護のため洞窟の入口は閉鎖されていましたが、ここからの雨水があぶくま洞にまで流れて石灰岩を溶かし鍾乳石や石筍を形成したと言う事です。
鬼穴見学 暗くて良く見えなかった すれ違い困難

 鬼穴から少し登って時間どおり仙台平駐車場に到着.。
 バスであぶくま洞に移動して忘れかけた修学旅行の思い出を辿りながら石灰岩の神秘を見学しました。
あぶくま洞到着 あぶくま洞内

 帰路のバスの中で「ペラペラ石も見たかった」と残念がる声も有りましたが今回は花崗岩の巨石、名物三角点の山、石灰岩の神秘の三点セットを十分楽しみました。

 メンバーの皆さんお世話になりました、各任務を担当された皆さんお疲れ様でした。

 CLの数次に亘る下見と楽しい山行運営に感謝します、又、補助席乗車を無くすため最後までバス会社と連絡調整をしていただきました。 ありがとうございました。