≪紀行文≫ |
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〜〜〜水分のない長野の雪も楽しかった〜〜〜 |
毎年行っている3月の県外の低山山行、この時期ジメジメした新潟の山に変わって雪のない県外の低山という企画だった。
今回は長野県の四阿屋山を選んだ。でも今年は2月後半から、その長野県の中部地域に何回も大量の雪が降った。ネットで検索しても誰も登っていないようだった。心配になり現地の役場にTEL。登山口までの除雪がされていないことが分かった。でも鹿除けの柵までは車で行けることが分かった。それならそこから歩いても登山口まで15分くらい、歩けばいいと思い決行することにした。
最後の雪が降ったのが3月12日、それから晴れの日が続いたのでなんとか登山口までバスが入れないものかと願っていた。
そして当日を迎えた。
20人を乗せた小型バスが二台、快晴の長野県を走った。麻績ICで降り登山口に、その登山口の手前の鹿除けの柵も通り越した。しかしそこから200Mほど行ったところに凍った雪の部分があり、バスはそこで停まった。そこから歩くことにした。
バスは鹿除けの柵まで戻り待機、そうすれば車のすれ違いが可能だ。舗装道路は凍っていて、ゆっくりでいいからと転ばないように慎重に歩くことをみんなに伝え準備が終わった人から歩き出し登山口まで自動車道路を歩いた。 |
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路面が凍っているため、バスはここまで
ここから歩く。 |
広い舗装道路を約300M歩く
帰りはこれが500Mになる。 |
坂北登山口 |
右に目を向けると真っ白な北アルプスの山々、でも足元を見ながら慎重に歩く。登山口で休憩、そこから雪のない落ち葉の道を歩き出す。
緩やかな登山道、しばらくすると雪道になる。先を見ると足跡が付いていた。助かった、これで道に迷うことはない。
雪もそれほど深くない。でも40人の大集団では休憩する場所をさがすのに苦労する。
権現池を過ぎて、本格的な登りが始まるところで休憩を取った。
アカマツ林の樹林帯の雪原、もし朝早くここに来れば樹氷が楽しめるかもと思った。雪の上にザックを置いても濡れる心配はない。長野の雪は新潟と違って水分が少ない。
少し休憩の後、展望台まで約30分の道のり、本格的の登りと言っても緩い登り、アイゼンなど必要ない。ゆっくり登って展望台に到着、少し休憩後、山頂まであと7分といい山頂を目指す。 |
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登山口で休憩 |
緩やかな登り、40人の大集団 |
雪が少しずつ多くなる。 |
山頂に着き集合写真、そして展望台まで戻り昼食タイム、でも、そのとき北アルプスの絶景は雲に隠れてしまった。残念、アルミ製の北アルプスの展望図を見ながら山々を想像してください。
広い展望台スペースは雪のないところもたくさんあり、この時期新潟にはない青空の下で、風のない至極の時を過ごしたのではないかと。
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1班と2班 |
3班と4班 |
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山頂 |
遠くに北アルプスが見えるはずだったが |
展望台での食事風景 |
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帰り道はアイゼンを付けたほうが歩きやすいとアイゼンの着用を勧め、着た道を戻ったのでした。
雪のなくなった松林のところで休憩、アイゼンを外して、落ち葉を踏みながら登山口まで戻ったのです。
そこから自動車道を20分ほどバスの待つ、鹿除けの柵まで凍った自動車道を慎重に歩いて今回の登山は終わりました。
参加された皆様、雪の長野の山でごめんなさいね。でも新潟の雪と違って水分のない長野の雪も楽しかったようでした。これに懲りず、また一緒に山に登りましょう。 |
アイゼンを履いて下りだす。 |
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大集団の雪上下り |
権現池 |
バスの待機場所で帰る準備 |
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