≪紀行文≫ |
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〜〜〜残雪期限定の東谷山を堪能、日白山手前でターン〜〜〜 |
東谷山、日白山は上信越国境の山々を一望出来る山でありながら残雪期にしか登れない知名度の低い不遇の山でした。
しかし、近年はGPSで軌跡を追う登山が可能になり手軽に絶景を楽しめるためBCや雪山ファン垂涎の山になったようです。
今回の会山行はワカン隊とスキー隊に分かれて別行動、私達は除雪最終地点でワカンを装着して午前9時、二居峠登り口をスタートしました。 |
≪リーダーコメント 1854 M/T≫
今年は記録的な小雪、確たる登山道がなく残雪期限定ルートの為1週間前に偵察山行を行いました。3月初旬に遅まきながら降雪があり、何とか決行を決断しました。
快晴青空の下、24人の元気印B軍団の士気は高くリーダーは抑えるのに苦労します。
峠道からやせ尾根を登って東谷山直下でランチの後、山頂に到着しました。期待通り360°の大パノラマが広がり地図を出しての山座同定、Kリーダーの説明は尽きる事がありません。
スキー隊の到着を待つ間日白山方向を散策して山頂に登り返し、丁度到着したスキー隊と健闘を称え合って、全員無事登山口へ戻りワカンを外して終了です。
天気に恵まれ、皆さんに喜んでいただけたかなと、リーダー冥利に尽きる一日でした。 |
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日白山Reco (クリック拡大) |
三国三宿 二居本陣 |
ここでワカン装着 |
全員が交代でラッセルを担当しましたが、CLから「グレードAのラッセル」と「グレートBのラッセル」について説明を受け苦笑いしながら「先頭ってそうだよな〜」と妙に反省したり納得したり。
1時間弱で峠の東屋に到着、一息ついて峠道と分かれいよいよ登りにかかります。
送電線鉄塔を過ぎると右手に筍山と平標山が見えて来ましたが肌を刺すような風が強くダウンを着たり脱いだりの繰り返しでした。 |
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「振り向かないラッセルはB」 |
先頭は随時後方を確認しました |
松手山と苗場スキー場 |
強風で早々と引き返してくるパーティーとスライドしましたが、今日は屈強なメンバーばかり、更にテンクラは有料のプレミアムバージョンです、登り続けるうちに風も治まり青空が広がって来ました。
やがて平標の奥に仙ノ倉が見えて来ます、数回ニセ山頂に騙されましたが目の前に東谷山頂が現れ、その右後ろにはトレースが続く日白山が輝いて見えます。 |
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ブナ林のコース |
東谷山頂が見えて来た |
平標山 |
CLから「時間の関係で日白山を諦め、東谷山の東尾根鞍部を散策してターンする」旨の説明がありました。
山頂手前の広場で風を避けて店を広げていると仙ノ倉も苗場山も雲が流れクッキリと見え始めました。
何とかギリギリ周回出来る時間でしたが、ここでこれだけの絶景を眺めればもう充分、誰もがそう思ってゆっくりとランチタイムを楽しみました。 |
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ランチタイム |
苗場山の雲が流れた |
山頂へ向かう |
昼食後、山頂でCLから山座同定の説明を受け頭は満杯、巻機山、大源太、朝日岳、万太郎など360度の展望です。 |
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山頂で山座同定 |
巻機山、大源太方向 |
日白山、万太郎方向 |
貝掛尾根から登ったスキー隊はまだ登り着きません、苦戦しているのかなと思いながら日白山へ続く鞍部を下ります。 |
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山頂で眺望を楽しむ |
「あの山は何だ?」 |
鞍部へ下る |
ターン地点で少休止の後、物凄い雪庇の稜線を登り返して東谷山に帰り着くと隣の尾根から登ったスキー隊の先着班が到着していました。
アーチと拍手でスキー隊の後続班を迎え全員で今日一日の健闘を讃え合いました。 |
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ターンして登り返す |
アーチと拍手で出迎えた |
2隊の合同写真 クリック拡大 |
2隊がお互いに今日の感動を報告しあって午後1時15分、ワカン隊は下山にかかりますが勿体なくて列は何時になっても進みません。
日白山と仙ノ倉を振り返り、正面に神々しく光る苗場山を見ながら後ろ髪を引かれる思いで下りました。 |
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苗場山が光って見えた |
2隊の報告集会はまだ続いている |
平標山と仙ノ倉山 |
我々が下山する頃になってもまだ登って来るハイカーが大勢います、「テント泊ですか ?」と聞くと多くが「雪洞泊です」との答え、う〜〜ン 、 、
ヤマップの講習を何回受けても理解できないでいるのに、世間のトレンドは遭難した訳でもないのに雪洞泊か!! |
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スキー隊と別れます、行くぞ〜 |
見晴しの尾根を下る |
仙ノ倉、さようなら |
晴天に恵まれ初めての山で充分絶景を堪能しました、現地での的確な対応と会山行を無事催行するため下見や計画検討を重ねて戴いたCL、SLに感謝します。
いつもは新潟県へ入るとバスの窓ガラスは水滴でビッショリ、「ああ又帰って来たのか〜」と溜息をつくのに、今日は夕焼けの山々が良く見えメンバーの話し声も弾んでいました、楽しい一日をありがとうございました。 |
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