会山行紀行文 2024年
3/11(月)
晴れ後曇り
(かくたやま)
角田山三角点8ヶ所巡り

481m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
No−10  グレード:C上  15名
 担当リーダー 2232 S/K (男性3名・女性12名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
角田浜駐車場(7:45)…宮前登山口(8:10)…「焼山」(8:15)…「宮ノ平」(9:15)55…角田山「山頂標高点」(10:00)…片平山「平沢」(11:00)…「向陽観音堂」(12:10−12:55 昼食)…「五ヶ浜」(13:45)…「小浜」(14:35)…「魚見山」(15:45)…角田浜駐車場(16:15)
≪紀行文≫
〜〜〜雪と、泥んこ道の三角点8ヶ所を完歩しました〜〜〜

 この冬の天気は、いつもの年と少し違っています。2月中頃には角田山山頂の雪もすっかり無くなって春の気配でしたが、一転して2月後半から雪が降り出しました。角田山三角点8ヶ所巡りは、雪が消えて春の陽光の中、お花を求めて歩く想定でしたが、今年の山頂にはまだ積雪があり、荒れた天気が続きます。
 当初予定した3/9(土)は、10日も前から雪混じりで、気温も低く風も強い荒れた予報でした。延期はすぐに決断できました。雪があっても春の日差しの中を歩きたいと思い、晴れが期待できる3/11(月)に延期です。土曜日から月曜日への変更もあって、参加者は32名から15名に半減です。仕事の為などで参加できなかった方には、申し訳ありませんでした。

 山行の当日は、8時過ぎから晴れてくる予報ですが、朝の角田浜は曇り空で、南風が少しあってまだ寒いです。:
7:45、準備を整え、ストレッチの後、予定よりも少し早く角田浜を出発。宮前登山口までは、風を避けるために、シーサイドラインから一本山側の村道を歩きました。
 最初の三角点の「焼山」は、宮前コースを歩き出して程なく、登山道から左に折れて数分歩いた所です。
気合を入れて、角田浜を出発 最初の「焼山」三角点、分かりにくい所です

 宮前コースの途中には、オウレンが咲き始めていました。1週間前の下見の時より、数が増えています。雪割草も見つけましたが、まだ花弁は開いていませんでした。
宮前コースには、オウレンが咲き始めていました、雪割草はこれからが本番です

 登山道は、程なく泥んこ道に突入。この時期の越後名物です。今日はピン長と登山靴の割合は半々位でしょうか、長丁場なので登山靴を履いたのですが、こんな泥んこ道ではピン長が威力を発揮します。
古墳コースの分岐辺りの泥んこ道、越後名物です  「宮ノ平」、泥んこ道から積雪に 

 宮ノ平辺りから、泥んこ道が雪道に替わりました。雪道は次第に圧雪の状態となって、山頂手前の急斜面で細尾根の所は、軽アイゼンやチェーンスパイクを付けて登りました。
 10:00ちょうどに角田山の山頂に到着、ほぼ予定通りの時間です。積雪は20〜30cmも有りました。
角田山「山頂標高点」、積雪20〜30cm位 山の神分岐を左に見送ります

 山頂で10分程休憩してカロリーを補充、ほたるの里コースにある次の三角点・「平沢」を目指します。山頂から標高差でおよそ240m下ります。階段が多い急登で、登り返しの標高差も大きく、今日一番の頑張り所だと思います。五りん石コースの分岐と山の神コースの分岐を左に見送った先の片平山に「平沢」三角点はあります。
片平山「平沢」三角点、ずいぶん下りました 2回目の山頂に戻ってきました

 登り返しの途中、五りん石分岐で会友の1957KMさん、2174WBさんとバッタリ。よくお二人で登るそうです。12:10、2回目の山頂を経由して、「向陽観音堂」に到着。ここの三角点は観音堂に向って、右にあります。今日は雪の下かと思いましたが、どなたかが見つけてくれたようで、標石が頭を出していました。
「向陽観音堂」、雪の中に頭を出していました 飯豊の展望を眺めながら至福の時間

 観音堂からの展望は天気が良いのでとても素晴らしいです。越後平野の向こうに朝日連峰、飯豊連峰、五頭山塊、大蔵・菅名、神戸山〜粟ヶ岳の山々が一望できます。残念ながら守門山塊、越後三山、巻機山、谷川山塊等は木々の影です。今日は見えませんでしたが、まれに海の向こうに鳥海山を望むこともできます。
ここでも会のレジェンド、2017TKさんにバッタリ。久しぶりにお会いしましたが元気に登っておられました。
 飯豊連峰を眺めながら至福の時間を過ごしました。素晴らしい景色を背景に、TKさんからシャッターを押してもらって集合写真を撮りました。
飯豊連峰を背景に集合写真、会友のTKさんからシャッターを押してもらいました

 12:55、午後の部の開始です。山頂まで登り返して、三山縦走路の五ヶ峠コースにある、「五ヶ浜」を目指します。灯台分岐、浦浜分岐を右に見送っておよそ180mを下り、三角点から灯台分岐まで130m程の登り返しになります。天気が良くて気温も上がってきて、登山道には雪解け水が、まるで小川の様に流れていました。
 三角点巡りでは、大きく3回の登り返しがあります。「平沢」からは240mを、「五ヶ浜」からは180mを、「小浜」からは80mで、後半ほど登り返しの標高差は小さくなります。逆の順番に歩いた場合は、疲れた最後に一番大きな登り返しが待っていることになります。よく考えられたコース取りだと思います。
六番目の「五ヶ浜」、指の数にご注目 「小浜」三角点、皆さんまだまだ元気

 「五ヶ浜」三角点の後、灯台分岐まで登り返して、灯台コースに入ります。階段を下りて平らになった辺りの登山道は今日一番の泥んこでしょうか、田植えができそうな位です。
 灯台コースから小浜コースへの分岐は少し分かりにくく、笹薮に入って行きます。ヨーロッパ松コースを左に見送り、尾根の分岐を左に進んでほぼ平坦になった所に「小浜」三角点はあります。ここで最後の集合写真を撮りました。皆さん、まだまだ元気一杯の良い笑顔です。
 側面に三角点と刻まれた側から標石を見て、上面にある十字は北の方角を現しているそうです。勉強になります。ちなみに、一等から四等の等級によって標石の大きさが異なり、頂部一辺の長さは、一等=18cm、二等=三等=15cm、四等=12cmだそうです。
 十字は、北を示している 最後の「魚見山」は、右のピーク 灯台コースにも咲いていました

 「小浜」三角点から80m程の標高差を登り返して灯台尾根を下ると、こちらにも雪割草が咲いていました。今日歩いたコースでは、一番沢山ありましたが、数はまだまだ少ないです。
桜尾根のカッタン岩が良く分かります 八番目、最後の「魚見山」、全員完歩です

 15:45、八番目、最後の「魚見山」三角点に到着、これを写真に収めて、今日のミッションはすべて完了です。参加した全員が完歩しました。後はもう少し、岩場混じりの急登を、灯台を経由して下るだけです。
全員が無事に降りてきました。雪と、泥んこ道を登ったり下りたり、皆さん頑張りました。

 何度も角田山の三角点巡りを歩いていますが、雪があるは初めての体験でした。春の気配を感じながら、雪と、泥んこ道を登ったり下りたり、角田山を沢山歩きました。とても楽しく歩くことができ、満足感もいっぱいです。
 参加して頂いた皆さんに感謝いたします。楽しい山行をありがとうございました。また一緒に歩きましょう。

 今日の成果は、活動時間=8時間29分、歩行距離=14.8km、累積標高差=1126m。