会山行紀行文 2024年
1/20(土)
晴れ
(いかづちやま)
雷山
  377.9m
参加者 (紀行文) 2288 M/N
No-3 グレード:C上  33名
 担当リーダー 2339 C/T (男性10名・女性23名) (写真) 2288 M/N
≪コースタイム≫
新潟駅南口発(6:10)=ラポルテ五泉=川内小跡地🅿発(7:40)…オボト石コース発(7:50)…雷山着(9:10)…かやの木山着(9:40)…雷山休憩(10:00-10:30)…夏針下山バス乗車(11:20)=さくらんど温泉発(13:05)=ラポルテ五泉=新潟駅南口着(14:50)
≪紀行文≫
~~~伝説のオボト石から激急下りの夏針コースへ縦走~~~

 太腿まで潜る新雪をかき分けワカンで登る事を想定して「近・安・低」の三条件を具備した会山行に申し込みました。
 初詣登山が中止になり今回の雷山が県内版の初山行になりましたが何時になっても雪は積もらず近隣のスキー場は営業休止が続いています。
 雪の里山歩きを待ちわびた好山シンドローム会員が多く、バスも大型に変更され経費も「超安」になったのですが果たしてワカンを履けるのか?
 リーダーの車内説明で「残念ながらワカンは要らない」との言葉にガッカリする者、安堵する者など様々です。

 ラポルテ五泉で途中乗車のメンバーと合流、青空の広がる小学校跡地から登山口へ向かいました。
コース軌跡(クリック拡大) 川内小跡地�駐車場に到着 永谷寺まで歩く

 休日の朝、静寂の川内集落を大集団が歩いているとゴミ捨ての御婦人がビックリして立ち止まっています。
 “ギターの般若心経”で有名な古刹、永谷寺の境内でリーダーから菊姫伝説とオボト石についての説明を受け、午前7時50分スタートしました。
永谷寺の境内へ 境内は大賑わい 最初の急登

 林間コースに雪は有りませんが里山とはいえかなりの急登が続きます。
 熊避けの炊飯内釜は登るにつれ軽合金から銅釜、遠赤外線釜へと音色が高くなっていきます。
 深雪のラッセル登りを前提としたグレード設定でしたが、健脚メンバーの引っ張りで夏道と同じコースタイムで登れた様です。  

 「あまり急ぐと自宅でお昼を食べる事になるぞ」と言う笑い声を聞きながら午前9時10分、1時間20分で山頂広場に登り着きました。
三の丸広場 山頂で集合写真(クリック拡大) 白山・神戸山方向

 377.9mの小数点をさりげなく隠して集合写真に納まり、当初、希望者だけが行く予定だった隣のかやの木山 (380m) へ全員で向かいました。
 ところがこの下り口が激急下りの上激しく滑ります、必死でロープに掴まり最低鞍部まで下って登り返します。
かやの木山へ向かう 激急下り 慎重に下ります

 20分程でかやの木山に到着、笑顔で集合写真に納まって即ターン、雷山へ登り返しました。
かやの木山頂 皆んな笑顔です(クリック拡大) 雷山へ戻る

 山頂広場で真っ白な川内山塊を眺めてランチタイムを過ごす者、避難小屋で暖をとりながらコーヒータイムを楽しむ者、それぞれが雷山を十分楽しみました。
無事戻りました マンダロク、権現山方向 川内山塊方向

 午前11時10分、夏針コースの下山にかかりましたがこれが又々激下りです。
下山準備 夏針への急降下 激下りが続く

 安全間隔を保ちながら連続しているロープに掴まって急降下を続けますがまだ8合目でした、ガッカリ!
 気を取り直して又、急降下を続けるとやがて林道脇の墓地が見え、「凄い下りだった!」と大笑いしながらバスの待つ夏針集落へ向かいました。
凄い下りだった 林道まで下山 夏針集落へ向かう

 山支度を解いていると民家から出て来たご婦人が「こんなに大勢の人が来たのは久し振り 、、」と驚いていました。

 「さくらんど温泉」で激急下りの冷や汗を流し、ラポルテ五泉で観光大使 (CL) 推薦のお土産を買って予定時間よりも相当早く新潟駅南口に帰り着きました。

 今回、リーダーには積雪を予想した数回に及ぶ危険個所の下見、参加者の負担を軽減するため入浴割引やドライヤーに至るまで手配をしていただきました。又、車内での楽しい話題など細やかな気配りのお陰で今年初めての会山行を堪能しました、有難うございました。