≪紀行文≫ |
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〜〜〜旭岳の格好良さに惹かれて〜〜〜 |
先日山友のT.Tさんから甲子山の奥に那須のマッタ−ホルンと呼ばれている旭岳に行か無いかと誘われて二つ返事で了解する。
曇り空で少し心配されたが駐車場には10台位の県内外車が有った、支度をして大黒屋の敷地内を通り登山口に向かった。
左側には数段の大きな砂防ダムが有り、進行方向に有る白水の滝から轟々と水飛沫の音を立てて落下していた。
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登山ポスト |
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砂防ダム |
登山口 |
白水の滝 |
登り始めると直ぐに温泉神社が有ったのでお参りし、清々しい空気を吸い乍らゆっくりと歩いている中に猿ケ鼻に着き水飲み休憩し、歩き出すと茨城から来たと言う男性に追い着かれた。楽しく会話し乍ら暫くの間歩いたが彼は先を急いだ。
束の間に70前後の男性が甲子山から下山して来た、少し話して別れて間も無く甲子峠分岐に差し掛かり水飲み休憩をし、15分位歩くと甲子山頂に着いた。
予想通りガスが掛かって全く眺望が出来なかった、少し軽めの腹こしらいをして居ると埼玉県から来たと言う男性が登って来た、これで4人が旭岳を目指す事になりとっても嬉しかった。 |
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温泉神社 |
猿ヶ鼻 |
甲子山頂 |
午後から晴れるとの事なのでゆっくりと歩き出した。
分岐迄は下り坂なので良かったがそれ以降は笹薮で踏み跡が判らない処や、急斜面にロープが何箇所も有ったりして大変であった。
笹や木の枝につかまり進んで居ると茨城から来たと言う男性が下山して来た、話しを聞くと笹薮と枝につかまって進んだが厳しくて途中で引き返して来たとの事である。
家を朝3時に出掛けて来たとの事、とても無念さが感じられた。
我々は時間が有るので安全第一で進む事を確認して山頂を目指した。 |
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笹藪漕ぎ |
ガスの晴れ間にパソコンで見た、格好良い旭岳が見えた時、後もう少しの頑張りと自分に言い聞かせ歩んだ。 |
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ガスの中の旭岳 |
ガスに覆われた旭岳 |
旭岳 |
山頂直下での登りはかなり厳しかったが必ず辿り着こうとの思いで、登っていたら山頂に着きほっとした。
思っていたより早く着いたが、ガスっていて眺望が効かないのでゆっくりの昼餉にした。持って来たお握り、パン等腹一杯食した。
360度のパノラマを楽しんだが直ぐにガスって良い写真撮影が出来なかったが満足感が有った。 |
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旭岳山頂 |
雲の中の三本槍岳 |
山頂からの眺望 |
1時間半の休憩後、お互いに気を付けて事故のない様に下山する事を確認し、気を引き締めて歩んだ。
甲子山頂に着き安堵した、振り返ったが旭岳は雲の中で有った。
甲子山は登山道も広く整備されて五頭山クラスだが旭岳は廃道の感じなので通の人以外はお勧め出来ないと思った。
県外登山者4人で3人が目的を達成出来たが1人は途中で退却した。
紅葉は凄く綺麗に違いないと確信し乍ら下った。白水の滝を見学して駐車場に着いた。
今回もT.Tさんに助けられて、無事に完登出来て大変良かったが私が歩んできた今迄の登山に戻ろうと思っている。
朝早く起きて送り出してくれた妻とT.Tさん有難う御座いました。 |
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