会山行紀行文 2023年
8/22(火)-8/25(金)
火打山雷鳥の嘆き
絶滅防止の為の環境保護活動報告
参加者 (紀行文) 2162 H/M
単独参加
150人参加 (写真) 2162 H/M
≪コースタイム≫
8/.22火
 21:50〜24:10笹が峰登山口〜車中泊
8/23水
 登山口6:30受付後 妙高市職員と出発〜10:00着高谷池ヒュッテ(2100m)着宿泊受付班受付〜環境省から雷鳥生息の現状と作業計画の説明12:30発〜13:30雷鳥平班(2300m)と山頂班(2400m)各班作業〜16:30高谷池ヒュッテ着〜17:15夕食〜20:00消灯
8/24木
 朝食5:15〜高谷池H発6:30〜7:30着雷鳥平・山頂班着〜山頂班は小休憩説明後山頂へ各班作業開始〜日中作業し山頂・雷鳥平で昼食。15:30作業終了し16:30高谷池H着17:15〜夕食〜中村先生のライチョウの講座18:30〜19:45〜20:00消灯就寝
8/25金
朝食5;15〜高谷池H発6:30〜山頂班・雷鳥平班7:30着〜雷鳥平班作業説明後作業開始山頂班は点呼後山頂へ移動。山頂班は火打頂上へ移動後風景満悦後、山頂直下2400m作業11:30作業終了後〜12:30着高谷池H〜点呼とリ各自解散。昼食後13:00下山開始〜15:10着笹ヶ峰登山口〜笹が峰登山口発15:30〜温泉入浴-----19:10-新潟着
≪活動報告≫
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 昨年、楽山会でもWリーダーが環境保護活動を取り上げ、今年、参加の企画を戴いて8人参加者予定であったが現地の水不足で急遽中止となった。私はもともと別行動で参加した。
 参加者は大分・神奈川・東京・富山・長野の御嶽など新潟・長野県など各県から参加している
 毎年来るメンバーとも顔なじみになり、豊栄の方も1人(登山会)今回初参加。
 日本全国で雷鳥の生息が2,000羽足らず、火打山では2009年には50羽生息していたらしい。
 ライチョウ生息地としては、日本は世界の南限。日本の最北限の火打山では現在さらに昨年より5羽減り10羽の生息が確認され 火打山では絶滅の寸前。ライチョウの住む環境が悪化しているのを人間の手で住む環境にする。(一番の要因は温暖化で動植物が頂上まで勢力を伸ばしてる
 新潟の「とき」と同じで環境の変化(温暖化で餌の高山)に対応できない動物なのです。
 ライチョウの餌となる植物(コケモモ・ツガザクラの実)の減少・温暖化植物の縄張り拡大やテン・キツネ・鹿による餌の確保が難しい、ハイマツの棲家の減少、登山者の増加による環境悪化、もともとヒナの生存率が低い)が減少の一途に向かっている。環境省が主体ととなり岐阜・長野・富山の県鳥である雷鳥の保護活動を進めている生息環境の整備活動です。雷鳥はほとんど北アルプスから中央・南アルプスの各高山に移動している。雷鳥は最大2km位飛ぶらしい。
 今回は高山植物に害を与えている稲科のヒナガリヤスの除去作業を行い高山植物の保護をす雷鳥平2300mと山頂直下2400mの急こう配の斜面でのイネ科植物の除去作業。

 この模様は新潟日報社、9/19月夕刊折込のOtonaおとなプラス(岩村文雄ライター)掲載予定
 高谷池ヒュッテのコロナ対応は一人畳2枚で布カーテン、マスク不要と昨年と大違い
 水不足は直近に雨が降り洗面もトイレも通常、環境省・妙高市で前日水を荷揚げで不足なし、ただ日帰登山者には水の販売はしていない、宿泊者のみ500ml1本販売をしていた。
 結果とし水は十分あり、私も1日500ml2〜3本で用が足りた。気温も20度前後で暑くない。
 作業は鎌で最終日の頂上直下で使用したのみで、手で抜く作業になった。鎌と手袋は必須。
 24日夕食後、中村先生の講座資料より(ライチョウは日本の2500〜3000mの高山に生息)

 作業現場;
 画像中央-雷鳥平2300mの斜面と画像右端・山頂直下2400mの斜面。手で引抜き、袋に詰め、回収係が集め計量班に持ち込む。
 近年岩イチョウ(画像下)が繁殖しやや問題?青のツガザクラ(画像下)・コケモモが好物、

  8/2325の山の模様(最下段画像左が中村先生