会山行紀行文 2023年
5/28(日)
曇り
(すもんおおだけ)
守門大岳
(入塩川コース)

1432m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
5名
(男性1名・女性4名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
入塩川登山口(7:25)…三角点(9:00)…雨晴清水(10:20)…中津又岳(11:35)…守門大岳(11:55-12:40)…中津又岳(12:55)…雨晴清水(13:45)…三角点(14:55)…入塩川登山口(15:55)
≪紀行文≫
〜〜〜山開きの守門・入塩川を楽しみました〜〜〜

 KKさんから守門・入塩川は如何ですか?とのお話があり、山開きが行われる5/28の日曜日に入塩川コースを歩いて来ました。総勢5名で、大岳迄のピストンです。展望はいま一つでしたが、ブナの美林とツバメオモトを始めとした沢山のお花を堪能した、楽しい一日でした。
 
 7時過ぎに登山口に到着。流石に山開きの日で、狭い駐車場は既に沢山の車がありました。何とか道端に縦列駐車させて頂きました。天気は曇りで、暑くも無く寒くも無く、歩くには丁度いいです。

 7:25、ポストに登山届を提出して登山口を出発。砂防ダムを越えた最初の渡渉ポイントだけ、簡単な木の橋が有って、水量の目安となります。今日はすっかり木の橋が見えていて水量は少ない様に思いました。
 20分程歩くと右手に山の神の祠です。山開きの神事が行われた様で、ローソクが灯っていて玉串が奉天されていました。我々も山の安全を祈念致しました。
 入塩川コースは、稜線の三角点に出るまでに沢の渡渉が20〜30ヶ所あります。飛び石を伝って渡りますが今日もなかなか滑ります。慎重に渡りました。
 今日の水量は少ないです  山の神様にご挨拶  20〜30ヶ所の渡渉が続きます

 三角点からは緩いアップダウンを繰り返して徐々に高度を稼ぎます。しばらく歩くとお目当てのブナの美林が広がって来ます。真っすぐ上に伸びた様子に、中学生か高校生の様な若々しさを感じました。
 登山口から3時間で雨晴清水に到着、ほぼコースタイム通りのペースです。
 吉ヶ平への分岐を左に見送って稜線に出ると、始めて守門岳の姿を確認する事ができます。残念ながら上部が雲に覆われていてその雄姿を望む事は出来ませんでした。
ブナの美林が続きます  稜線からの守門岳、今日は雲の中です 

 稜線の登山道の両脇には沢山のお花が咲いていました。お目当てのツバメオモトも沢山有って、延々とお花のロードが続きます。今が咲き始めで蕾も沢山有って、当に今が見頃だと思います。お花の時期は例年よりも少し早いかもしれません。残雪のあるこの時期は、マンサク、タムシバ、ショウジョウバカマ、イワウチワ、イワカガミ等、春のお花も沢山。タニウツギやツツジなどの初夏の花との競演でした。
  ツバメオモトが登山道の両脇に沢山。春のお花と初夏のお花の競演でした

 中津又岳を経由して大岳に向かう途中、僅かな時間ですが守門岳の全容を望む事ができました。まだ残雪がたっぷりと残っています。
 11:55、登り始めてから丁度4時間30分で守門大岳山頂に到着。保久礼小屋からのルートと合流して、沢山の登山者の姿がありました。
 山開きの今日、先着300名に登山安全祈願の木札が配布されていて、私は初めて木札を頂く事ができました。
 至福の時間を過ごしながら、もう一度守門の雄姿を見たいと思っていたのですが、再拝する事は出来ませんでした。ちょっと残念。
守門・袴岳、少しの間だけ姿を見せてくれました 守門・大岳山頂、今日山開きのお払いが行われました

 ゆっくりと食事の後、12:40、山頂を後にしました。
 慎重に、そして集中して渡渉を終えて、15:55、登山口に到着。全員が無事に戻って来ました。
 登山口では、山開きの豚汁が振舞われていて、我々も頂く事ができました。塩気の効いた暖かい豚汁が胃袋に染みわたり、とても美味しく頂きました。ごちそうさまでした。

今日の成果は、活動時間=8時間38分、距離=16.1km、累積標高差=1176m。

 お目当てのブナの美林を堪能し、ツバメオモトを始め沢山の春と初夏のお花の競演を楽しみ、山開きの木札を頂いて豚汁をご馳走になりました。楽しい一日を過ごしました。同行して頂いた皆さんに感謝です。ありがとうございました。

≪追伸≫
1, 残雪が一部にありますが、軽アイゼン等滑り止めの必要はありませんでした。
2, この時期、ブヨがうるさいです。虫よけが有ると重宝します。
3, 過去の守門・入塩川の紀行文があります。併せてご参照願います。
(新潟楽山会、個人山行紀行文:守門大岳2021.6/6、会山行紀行文:守門大岳2021.6/20