≪紀行文≫ |
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〜〜〜この季節の山里はまるで原田泰治の絵の世界〜〜〜 |
来年の山行の下見に、髻山(もとどりやま)と丹霞郷(たんかきょう)に行ってきました。
髻山の名は仏像の頭上にある髻(もとどり)に似ていることに由来し、上杉謙信が川中島合戦のころに城を築いたともいわれています。
丹霞郷は洋画家岡田三郎助が北信五山を背景に咲く桃の花を「まるで丹(あかい)い霞(かすみ)がたなびいているようだ」と言ったことから名付けられました。
期待の丹霞郷でしたが、今年の開花は例年より2週間早く、桃の花はすでに終わっていました。桃の花は残念でしたが、林檎の花咲く山里の眺めは素晴らしいでした。 |
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丹霞郷のモニュメント |
花の終わった桃の木 |
咲き残った桃の花 |
髻山への登山口は幾つかありますが地元の方に話を聞き、山道が整備されている「牟礼の平出側」から登ることにしました。県道60号脇の林檎畑からが入口になっています。
しばらくは地元の方も同道してくださいました。満開の林檎畑の中を抜け、新緑の山道に入って行きます。
道はよく整備され歩きやすく、さすが歴史のある山です。「髻山は火山です」「謙信馬洗いの池」「謙信馬かくし」などの案内板が続きます。
路傍にはボケ、ヤマブキ、ニリンソウ、ウグイスカズラ、オドリコソウの花が咲き、新潟には少ないアカバナイカリソウにも出会えました。
山頂近くの斜面には花は終わっていましたが一面のカタクリ、花の頃はきっとみごとなことと思います。 |
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髻山の遠景 |
林檎畑脇が登山道入り口 |
満開の林檎畑を抜け |
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林檎の花も綺麗 |
標識もしっかりあり |
髻山はもと火山 |
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快適な登山道 |
ヤマブキの花 |
ニリンソウの群落 |
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城の名残の石垣 |
山頂にはオドリコソウ |
珍しいアカバナイカリソウ |
石垣が見え、ひと登りをすると広い山頂です。東屋に石祠、一等三角点と天測点があります。天測点とは、三角測量で求められた位置座標を規正するために、天文測量を行った観測台だそうです。全国48か所に設置され、長野県ではここだけにあるそうです。
上杉謙信や武田信玄が利用したこの山城、小さい山ですが地理的にも重要な地点だったようです。上杉謙信や武田信玄が同じ景色を見たかもしれないと想像するだけでも何やらワクワクさせられる山でした。 |
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小さな山なのに一等三角点 |
東屋もあります |
長野県唯一の天測点 |
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髻山城跡の説明 |
山頂から見える山々 |
蝶ものんびり |
久しぶりの信州の里山歩きでしたが、この季節の山里はまるで原田泰治の絵の世界、しっかりと楽しむことができました。来年4月の桃の花の頃、山行を行う予定です。今度こそ「まるで丹(あかい)い霞(かすみ)がたなびいているようだ」の風景を見てみたいものです。 |
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原田泰治の絵の世界 |
桃の花の咲く丹霞郷 |
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