≪紀行文≫ |
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〜〜〜いにしえの修験者に思いを馳せて〜〜〜 |
連日うだるような真夏空が続いていましたが、よりによって当日朝は雨予報。しかしながら、雨不足の新潟にとっては恵みの雨であり、信濃川の源流の方向に向かうので、そのまま新潟県に流してくれるならばいいかと諦めもつきます。
途中、津南町に入るあたりから雨が降り出し、道の駅野沢温泉で、リーダーさんから下の雨具の着用を支持される頃はかなりの降りでした。すると「雨により足元が心配なので女神の森までは行かず、奥社本殿までのピストンにします」予定変更のアナウンスでした。
雨台風襲来と報道されていたので用心にこしたことありません。ただ一方、目的地に近づくにつれ、空が少し明るく感じるので、期待しながら大降りにならなければと祈ります。
小菅の里に9時45分頃着きました。ここの景観は国の重要文化的景観に指定されています。鎌倉室町時代から多くの修験者が集まったそうですが、今はひっそりとした山里といった印象です。 |
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仁王門 |
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登山開始 |
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小菅神社三の鳥居の前で集合写真 |
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講堂 |
菩提院 |
杉並木 |
小菅神社三の鳥居の前で集合写真を撮って10時に登山開始です。鬱蒼とした杉林をゆっくり行きますが、崩れ気味の階段石が、小雨のせいで、滑りやすくなっています。樹齢何百年の大きな杉が林立しているので、有用樹種として古のひとが植樹したのでしょうか。 |
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夜見たら怖い巨木 |
夫婦杉 |
舟石 |
いつの間にか雨は止み、600m杉林を過ぎると少し急登が続きます。履いていた雨具のせいで、身体湿度maxです。
途中、鎧石、謙信の隠れ石、船石と標柱があるも、草木と苔に覆われていてそのなまえの由来には首を傾けてしまいます。
ほかに弘法大使が座った石とか、きっと修験者を励ます為にこじ付けた名付けなのではないかと思ってしまいます。
愛染の岩の前では、恋愛成就ではなく登山の安全祈願の合掌です。
「奥社まで〇百米」の標札に励まされて、11時半奥社に到着。
唯一展望できる場所があり、千曲川が見えて薄日もさし、もう大雨の心配も無さそうです。 |
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伽耶吉利堂跡(最初に観音堂があった場所) |
弘法大師が座った石 |
.愛染岩 |
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唯一の眺望 |
奥社で集合写真 |
下山は休憩しながら、「この石、滑りやすいでーす」と声掛けをいただき、無事に13時に下山。正面に妙高山がいつもと違う角度を見せてくれました。 |
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苔石は濡れると滑ります |
斜度はないが、石が |
1鳥居を抜けると正面に妙高山 |
待っていたバスの横の講堂前で、集落の様子を眺めながら昼食。そんな中、ゴミ収集車が勢いよく停車し搬出、静寂な集落で村の生活感に遭遇。何故か安心を覚えたのは私だけでしょうか。
北信濃では、戸隠、飯縄、そして小菅山が三大修験の場所だそうです。各地で神々が山に宿ると山岳信仰がたくさんありますが、昔から人は自然災害に抗ってきて、食料や水などの山の恵みへの崇拝が信仰に繋がったといわれています。この鬱蒼とした森林の中で、修験者は何を祈願し何を体感したのでしょうか。大きく息を吸って思いを馳せます。
出来たばかりの道の駅千曲川で、ゆっくりと農産物(りんごと栗など)のお買物をして、大雨にならず、しっとりとした森林浴が出来たのは、何かのおかげかしらと感謝しつつ、やっぱり山行の終わりはソフトクリーム(今回はりんご味)を食べて帰路につきました..。
≪出逢えた草木≫
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