会山行紀行文 2023年
8/21(月)
晴れ
沼の原マツムシソウ
水沢観音

1391m(榛名富士)
参加者 (紀行文) 1866 S/T
No−T41 グレード:E 48名 (俳句) 557 T/K
 担当リーダー 2052 M/T (男性7名・女性41名) (写真) 1866 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=巻潟東IC=渋川伊香保IC=県営松の沢グランド駐車場(10:00)…ゆうすげの道散策…県営松の沢グランド駐車場(10:55)=榛名山ロープウェイ(11:05)≒榛名山・榛名山富士山神社≒榛名山ロープウェイ(12:00)=水沢丹次亭・昼食(12:35-13:15)…水沢観音・万葉歌碑など(13:30-14:30)=渋川伊香保IC=巻潟東IC=新潟駅南口(18:00)
≪紀行文≫
〜〜〜今回の山行はとても有意義で快適でした〜〜〜

 数十年ぶりという、たいへんな酷暑に見舞われた今夏の新潟、少しでも涼しければいいなぁ、と期待しつつ群馬県への山行に参加しました。
 バス2台に分乗して6時に新潟を出発、快適な社内温度に助けられて順調に県境を越え、予定の時間にやや遅れて最初の目的地「ゆうすげの道」に到着、すぐに支度をして出発します。
 やはり新潟よりも涼しく高原らしい快適さ、榛名富士・榛名湖畔脇に広がる草原に敷かれた木道を気持ちよく歩き出しました。
最初の目的地「ゆうすげの道」に到着、すぐに支度をして出発

 (花の名前が苦手なので、間違っていたらお詫びします)
次々と現れる花花花・・・ マツムシソウ(上段中・下段左)が盛りでした。
 榛名湖畔脇に広がる草原に敷かれた木道を気持ちよく歩きました
下段中が「ゆうすげ」、孤独に咲いていました。

 可愛い花が次々と現れますが、思ったよりも小さい!、本来なら湿地帯のはずの「ゆうすげの道」が乾いており、木道を外れても靴は汚れません。ネットに因れば、やはり今年の暑さは花々にとっては厳しいのでしょう。
 「ゆうすげの道」
上段右がこのコースの名前にもなっている「ゆうすげ」です。
下段中が「ゆうすげ」です。

 歩くほどに何種類もの花が現れます、写真を撮りつつ、花の名前をメンバーに教えてもらいながら楽しく歩きました。
ここで一番の人気は「ゆうすげ」の花だろうと思いますが、看板よりも随分小さかったのは、やはり水分不足のせいなんでしょう。
「ゆうすげの道」で集合写真。1号車の皆さん。 2号車の皆さん、元気で楽しそうです。 

 1時間ほどの楽しい草原歩きを終えて、次に向かったのは榛名富士山頂・1391mです。
 一気に急坂を上がる榛名山ロープウェイを降りて、結構な急階段を登り切った先が富士山神社です。
 赤い柱に支えられた白い壁、展望も良く観光客も多い、一等三角点「榛名富士」もあって、なかなかの絶景です。
 ここで本日2回目の集合写真を撮り、暫しの展望などを楽しんでから下山しました。
ロープウェイの出発点と山頂駅、更に上の急坂を上ります。
急坂を頑張って富士山神社に到着。際立つ紅白、美しい神社です。
富士山神社と由来書き、山頂の眺めなども楽しんでから下山しました
山頂・富士山神社横で集合写真、1号車の皆さん 2号車の皆さん、集合写真に好都合!段差がついていました。

 やや遅めとはなりましたが、もう一つの楽しみは昼食の「水沢うどん」です。
 過去に一度来たことがあり、その際の美味しさを覚えていましたが、今回もやっぱり美味かった!
 やや太めで少し腰のある冷やしうどん、またいつか食べに来たいと思わせる美味しさでした。
「丹治亭」のお座敷にて水沢うどんの昼食、美味かった!

 昼食後は、最後の目的地・水沢観音に向かいました。
 標高610mの大きな広場には「観音堂」・「釈迦堂」・「六角二重塔」などの重厚な建築物があり、更に土産物店などもあって、多くの観光客がいました。
本堂横の六角二重塔が人気、「六道輪廻」を廻すことができます。
左から「本堂」「六角二重塔」「盗難除・魔除」です。

 更にその先の階段を上った先には「万葉歌碑」がありました。
 碑文「伊香保ろのやさかの堰塞(いで)に立つ虹の顕(あらは)ろまでもさ寝をさ寝てば」
(解釈・ネットより) 
 厳秀(榛名山)の八坂の堰塞(いで)にあざやかな朝虹が立つ。その虹のようにはっきりと2人の仲が知れてしまってもかまわない。それまでも共寝をしたならばどんなによかろう。さあ寝よう。寝ましょう。
 万葉集4,500余種中ただ1つの虹の歌です。8世紀に万葉集が編まれた時採られた民謡で、八坂の堰塞(いで)に潅漑されたこの東南麓一帯の地の当時の有馬郷の人々が折にふれて歌いはやしたものと思われます。上古の農民の大らかな情感が伝わって来るではありませんか。
本堂から登った丘に建つ「万葉歌碑」、説明文もありました。

(俳句)
・ゆうすげの道入り口は花芒      ・山萩のほつほつほつと小(ち)さき紅
・かなへびのちょろり木道松虫草 
   ・どっしりと掌ほどの大茸(きのこ)
・ゴンドラの下秋草の刈られをり    ・山頂の白きお社蟻の列
・榛名湖に映る秋空小さき波   
   ・山旅の昼餉うどんと舞茸と
・ほうずきの鉢に風鈴はなやぎて 
   ・実をつけし木々水沢の観世音

 高原的な心地よい暑さの中、多くの仲間との楽しい歩きを楽しみつつ、歴史を感じるお堂や句碑なども見学し、美味しい名物うどんの昼食など、今回の山行はとても有意義で快適でした。参加された皆さんの良き思いでとして、長く記憶に残ることでしょう。

 新たに採り入れた「体験山行」に、女性6名の方の参加もありました。今回参加されて、楽山会の楽しい企画、節度あるメンバーの歩き、行先での新しい発見!などに魅力を感じて頂けたことと思います。縁があってまたご一緒できる日を楽しみにしたいと思います。
 計画して戴いたリーダー・M/Tさんに感謝します。有難うございました。 (おわり)