≪紀行文≫ |
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〜〜〜世界的にも稀な台地状の山頂湿原を有する自然の宝庫「田代山」の湿原を満喫〜〜〜 |
田代山は、福島県と栃木県の県境に連なる帝釈山脈の一座。山頂には広大な田代山湿原が広がり、ここから眺める会津駒ヶ岳や日光連山は絶景。さまざまな高山植物に彩られる湿原は尾瀬国立公園の特別保護区に指定され、一方通行の周回木道は夏、登山者が列をなすそう。“この湿原にはかつて水田があったと伝わる”との伝聞記述は日本の代表的な地誌『新編会津風土記』のものだが、弘法沼あたりの広く浅い池塘はその伝聞に現実味を抱かせる。
「田代山」は「雲上の楽園」とも呼ばれ、山頂湿原ではワタスゲ、チングルマ、ニッコウキスゲなど約400種にもおよぶ高山植物を楽しむことができ、山頂からは会津駒ケ岳、燧ヶ岳、遠方には飯豊連峰、吾妻連峰の雄大な眺望も魅力である。
だいぶ前から雨の予報で、7/14(金)から16日(日)に日程変更し、25名参加から18名になり実施。日程変更は大当たり、快晴の中実施することができた。
新潟駅から参加者17名を乗せたマイクロバスは新潟駅6時過ぎ出発、新潟中央ICから高速の磐越道に乗り安田ICで途中乗車する1名を乗せ計18名となる。 |
新鶴ICで下り、南会津の栃木県との県境にある猿倉登山口まで新潟駅から4時間かかる場所なので、かなり遠い。猿倉登山口に近くなるとかなり荒れた砂利道になるので、速度も落ちる。
ようやく猿倉登山口(1390m) に10:16到着。日曜日で快晴なので登山客が多く、2か所の駐車場は満車。駐車場は登山口に10台程度と登山口より200メートル手前の公衆トイレ前駐車場に40台程度。清潔なトイレもある。 |
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歩いたルート(クリックで拡大) |
教理と高低(クリックで拡大) |
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猿倉登山口で登山準備 |
登山口標識、田代山まで2km、約2時間の標識 |
猿倉登山口から登山開始 |
田代山は山頂まで2時間。登山道は整備され登りやすく初級者向きの山ですと書かれている記述が多いが、猿倉登山口から田代山の湿原にある三角点までは2キロメートル程度で高度差は530メートルほど、距離と高低差の通り今回のグレードD上では急登が続く今回の山行は参加者で少し遅れ気味になる人も出る。
猿倉登山口から登山口付近で沢が流れていて、橋を渡って山道へと入っていく。尾根道へと階段の急登が始まる。15分ほど登ると水場があり、登山道脇のところどころに切り株イスや丸太のベンチの休憩スペースがある。ほどなく樹林内を登る急な山道が現れる。
しばらくは樹林に覆われて視界のない急登が続くが、ササが密生しナナカマドやカエデなどが多くなると、視界も少しずつ開け、稜線も見え隠れし始める。 |
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開始早々沢を渡る |
距離と高低差の通りこのような急登が続く |
登山開始15分後にある水場 |
針葉樹林に入りやや平坦な道を通過し、樹々の間を縫うような急峻な道をひたすら歩くと、約1時間で木道が現れ、小田代と呼ばれる小湿原に到着した。小田代湿原では高山植物と山々を見て小休止。 |
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湿原の小田代手前で少し斜度が少ない登山道に |
湿原の小田代に到着 |
小田代湿原には、キンコウカなどが咲いていた |
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小田代湿原から新潟県境の山々が見える |
小田代湿原から田代山湿原の淵が見えた |
田代山へ登山開始 |
小田代から山頂まで急坂を登ると田代山山頂湿原に到着。木道は反時計回りの一方通行。湿原の木道を歩けば、高原散歩の感覚で、遠く会津駒ケ岳に連なる峰々が目の前に広がる。
分岐点から少し歩くと美しい池塘が現れ、高山植物を楽しみながらしばらく進むと、田代山三角点の山頂の標識に到着。ここで昼食とした。
田代山山頂湿原は、尾瀬国立公園の特別保護地区に指定。季節ごとにチングルマ、イワカガミ、タテヤマリンドウ、ワタスゲ、キンコウカなど約400種にも及ぶ高山植物が咲き、秋になると草紅葉が楽しめるそうだ。 |
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田代山湿原の入口に入る |
田代山三角点に向かう |
途中、湿原の中で弘法池が、昔雨乞の儀式の場所 |
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先の数人いる場所が田代山(1926m)三角点 |
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田代山山頂標識 |
田代山山頂三角点で集合写真 |
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白根山、男体山などの日光連山 |
会津駒ケ岳に連なる山々 |
田代山三角点から木道を歩き、弘法大師堂(避難小屋)に向かう。そこには立派な山頂トイレ(有料)があり、周辺にベンチがある。田代山避難小屋は弘法大師堂とも呼ばれ、弘法大師坐像が祀られている。
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田代山山頂三角点の木道で昼食 |
弘法大師堂に向かう |
ここが、田代山で一番高い弘法大師堂(1971m) |
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弘法大師堂の中に弘法大師像が祀られている |
弘法大師堂の脇から帝釈山へ |
弘法大師堂で休憩後、出発 |
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湿原から離れがたく日光連山を眺める |
湿原から下山開始 |
登山口へ到着 |
帰りに、道の駅や町の駅に寄り、また夕食購入のためスーパーにも寄り、一路新潟へ帰る。
≪田代山湿原で出逢えた花々の一部≫ |
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