≪紀行文≫ |
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〜〜〜菩提から涅槃の道場へ、佐渡八十八ヶ所めぐりE〜〜〜 |
大雨注意報が連日出ており、お天気が大変心配されましたが、幸いにも初日に雨が少し降っただけで済みました。今回は「佐渡八十八ヶ所めぐり」の6回目、遍路も菩提(心が落ちつく境地)の道場から涅槃(悟りを開く境地)の道場へと終盤入りです。
≪7/10(月)雨のち曇り≫
一日目は国中平野の新穂地区にある57番慶徳寺から、両津湾の東海岸通り沿いにある69番正覚寺まで、13ヶ寺めぐりとなかなかハードの行程です。先達は佐渡八十八ヶ所霊場会前会長の梶井さんで、2回目になります。
スタートの57番慶徳寺では、先達さんから遍路のお務め作法の説明を受け、皆さんで般若心経を唱和しました。久しぶりの般若心経、速さについていくのに難儀です。
京都の清水寺を模した58番清水寺、59番管明寺ではお菓子のお接待を受け、61番善光寺鐘楼の天井の龍の彫物は素晴らしいものでした。63番青龍寺には見ることができませんでしたが狩野探兆が酒を6升飲んで一晩で一気に書き上げたと言われる龍の天井絵があるそうです。午前中に6ヶ寺まわり、扇寿司でお寿司を食べました。 |
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慶徳寺でお務めスタート |
慶徳寺、水連の池 |
清水寺へ石段を登る |
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懸造(かけづく)りの清水寺 |
管明寺にトキ? |
護村寺の教え |
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善光寺のりっぱな山門 |
写真を使っての説明 |
善光寺鐘楼の素晴らしい龍の彫物 |
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青龍寺、龍の天井絵写真 |
お寿司の昼食 |
東光院、紫陽花と蓮のコラボ |
午後は、畑野のAコープで買い出しを行い、奥の院に子孫繁栄の御神体が祀られている62番東光院からスタートです。雨もすっかり上がり、蒸し暑くなりました。
トキの森で、ソフトクリームを食べ休憩です。土田麦僊の書いた額のかかる64番湖鏡庵、65番世尊院をまわり、両津にある66番昭和院です。遍路路はこれより小佐渡の方へ入ります。67番不動院では入る時には鐘を鳴らしても良いが、「出鐘」はお金が出るか良くないと教えを受けました。国の重要文化財のある68番長安寺、69番正覚寺をめぐり、ハードな一日は終わりました。しかし、さすが楽山会の皆さんの脚力です。予定より早目に終了して宿に入ることができました。
宿泊はトキ交流会館、食事を出してもらえますが、後片付けをしなければなりません。皆さんでワイワイと、なんだか合宿のようでこれも楽しかったです。 |
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東光院、子孫繁栄の石仏 |
ソフトクリームが美味しい!! |
湖鏡庵、土田麦僊の書いた額 |
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昭和の遍路写真 |
不動院の八十八石仏 |
長安寺の赤い山門 |
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トキ交流会館の夕食 |
K氏の尺八演奏 |
晃照寺でのお務め |
≪7/11(火)曇り≫
二日目、早起き組はたくさんのトキの飛び立ちを見ることができたそうです。やはり早起きは三文の徳のようでした。
文殊院住職、山本先達さんの案内でスタートです。70番晃照寺では朝一番のお務め、71番宝珠院には秋の花が咲き始めていました。72番来迎寺、73番誓願寺をめぐり、津神島公園で日本画のような佐渡の景色を楽しみました。74番観音寺でお務めをし、野浦公民館へ向かいました。
昼食は、おかず一杯の大きなお弁当を食べました。食後はいよいよ佐渡の伝統芸能「春駒(はりごま)」と「文弥人形芝居」を観覧です。唄に合わせて踊る愉快な春駒に、顔もほころび目出度い気分なりました。文弥人形芝居の牛若丸と弁慶の大変迫力のある演技に大きな拍手でした。
公演の後に行った、文弥人形を操る体験は貴重なものでした。
最後の札所は山本先達さんの文殊院です。お堂の中に入り皆で最後のお務めをしました。 |
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もう秋の花咲く |
これが遍路転がし |
津神島公園の散策へ |
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津神島公園のご神木 |
大きなお弁当で昼食 |
愉快な春駒の踊り |
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迫力ある文弥人形芝居 |
文弥人形の操りの説明 |
文弥人形の体験 |
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野浦公民館にて文弥人形の皆さんと集合写真 |
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文殊院で最後のお務め |
お接待で頂いたお菓子 |
赤玉地区の七夕飾り |
管明寺さん、文殊院さん、そして村のお婆さんから頂いた温かく素朴なお接待に、心から癒されました。そして佐渡の方々のご協力で、お天気にも恵まれ無事に19ヶ寺をめぐることができました。ありがとうございました。 |
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