≪紀行文≫ |
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〜〜〜貴重な体験ができた山行でした〜〜〜 |
小樽港から北へ233km、バスに乗り3時間半、羽幌港へ行き、そこから西25kmに焼尻島、30qに天売島があります。両方とも平坦で仲良く並んだ小さな島です。 |
≪7/1(土) ≫
新日本海フェリーで新潟港を出港、さっそくデッキでお楽しみの昼食会。枝豆、漬物、サラダ、焼きそばなどなど、もちろんビールで乾杯です。
露天風呂にゆったりと入り、夕食会も盛り上がり。これぞ船旅、十二分に満喫し、小樽港に到着。 |
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新日本海フェリーで出航 |
デッキでの楽しい昼食 |
≪7/2(日)≫
早速バスに乗り羽幌港に向かいました。
羽幌港から約一時間で焼尻島に到着。
焼尻島は周囲12qほどの小さな島です。
島の紹介には「密林と原生花、めん羊が育つ島」とあります。 |
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鰊御殿を見学 |
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満開のハマナス |
羽幌港より焼尻島へ出航 |
焼尻島のフェリーターミナル |
早速、島の散策に出発。島の南の1/3は原生林、「焼尻の自然林」として国の天然記念物に指定されています。
薄暗い森の中の木々は、北の風雪に耐え曲がりくねった幹が多いです。花は終わっていましたが水芭蕉の池のある雲雀ケ丘公園を抜けオンコの庄へ。ここは5万本ものオンコ(イチイ)が自生する景勝地です。日本海からの強風と積雪の重さで、上に伸びず地を這うように横へ横へと枝を張り、高さわずか1m、その枝の広がりは直径10mを越える末広がりの巨木になっています。その巨木が立ち並ぶ様子には圧倒されました。 |
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オンコ原生林入口 |
奇木が多い |
珍しいエゾチドリ |
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横に広がったオンコ |
オンコの内側 |
アヤメ、ショウブ? |
白浜キャンプ場で休憩を取り、海岸にそって遊歩道を島の先端に向かいました。期待のエゾカンゾウは一輪しか見つかりませんでしたが、様々の花に出会うことができました。圧巻はヤナギランの群生でした。北の島は季節の進みが早いようです。
島の西端の鷹ノ巣園地に到着。これから渡る天売島が眼前に見えます。距離にして4qだそうです。食料を持ち寄り、分け合ってのランチも楽しかったです。
帰路は島の中心部を抜ける道、両側はずっと牧草地になっています。ここでも様々なお花を見ることができました。放牧されているめん羊は黒い顔の珍しいものでした。後で分かったことですが、このめん羊は高級品種の「サフォーク」で、牧場は8月末で閉鎖になるそうです。最後のめん羊を見ることができました。 |
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ヤナギランの群生 |
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向かいは天売島 |
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鷹ノ巣園地で昼食 |
天売島にて 集合写真 |
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帰路はフラワーロード |
のんびりとめん羊の放牧 |
赤岩展望台 |
焼尻島から20分の乗船で天売島に着きました。3つの民宿に分宿です。それぞれ迎いの車で宿へ向かいました。宿で夕食をとり、7時に迎えのバスに乗り「ウトウ帰巣ナイトガイド」に出発。
天売島は世界最大のウトウの繁殖地になっています。赤岩展望台の周辺はウトウの繁殖地で、1〜5m近く掘った穴で繁殖を行います。
夜明け前に親鳥が一斉に飛び立ち、夕方暗くなった頃に帰ってくるその帰巣の様子の見学です。空から湧くように、次々とウトウが巣を目指し帰ってきます。そして一直線に巣に飛び込む様子は見応えのあるものでした。 |
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ウトウの帰巣を狙って |
ウトウの営巣地赤岩周辺 |
帰巣したウトウ |
≪7/3(月)≫
次の朝は、5時にパークゴルフ場前に集合して朝の散策です。島の西側の散策路を千鳥ケ浦園地近くまで歩きました。沢山のオニシモツケやヨツバヒヨドリの花を見ることができました。
それぞれの宿に帰り、朝食をとり宿に別れを告げフェリーターミナルへ。この日はウニ漁が行われ、戻ってくるウニ漁船とウニの選別の見学を行いました。地元の方のご厚意で少しウニを食べさせて頂きました。
短い滞在時間でしたが天売島に別れを告げ、焼尻島経由で羽幌港へ。そこよりバスで小樽に戻り帰路に着きました。
ハイシーズンで宿の取りにくい中、準備をしてくださったリーダーさんに感謝申し上げます。
貴重な体験ができた山行でした。ありがとうございました。 |
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朝のご挨拶 |
オニシモツケの群生 |
ヨツバヒヨドリの群生 |
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この下は断崖絶壁 |
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天売島の散策路 |
焼尻島にて集合写真 |
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ウニ漁船が帰ってきました |
ウニの選別 |
ウニを頂きました |
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