会山行紀行文 2023年
4/23(日)
晴れ
(かくじょうさん)
鶴城山

227m
参加者 (紀行文) 2052 M/T
No−T17  グレード:E 19名 (俳句) 557 T/K
 担当リーダー 1316 M/M (男性3名・女性16名) (写真) 2052 M/T
≪コースタイム≫
新潟駅(8:10)=中之島見附IC=栃尾体育館(9:40-9:50)…鶴城山(11:00-12:00)…市内散策…
栃尾体育館(13:50-14:00)=R290みちの駅とちお(14:16-14:30)=中之島見附IC=新潟駅(16:30)
≪紀行文≫
〜〜〜気分は上杉謙信・鶴城山(かくじょうさん)〜〜〜

 栃尾城跡が残る鶴城山は、長尾氏の居城として上杉謙信が14才から19才のまでの青年期を過ごしたところです。その名も鶴が羽を広げたようなところが由来です。今では、栃尾の街の展望台として親しまれています。

 素晴らしい青空のもと新潟を出発。バスの中でリーダーさんより栃尾の市街図を見ながら説明がありました。定刻より早くに栃尾体育館に到着、支度をして出発。初めての山なの期待が膨らみます。

 鶴城山への登山道は幾つかありますが、トレッキングなので階段の少ないコースからの登山になりました。宝光寺の境内からの登りですが、いきなり階段です。階段に沿って咲くシャガの花が見事、時々立ち止まり、花を眺めながらゆっくりゆっくり登りました。

 (俳句)子育ての観音拝す登山口 (俳句)満開の著莪の階続く墓地 (俳句)水芭蕉栃尾城址の入口に
準備はよいですか! 宝光寺から登ります すぐに階段登り!

 墓地を抜けると林道です。畑作業をするおじさんに、水が張られた棚田は原風景を描いていました。次は車道に入りましたがキランソウ、トキワイカリソウ、イワカガミ、ツツジ、チャルメラソウ、ウワズミザクラと低山の割に多くの花に出会えました。山頂近くはキバナスミレの群落が続きます。「ここでキバナスミレ見られるとは思わなかった!」と皆さん喜んでいられました。
のどかな原風景 時には車道歩き ここが登山口(山頂まで10分
またも階段登り キバナスミレの群生 お城?トイレです

 山頂は広い見晴台のようになっており、眺めがまた素晴らしい。白山、粟ヶ岳、川内山塊、守門岳、後ろを振り向くと佐渡島に弥彦山まで見えました。温かい陽射し、心地よい風、鶯の鳴き声、の〜んびりと眺めをご馳走に昼食をとりました。

 昼食後はKさんの野点のお抹茶、とても美味しく頂きました。
 青年上杉謙信もこの景色を眺め、この風を感じていたのかとロマンを感じました。

 (俳句)鶴の羽似し城跡の若葉風  (俳句)残雪の守門間近に山の昼
 (俳句)本丸の跡の野点や若葉風 (俳句)黄すみれの階続く下山道
 (俳句)棚田みな捨田となりて蕗伸びる

 
 山頂の広場
山頂の標識 山座同定できたかな? 眼下には栃尾の町並)
 話が弾む昼食
静かな昼食も良し 山頂での集合写真

 下山後は雁木の続く栃尾の町あるき、織物で栄えた町もすっかりシャッター街になっていました。
 上杉謙信により建設された常安寺を見学し、欅並木の美しい川沿いを戻りました。
 帰路は「R290みちの駅とちお」に寄り、お楽しみの名物栃尾のお揚げを買いました。
 のんびり歩き、素晴らしい眺めを楽しむことができたトレッキングでした。リーダーさんありがとうございました。

 (俳句)若楓古き灯篭覆う寺  (俳句)春風に灯明揺るる常安寺  (俳句)歌碑並ぶ石垣の岸春の川
下山しま〜す! 転ばぬように気を付けて! 栃尾名物の雁木通り
ちょっと休憩 上杉謙信が建てた常安寺 川辺の欅並木

≪山行で見られた花≫