≪紀行文≫ |
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〜〜〜カタクリの群生地を周遊する〜〜〜 |
新潟市の桜開花が観測史上の最速が予想される中、カタクリの開花も例年よりも早く城址群生地の花が咲き終っていないか不安に駆られてバスに乗る。 |
高内山は石地駅から近く登山口は5ケ所程あるが今回は甲戸登山口からの急登に備え登山口で各自準備体操をしてから出発する。
しばらくすると登山道脇に花の盛りを過ぎたカタクリの花を散見するようになって来た。
また、高内山は雪端椿の群生地で知る人ぞ知る場所で両脇に赤い椿の花が咲き乱れている。 なお、近年温暖化や少雪に伴い県内の海岸地区にイノシシが生息し登山道が獣道となり一部ぬかるんだ個所もあったがカタクリの紫と雪端椿の赤を見て尾頃部登山口との分岐で休憩をした。
(俳句)
登山口猩々袴ひそと白 猪の爪跡しかと春の泥
木漏れ日に雪端椿紅深し 一面の片栗の中一休み |
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出発前、ストレッチで身体をほぐしましょう。 |
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暖かい春の日差しを浴びてゆっくりと登ります。 |
高内山は雪端椿(ユキバタツバキ)の群生地、沢山咲いてます。 |
晴天続きで道は乾いていてすごく歩きやすかった。ちょっと一休み。 |
その後、一番登りのきつい空堀を経て黄色のスミレの花を見ながら進むと城址山頂についた。
山頂には高内城址の石碑の祠があり、眼下に柏崎市、旧西山町の山容が望める。城址周辺の平地はカタクリの群生地として整備され満開に近いカタクリの花鑑賞することができた。
(俳句) 城跡の灯籠覆う若楓
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高内山は城址です。
空堀を過ぎれば頂上は間近。 |
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頂上です。往時を偲んで感慨にふけりましょう。 |
疲れも見せず、皆、良い顔です。 |
帰路は、尾頃部登山口との分岐を下り両脇に名残のカタクリの花を眺めながら尾頃部登山口に到着した。
昼食は天気が良いので屋外の芝生で各々取り、久しぶり振りに抹茶をいただきました。
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自然交流体験施設“ゆうぎ”でのお昼。広いオートキャンプ場です。 |
自然の中でお茶を楽しむ究極のリフレッシュ、お馴染みの“野点”です |
その後、樹齢350年と推定される花が咲き乱れた大椿を下から見上げ歓声をあげながら眺めた。また海岸線にある出雲崎町の北前船の家や妻入り建物を見学し歴史を勉強した。
天気にも恵まれてカタクリと椿の花を満喫し概ね予定した時間に新潟駅南口に到着した。
(俳句) 山裾に枝広げ咲く大椿 吊雛を館一杯古き町
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西山町伊毛(イモ)の大椿、いつの間にか“古代椿の郷”という看板が。 |
出雲崎の町屋見学にも行きました。何度も通っているのに知らなかった。 |
少し時期は過ぎましたが、見事なお雛さま。もうじき端午の節句に模様替えとか。 |
≪出逢えた花々≫ |
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エンレイソウ |
アオキの雄 |
アオキの雌 |
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トキワイカリソウ |
オオカメノキの葉っぱ |
ショウジョウバカマ |
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オオバキスミレ |
カタクリ |
ユキバタツバキ |
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