≪紀行文≫ |
|
|
〜〜〜歴史と多くの花にたっぷり触れることができた一日でした〜〜〜 |
日程の変更がありましたが、当日は快晴に恵まれ温かい一日になりました。
今回の長岡わしま里山歩きは、出雲崎町の久田集落から妙法寺、館の沢入口まで続く「日蓮さまの道」です。この道は、日蓮が佐渡配流の折、寺泊まで歩いた道になります。ガイドは毎年案内をしてくださる地元のKさんです。
久田集落では日蓮が休んだという「腰かけ石」、日蓮が水を飲むと水が黄金に輝いたという「金清水井」を見学しました。昔と変わらない風景が残る久田集落を抜けると、これから登る久田城址が見えてきました。直登はきついので、「日蓮さまの道」の起点がある尾根道から上ります。水害で道が崩れ、一部階段になっていますが、そこを登ると緩やかな里山歩きなります。キクザキイチゲの群落が迎えてくれました。
(俳句)日蓮の腰掛け石や春の凪 (俳句)登山口そそといちげの白深し
|
|
|
|
出発の準備をして |
Kガイドさんの説明 |
「腰かけ石」座り心地はいかが? |
|
|
|
今も湧き出る「金清水井」 |
懐かしい風景の久田集落 |
「日蓮さまの道」起点 |
三つの空堀を越え久田城址に出ました。久田城址の海側は切れ落ち、かつては第二の「親知らず子知らず」でした。それで日蓮はわしま経由で寺泊に向かったとのことです。 |
久田城址からは360°見渡せ、景色の大変よい所です。青い空に青い海、出雲崎に続く美しい海岸線、そして佐渡がとても近くに見えました。
(俳句)春の海へだて佐渡は間近なり (俳句)青空へ芽吹きの木々の伸びやかに
久田城址から妙法寺までの遊歩道はアップダウンが少なく、とても歩きやすい道です。花のシーズンとあって多くの人とすれ違いました。ユキワリソウ、キクザキイチゲ、ショウジョウバカマ、カタクリと素晴らしいフラワーロード。皆さん、写真を撮るのに大忙し、たくさんの花に出会えました。
(俳句)雪割草守る如木々枝を広げ (俳句)日を抱いて雪割草の赤と青
|
|
これから登る久田城址 |
|
|
素晴らしい眺めだね |
|
春の陽一杯、里山歩き |
久田城址で集合写真 |
経文を収めたという六万部塚をめぐり、妙法寺へいったん下りました。私たちを毎年待っていて下さる貫主さんに挨拶をし、わしまと日蓮についての話をしていただきました。その後、村岡城址に登り直し、温かい陽射しの中で昼食をとりました。
食後は、楽山会のKさんによる野点です。自然の中で頂くお抹茶の味は、また格別で皆さん感激でした。
(俳句)雪割草咲く経塚を一巡 (俳句)城跡の野点に春の海光る
|
|
|
|
雪割草まつりの幟 |
妙法寺貫主さんのお話 |
村岡城址の説明 |
|
|
|
会話が弾む昼食 |
お抹茶の味は格別 |
館の沢への下り |
午後は館の沢入口まで下り、バスで寺泊に移動。寺泊ではボランティアガイドさんに、日蓮が七日間滞在した足跡を案内してもらいました。
歴史と多くの花にたっぷり触れることができた一日でした。最後は、アメ横で買い物をして帰路につきました。
(俳句)日蓮の道折々は春の泥 (俳句)寺泊海と歴史と石蕗の町
|
|
|
|
寺泊ガイドさんの説明 |
祖師堂の日蓮像 |
「硯の井戸」
この井戸水を使って日蓮が墨を磨った |
≪フラワーロードで出会った花々≫ |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|