会山行紀行文 2023年
2/27(月)
晴れ
福寿草の里と富岡製糸場
参加者 (紀行文) 2136 M/N
No−T5 グレード:E  46名 (俳句)557T/K 2136M/N
 担当リーダー 2052 M/T (男性12名・女性35名) (写真) 1866 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:10)=巻潟東IC=下仁田IC=道の駅しもにた(10:45-11:05)=虻田福寿草の里入口(11:20)…園内散策・昼食…虻田福寿草の里入口(13:15)=富岡製糸場((13:50-15:15)=巻潟東IC=富岡IC=新潟駅南口(18:50)
≪紀行文≫
〜〜〜盛り沢山の、ぽかぽか陽気の山行を楽しみました〜〜〜

 今日は、全国的に晴れの天気予報。2台の大型バスで46名乗せて(2席1人がけ)出発しました。
 魚沼地方はまだ真白い雪景色、1メートル程の積雪で、びっくりしました。越後三山が朝日を受け、青空に真白い峰々が映える絶景を眺めながら群馬県に入る。

 (俳句)雪晴れの越後三山神々し(N)
 (俳句)山旅は福寿草の待つ毛の国へ(K)  (俳句)たがやしの畑広々と上州路(K)


 Tリーダーの挨拶では、コロナで中止が続き3年振りにリベンジができたそうです。
 それに朗報です、下仁田町からの観光支援事業で、バス代10万円安くなり会費一人当たり2,200円安くなりました。
 下仁田町の道の駅に休憩するので、下仁田ネギなど買って戴きお礼の気持ちになれば良いのかなと思いますと、挨拶でした。
 ネギは太く短くて18本入って(550円)結構な重さでした。匂いがするのでトランクに載せる。

 「虻田(あぶた)福寿草の里」の入口11時30分頃に到着。「千本の梅の里」と書かれた歓迎の幟旗が出迎えてくれました。
 下仁田町の自然保護公園になっていて、古くから地域のボランティアの人達の手入れで作った梅林と福寿草の里だそうです。
 紅梅、白梅、蝋梅が彩り良く青空に映え、遊歩道からは福寿草が寄り添い金色に咲き満開でした。花々を愛でながらのんびり散策を楽しみました。
 (俳句)千本の赤白黄色梅の里(N)     (俳句)妙義山近き下仁田風光る(K)
 (俳句)赤白黄梅見上げつつ山めぐる(K)  (俳句)日を抱きてきらり華やぐ福寿草(K)

福寿草の里を目指す 金色に輝く福寿草 斜面を埋める福寿草
青空に紅梅、白梅、蝋梅、福寿草を愛でながら散策

 頂上は平らで広く、東家がありたっぷりのランチタイム後に、Kさんの振る舞う野点会を開催!お手伝いの方達と。お点前は?難いこと言わずに…和菓子とお抹茶をたて、ほぼ46名?の方に楽しんで戴いたひと時でした。Kさん言わく、山でのお抹茶は空気が澄んで泡立ちが良く美味しんだよ〜とおっしゃっていました。

 (俳句)梅林に野点に和む山の友(N)
 (俳句)福寿草咲き満つ山の野点かな(K) (俳句)野点終え梅香る空昼の月(K)

花もご馳走に昼食 春を添え野点会 売店も気になります
集合写真

 こんにゃく、しいたけ、ネギの旗が車窓から目につく。メインの富岡製糸場へと進み40分程で広い駐車場に到着です。
 土産店並ぶ「城町通り」を10分程歩き、煉瓦造りの「世界文化遺産富岡製糸場」に着きました。大きな施設の割に人家の近くで予想外でした。広大な敷地に繰糸所、西置繭所、東置繭所、工女寮、診療所など幾つもの建物が当時まま残されていました。2014年6月に、繰糸場、西置繭所、東置繭所の3棟は「国宝」になりました。

 明治5年、政府の産業近代化を進められ、外貨獲得の為富岡に日本初の官営模範の製糸場が作られたそうです。選ばれた理由は、広い土地、養蚕の繭の確保、蒸気の燃料の石炭が高崎に採れた、製糸に必要な水…など。渋沢栄一、伊藤博文、尾高惇忠、韮塚直次郎、製糸技術者にフランス人のポール、ブリュナなどの偉人達の尽力で作られました。

 操糸場では全国から優秀な14歳から20歳の工女が集められ、絹文化の発展に貢献されたそうです。長さ140メートルの繰糸機は300の釜があり、蒸気で繭を紡ぐ工女の働く姿を見て(パネル)圧巻でした。まだ電気の無い時代の建物は工夫され、明かり取りの窓は大きく、風通しにも工夫された構造になっていますと…イヤーフォン付きのガイドの説明で見学しました。

 (俳句)春日差し窓の大きな操糸場(N)  (俳句)国宝は初の製糸所春の旅(N)
 (俳句)春うらら世界遺産の製糸場(K)  (俳句)国宝の繭置所野水仙(K)
 (俳句)女工らの在りし日遠く春浅し(K)

世界遺産の富岡製糸場 案内図 ガイドさんの説明
国宝東置繭所 国宝繰糸所 製糸の要自動繰糸機

 盛り沢山の、ぽかぽか陽気の山行楽しませて戴きました。雪ちらつく新潟に無事に着きました。
 Tリーダーさんの心遣いに感謝しています。 会員皆様お世話になりました。

 (俳句)車窓より谷川岳の雪白し(N)  (俳句)満足の帰路下仁田の葱を手に(K)