会山行紀行文 2023年
8/29(火)-9/2(土)
全行程晴れ
(くろべごろう〜かさがだけ)
黒部五郎岳〜笠ヶ岳

  2839m
    2897m
参加者 (紀行文) 2044 S/H
No−92 グレード:B  16名
 担当リーダー 2044 S/H (男性4名・女性12名) (写真) 2055 M/K
≪コースタイム≫
≪8/29≫
 新潟駅(6:00)=折立(10:20)…青淵三角点(12:20-12:50)…太郎平小屋(15:15)
≪8/30≫
 太郎平小屋(6:10)…北ノ俣岳(8:25)…黒部五郎の肩(12:30)…黒部五郎岳(12:50)…黒部五郎の肩(13:10-13:40)…黒部五郎小屋(15:40)
≪8/31≫
 黒部五郎小屋(5:50)…三俣蓮華岳(8:40)…双六岳(9:50〜10:20)…双六小屋(11:30)…鏡平小屋(13:50)
≪9/1≫
 鏡平小屋(5:50)…弓折岳(7:00)…笠新道分岐(11:40)…笠ヶ岳山荘(13:30)…笠ヶ岳(13:50-14:20)…笠ヶ岳山荘(14:40)
≪9/2≫
  笠ヶ岳山荘(5:50)…笠新道分岐(7:00)…杓子平(8:25)…笠新道入口(12:00)…新穂高温泉(12:50-13:10)=入浴、昼食=新潟駅(20:15)
≪紀行文≫
〜〜〜5日間ともよく晴れ、北アルプスの絶景を飽きるほど楽しんだ〜〜〜

 日本の近海に台風が3つも来ていた。幸いにいずれも進路が外れるよう。北アルプス大縦走が始まるが雨と風に会わないように祈るばかりだった。4年前は爆弾低気圧で黒部五郎小屋から下山を余儀なくされた山行、今回はどんな山行になるだろうか。

≪8/29≫ 
 新潟を6時に出たバスは16名を乗せて折立の登山口に。最近その登山口に熊が出ているという情報を知っていた。登山口には熊の注意の看板があちこちに。トイレの横にバスを停めてもらって準備そして歩き出した。

 しばらく樹林帯の中の急坂の登り、青淵三角点のベンチで昼飯休憩、そして樹林帯を抜け石のゴロゴロする道を涼しさを感じながら登る。実によく整備された道だ。
折立登山口パーキング スタート準備 標高を上げる 今日の標高差 三角点 着 ランチタイム
石畳みの道 木道 快適 太郎平小屋 もう少し

 太郎平小屋に到着、明日登る黒部五郎岳や水晶岳、鷲羽岳、そして薬師岳を見ながら夕食まで景色をたっぷりと楽しんだ。涼しい気温の高原、新潟の夏の暑さを忘れて明日も晴れてくれと願ったのでした。
太郎平小屋広場から薬師岳 太郎平小屋広場から水晶岳(中央)と鷲羽岳
≪8/30≫

 朝食は5時30分の二番手グループ、6時10分に小屋の前で集合写真を撮り出発。

 快晴の中、黒部五郎岳をめざして歩き出す。

 右手には加賀白山、そして左手には水晶、鷲羽、振り返ると薬師岳、圧巻のパノラマが続く。
集合写真 8月30日 朝 太郎平小屋スタート前
朝日を浴びて黒部五郎岳へスタート   左 黒部五郎岳と笠ヶ岳見ながら北ノ股岳へ  北ノ股岳 左から黒部五郎岳、笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山
 赤木岳の岩登り  黒部五郎岳と右側笠ヶ岳眺めで休憩.J  左 薬師岳の右奥に小さく見えた剱岳と立山

 歩きやすい道、緩やかに登り、緩やかに下る。北ノ俣岳を過ぎて、しばらく下って黒部五郎の登りにかかる。
 石のゴロゴロした道を登る。黒部五郎の肩にザックを置いて山頂へ、前回はガスで景色はかなわなかったが今回は360度のパノラマを楽しんだ。
数多くのアップダウンで最後の急登 五郎の肩へ
 黒部五郎の肩 ザックデポして山頂へ  集合写真 8月30日 黒部五郎岳山頂 中央後ろ水晶岳

 黒部五郎の肩まで降りて昼食、そして黒部のカールを降りる。途中一度道を間違えたがなんとか黒部五郎小屋までたどり着いた。
黒部五郎カール経由で五郎小舎へ 五郎小舎見えたのに・・・遠〜い ようやく黒部五郎小舎
 黒部五郎小舎 夕食までくつろぎ  小舎から明日の笠ヶ岳右奥  五郎小舎夕食 カツとソバ

≪8/31≫
 
 5時朝食、5時50分出発。三俣蓮華岳まで急登が続く。

 天気がいいので周りの山々がすごく綺麗に見える。その景色に癒されて快調に進む。
集合写真 8月31日 朝 黒部五郎小舎 スタート前 三俣蓮華巻道分岐点へ

 三俣蓮華岳に着くと槍や穂高がその雄大な姿を現した。そして双六岳への登り、この日は余裕の日程を組んだので双六岳の山頂では30分のコーヒータイムを取った。景色を楽しんだり、写真を撮ったりと楽しい時を過ごしたのでした。
 三俣蓮華岳へ  三俣蓮華岳山頂 左 水晶岳  双六岳山頂へ稜線コース 槍ヶ岳と穂高
 双六岳から北鎌尾根 槍ヶ岳 穂高
 集合写真 8月31日 双六岳山頂 左 黒部五郎岳 右 薬師岳   双六岳から北鎌尾根 槍ヶ岳 穂高

 そして双六小屋への急な下り、そこでトイレタイム、後は鏡平小屋まで槍ヶ岳、穂高を見ながら、登ったり下ったりの道、鏡平小屋では遅めの昼食、その後はゆっくりと景色を見ながらののんびりタイムを過ごしたのでした。
 鏡平小屋の横にある池には槍の雄姿が映り、それはめったに見ることのできない至極の時だったのでした。晴れてよかったなあと我々の運の良さを感じたのでした。
双六岳から巻道分岐へ 双六小屋見えた 双六小屋 弓折乗越へ
 どこまでも槍ヶ岳 穂高が付いてくる  槍ヶ岳 弓折岳分岐と鏡平山荘見えた
 弓折乗越(弓折岳分岐)  鏡平山荘  夕方の鏡池湖面の逆さ槍ヶ岳

≪9/1≫
 この日は笠ヶ岳に登る日、弓折乗越まで300Mの急登、朝一番なのでそんなにはきつくない。そこで休憩して笠ヶ岳まで登ったり下ったりを繰り返す。

 青空に映える槍ヶ岳や穂高連峰を見ながらの歩きなので足は自然と前に進む。
 集合写真 9月1日 朝 鏡平山荘スタート前  弓折岳へ登り返し

 稜線歩きなのでハエマツの上に体が浮いて見晴らしはいい。もし風があったら大変なところ、でもこの日は無風。
 抜戸岳手前で早めの昼食、青空に槍、穂高を眺めながらのランチタイム。
 その後、石のゴロゴロした道を笠ヶ岳山荘まで登ったのでした。
弓折岳山頂から笠ヶ岳へアップダウン   稜線歩き 右に笠ヶ岳  抜戸岳へ
まだまだ笠ヶ岳へアップダウン 笠ヶ岳山頂と山荘 山荘へ岩場登り

 山荘前に荷物を置いて山頂へ、4年前はここまでたどり着けなかったので、山頂でゆっくりと休憩、アルプスの景色をたっぷりと楽しんだのでした。小屋まで降り、受け付けをして夕食までゆっくりと休憩、小屋の主人によると、前の日とこの日が久しぶりの雲一つない快晴だったそうです。運がよかったのですね。
笠ヶ岳山荘 着
 ザックデポして笠ヶ岳山頂へ  集合写真 9月1日 笠ヶ岳山頂 

≪9/2≫
 この日は帰る日、笠新道分岐まで降りて、そこから始まる急坂の下り、石のゴロゴロする道を慎重に、最終日はケガをしやすい。ゆっくりでいいからと、途中何度か休憩を取り、笠新道入口まで降りたのでした。後は林道歩き、新穂高からバスに乗り温泉に浸かり、遅めの昼食を食べて新潟まで戻ったのでした。
日の出前 富士山と南アルプス 笠ヶ岳山荘 槍ヶ岳 中岳からご来光
 笠新道分岐.
集合写真 笠ヶ岳山荘スタート前 杓子平休憩 笠カール眺めと下山路.
笠新道下山中 大勢の登山者とすれ違い 笠新道下山口 着 日帰り温泉ひがくの湯で湯ったり天国気分

 今回は5日間ともよく晴れてくれた。北アルプスの絶景を飽きるほど楽しんだ。そして最後までトラブルなしで長い行程を歩き通した。メンバーの皆様、ほんとうにご苦労様でした。また、どこかの山でお会いしましょう。

≪今回出逢え花々の一部≫