会山行紀行文 2023年
7/29(土)
晴れ一時雨
(たてしなやま)
蓼科山

2530m
参加者 (紀行文) 2097 T/Y
No−82
グレード:C上  28名
 担当リーダー 2097 T/Y (男性11名・女性17名) (写真) 2097 T/Y
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:00)=新潟西IC=巻潟東IC=栄PA=(北陸・上信越道)=東部湯の丸IC=7合目登山口(1900m)(10:38-10:54)…将軍平(12:27-12:57)…蓼科山山頂(2530m)(13:38-14:01)…将軍平(14:43-14:55)…天狗の露地…7合目登山口(1900m)(16:22-16:35)=東部湯の丸IC=(上信越・北陸道)=栄PA=巻潟東IC=新潟西IC=新潟駅南口(21:40)
≪紀行文≫
〜〜〜急登の場所はガレバと大岩の岩石帯、「天狗の露地」で女神湖、車山など素晴らしい眺め〜〜〜

 麓は数日前から快晴の予報ではあるが、山頂は一時雨が降っている日が続いており、当日も湿度が高い予報なので、一時雨の可能性大であった。
 蓼科山(たてしなやま)は、女ノ神山(めのかみやま)とも呼ばれており、長野県茅野市と北佐久郡立科町にまたがり標高2,530.3mの火山である。八ヶ岳連峰の最北端にあり円錐形の美しい形の山なのでどこから見ても蓼科山だとわかる富士山のような形なので、諏訪富士(すわふじ)とも呼ばれており、日本百名山の一つである。

 新潟駅20名を乗せた中型バスは新潟駅6時出発、その後巻潟東5名、栄PA3名を乗せ計28名、北陸自動車道経由上信越道東部湯の丸ICで降り10:27七合目登山口の無料駐車場に到着。

 土曜日なので、下の駐車場を含め道路脇も満車状態。下車したらかなり涼しい、予報では17度〜18度であったが、体感は20度程度で、湿度が高い。

 登山準備の後、最近加入された2名から自己紹介していただいた後、登山口の七合目一の鳥居をくぐって10:54登山開始
今回のルート(クリックで拡大) 歩いた距離と高低(クリックで拡大)
七合目登山口駐車場で登山準備 登山口の七合目一の鳥 新会員自己紹介の後登山開始

 10分強はなだらかな坂で周囲は高木の樹林帯と低い笹、木陰で涼しく気持のよい歩やすい道である。
 「馬返し」と呼ばれている標高1960mを超えて、登山開始から20分過ぎた辺りから傾斜が少しずつきつくなり、岩がゴロゴロしている道で歩きにくくなるが、この辺はまだまだ楽な傾斜。遅め雨具を脱ぐ雨具を脱ぐの歩きなので皆さん足は揃っている。途中の登山道は広くなっている場所で休憩。
 蓼科山の登山道は、シラビソ等の高木の針葉樹林帯の中を歩くので見晴らしは良くないが、登山道わきは途中から周囲全面に苔が敷き詰められた幽玄な雰囲気である。
周囲は高木の樹林帯シラビソ等と低い笹 「馬返し」過ぎた頃の
少し急坂であるが足が揃っている
登山道が広くなっている場所で休憩

 登山道から右に入った「天狗の露地」と呼ばれている場所を超え、登山道は少しずつ急となるが、特にザンゲ坂からはかなりの急登で、丸太がはすかけに設置されてるようであるが、だいぶ崩れている状況でガレバ状態である。
このあとこのような急登の連続 「天狗の露地」直前の苔が敷き詰められた
シラビソの森の幽玄な雰囲気
いよいよザンゲ坂の始まり、かなりの急登

 崩れにくい場所を探しながらジグザグに登り、ようやく急登を過ぎて蓼科山荘がある尾根の「将軍平」に12:27到着。ここで昼食とした。
 
 将軍平の蓼科山荘の前にはテントを張った売店がありオリジナルTシャツ、バッチ、手ぬぐい等を販売していた。
 将軍平にザックを置きサブザックにかえて12:57に頂上へ登山開始。
ザンゲ坂は丸太がはすかけに
設置されていたが、崩れてガレバ状態
もうすぐで「将軍平」 「将軍平」到着

 将軍平から先、岩石帯で頂上直下まで苦しい傾斜のある登山道である。大きな岩に足をかけて登る連続で、呼吸が苦しい。途中に雨模様になったので上着だけ雨具を着てもらったが、だんだん雨が強くなってきた。昼食後に登り始めたので、頂上で食事休憩をした人など下山者が多く、なかなか登れず、雨もあり少し時間がかかってしまった。
この「将軍平」で昼食 サブザックにかえて山頂へ登山開始 まだ斜度は少ない場所

 森林限界を超えた場所は更に厳しい急登の岩場、そこを超えると頂上直下から斜めの登山道になり、漸く蓼科山頂ヒュッテに到着。雨がまだ降り続いていたので、蓼科山頂ヒュッテで雨宿りしている人が大勢いた。その脇を通って山頂へ。
蓼科山山頂に13:38到着。途中で下山者との交差などで少しメンバーが離れたので、少し待って全員集まったところで丁度雨が止んだので、集合写真を撮った。
 蓼科山頂ヒュッテ前の山頂標識
蓼科山頂ヒュッテで雨宿りしている人達 蓼科山頂上で集合写真

 山頂の光景は、月のクレーターのような岩だらけの風景で、山頂の中央が窪んでいて、周囲が少し高くなっている。やや中央には蓼科神社奥宮があり、反対側には方位盤がある。個人での写真撮影を待って14:01に下山開始。蓼科山頂ヒュッテでTシャツなど購入したいという声があったので、蓼科山頂ヒュッテで休憩時間を取る。
山頂から、少し晴れて
蓼科山頂ヒュッテと八ヶ岳の双子山方面
蓼科山頂ヒュッテでTシャツなど購入 蓼科山頂ヒュッテから下山開始

 下山の急坂の岩場はまた雨が降って来たので慎重に降りていく必要があり、ゆっくり降り蓼科山荘がある「将軍平」に14:43到着。将軍平下山途中から雨はやみ、ザックを整理して14:55下山開始。
中央に「将軍平」にある蓼科山荘と前掛山 岩を見極めながら慎重に降りる 「将軍平」にある蓼科山荘に到着
 
 「将軍平」から同じ登山道を下ったが、急坂で小石が多く転びそうな登山道ではゆっくり歩いた。
 途中から晴れてきて日も差し、登山道から左に入って2160mの「天狗の露地」と呼ばれているゴロゴロの岩場で休憩し、雨具を脱ぐ。
蓼科山荘 ザンゲ坂を下るころから晴れる 2160mの「天狗の露地」で
登山道から奥に入る

ほぼ快晴なので、頂上では望めなかった風景が見え、少しもやってはいたが女神湖、美ヶ原など素晴らしい眺めだった。下山も周囲全面に苔が敷き詰められたシラビソの森の幽玄な雰囲気の中ゆっくり下山し、足も揃って順調に七合目登山口へ16:22到着した
「天狗の露地」で休憩、雨具を脱ぐ  「天狗の露地」で中央右・女神湖、
奥・美ヶ原など素晴らしい眺め
七合目登山口に全員無事到着

 男性は七合目にある東屋など、女性は車の中で着替え。帰りは同じ道を戻り、途中の松代PAで食事時間を取り、新潟駅南口に21:40到着。