会山行紀行文 2023年
7/10(月)
小雨・曇り・暴風
(いっさいきょうざん・あずまこうふじ)
一切経山・吾妻小富士

1949m  1704.6m
参加者 (紀行文) 2070 S/F
No−73  グレード:C上  21名
 担当リーダー 2339 C/T (男性6名・女性15名) (写真)2070S/F・2339C/T
≪コースタイム≫
新潟(6:10)=浄土平ビジターセンター(9:15-9:25)…一切経山(11:15-11:25)…避難小屋(12:15-12:40)…鎌池…姥ケ原…浄土平…吾妻小富士(14:15-14:20)…浄土平ビジターセンター(14:35-14:40)=天狗原=新潟(19:30)
≪紀行文≫
〜〜〜暴風に負けず、山頂に立ちました〜〜〜
 前日の夜まで「てんくら」予想はCのまま。微かな希望は麓の福島市が曇り時々晴、降水確率30%。不安な気持ちのまま当日を迎え新潟を出発。
 途中バスの窓を打つ雨に益々不安が広がる。

 そんな思いで登山口の浄土平ビジターセンターへ。やはり降っているし風もある。

 少し出発を松内雨が気にならなくなったのでリーダーから出発の声。

 山頂では写真が撮れないかもしれないと、一切経山の噴火口をバックに集合写真を撮り、浄土平を歩き始める。
 
 今回歩いたコース(クリックで拡大)
出発前にリーダー説明
浄土平を進みます 出発前に一切経山噴火口をバックに集中写真

 浄土平を進み、姥ケ原と酸ヶ平の分岐点に、ここまでは略平坦。ここから酸ヶ平までは結構な急登りが続く。
 それでも足元に咲く様々な花や雲の切れ間に見える吾妻小富士等楽しみながら標高を稼ぐ。
姥ケ原と酸ヶ平の分岐(右へ) 酸ヶ平に向かう急登 時折強風が雲を飛ばし吾妻港富士

 登りきると広々とした酸ヶ平に、少し進み鎌池と分岐路を一切経山方向に進む。僅かな時間で酸ヶ平避難小屋に到着。
 間が良いと言うかまた雨が降ってきた。
登りきると酸ヶ平です 酸ヶ平を歩き避難小屋へ 酸ヶ平避難小屋で休憩

 雨が上がるタイミングで一切経山への登りに入る。急なガレ場を登って行くと標高と共に風の強さが増してくる。ぼんやりしていると飛ばされそうになる。
避難小屋を出発 どんどん風が強くなります 「暴風に負けるな!」

 「引き返した方が良いのでは」と頭の中を掠めるも、皆さん頑張って山頂に到着。
 山頂の先にある「魔女の瞳」(正式名五色沼)もで進み濃いガスが風で飛ばされる事を期待して待つこと数分、観ることが出来た。
 ただ、この後の家形山は流石に危険と判断し、避難小屋まで戻ることになった。
暴風を避けて山頂休憩
魔女の瞳(五色沼) 一切経山山頂にて集合写真

 下山も猛烈な風に煽られ難儀するも、無事避難小屋に戻り昼食休憩となった。天気が幸いしたのか他の登山者は居らず貸し切りとなった。
 昼食後は鎌池に回ることになり出発。
猛烈な風に押されて下山 酸ヶ平避難小屋で昼食休憩 酸ヶ平から鎌池に向かいます

 広々とした鎌池湖畔路を楽しみながら進み、東吾妻分岐の姥ケ原で休憩。
鎌池湖畔を歩く 姥ケ原で休憩

 雨で歩き辛くなった道もなんおその、皆さん元気に浄土平に戻り、希望者者のみで吾妻小富士に向かった。
 大きな火口を観ると一周したくなるの当たり前だが、この風では無理も出来ず、バスが待つ浄土平ビジターセンターに戻った。
浄土平湿原を歩く
吾妻小富士に向かいます 吾妻小富士山頂での集合写真

 下山後、リーダーの計らいで帰路とは反対方向の天狗平を車窓から眺めさせて頂き、帰路に付いた。
 今回の天候を考えるとリーダーのお気持ちに察するものがありますが、そのお気持ちを反映したのか、とても面白く有意な山歩きとなった。感謝感謝。

≪出逢えた花々の一部≫