会山行紀行文 2023年
7/2(日)
晴れ
(あさくさだけだけ)
浅草岳

1585m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
No−66  グレード:C上  14名
 担当リーダー 2232 S/K (男性3名・女性11名) (写真) 2232S/K 2070S/F
≪コースタイム≫
新潟駅(6:10)=巻潟東IC=道の駅とちお=ネズモチ平駐車場(8:15-35)…ネズモチ平登山口(8:50)…桜ゾネ広場(9:20)…カへヨノボッチ(11:00)…前岳(11:40)…浅草岳(12:00-45)…前岳(12:55)…カへヨノボッチ(13:15)…桜ゾネ広場(14:30)…ネズモチ平登山口(14:55) …ネズモチ平駐車場(15:00-20)=(往路)=新潟駅(17:40)
≪紀行文≫
〜〜〜今が見頃のヒメサユリやトキソウ等の沢山のお花に出逢えました〜〜〜

 梅雨の盛りのこの時期の山行は、いつもの山行にも増して天気の見極めが難しいです。浅草岳を予定した7/1・土曜日の天気予報は、2週間前からずっと雨模様でした。ようやく前々日の予報が「雨のち曇り」で、9時頃から雨が上がる予報なので、悩みましたが予定通り決行するつもりでいました。前線の通過で天気は安定せず、どの時間から雨が上がるのかは微妙な状況でした。
 不安定な予報が前日の早朝には悪化したことから、7/1・土曜日から7/2・日曜日への延期を決断しました。連絡は早いほうが良いので、早朝5時に変更のショートメールを送信。日曜日への変更は想定していて、バスと運転手は確保済みで、残るはどのくらいの参加者が集まるかの問題でした。結果は14名が参加で、5名の方が参加できませんでした。5名の方には申し訳ありませんが、14名なら決行です。
 7/2・日曜日の予報は天気が良くて絶好の登山日和ですが、気温が麓で31℃まで上がる予報で、暑さが懸念されました。

 当日は予定通りに新潟駅を出発し、途中乗車の参加者を乗せて登山口に向かいます。高速からは守門岳の姿が雲に隠れていて、まさか?とは思いましたが、登山口に着く頃には青空が広がっていて既に暑いくらいです。
 ネズモチ平の駐車場に着いてびっくり、既に沢山の車です。県外からの車も多く、流石にお花の季節の人気の山です。
駐車場で手際良く登山準備 県外ナンバーも沢山 桜ゾネ広場での様子

 当初はブナゾネから桜ゾネを周回するつもりでいましたが、前日までの雨で、泥濘と渡渉と急登があるブナゾネを避けて、桜ゾネのピストンに変更しました。
 8:35、予定よりも少し早く駐車場を出発。45分ほど歩いて桜ゾネ広場に到着、最初の休憩です。時折涼風が吹いて、とても爽やかです。
鐘を鳴らして、浅草岳にご挨拶 木陰は快適です 前方にカへヨノボッチと前岳

 桜ゾネは尾根道ですが、それでも昨日までの雨の影響で、所々が泥濘だったり、木道が濡れて滑りやすかったり、水が流れる沢状の岩場があったりして気が抜けません。
 途中からは期待通りお花が沢山。登山道の所々にアカモノやゴゼンタチバナが密集しています。春のイワカガミも咲いています。初夏のウラジロヨウラクやベニサラサドウダンもあります。お目当てのヒメサユリも沢山ありました。

 11:00、カへヨノボッチに到着。前方には前岳が大きく見えています。右手には鬼ガ面山に続く稜線が見えていて、昨年のこの時期に六十里越から縦走したことを思い出しました。
カへヨノボッチから前岳を望む 手前からムジナ沢カッチ、北岳、鬼が面山

 前岳手前の木道の脇に、昨年はトキソウが咲いていました。今年も期待通りに咲いていてくれました。少しピンクが入った白くて小さなお花がとてもかわいいです。オノエランも一輪だけ咲いていました。守門岳では何度か見つけましたが、浅草岳では初めてかもしれません。
ヒメサユリロードを歩く 前岳に続く木道を歩く
  稜線には、ヒメサユリ、オノエラン、トキソウ等の他、沢山のお花に出逢う事ができました

 11:40、前岳に到着。ブナゾネからの登山道と六十里越からの登山道が合流する所です。前岳のすぐ先に雪渓があって、長い距離ではありませんが、注意が必要な所です。念の為にと軽アイゼン等の滑り止めを準備してもらいましたが、使わないで登ることができました。
前岳からの雪渓を慎重に登る 雪渓を振り返る、後方は守門岳

 12:00、ちょうどに浅草岳山頂に到着。早速他の登山者の方からシャッターを押してもらって集合写真を撮りました。皆さん、とてもいい笑顔です。山頂からの展望は、目の前の鬼ガ面山の荒々しい姿が印象的です。その奥に毛猛山塊、さらに奥には越後三山が見えるはずですが、今日は雲の中でした。それでも尾瀬の燧ヶ岳や至仏山、日光白根山を望むことができました。
 浅草岳山頂に到着
鬼ガ面山を望む、奥は毛猛山塊 浅草岳山頂にて、皆さん良い笑顔です。

 山頂は狭いので大人数での占拠は他の方に迷惑です。山頂から先の天狗の庭方面にも登山者の姿があったので、引き返して木道の上で至福の時間としました。予定よりも少し遅れているので、30分ほどをお昼の時間としました。
あれが尾瀬の燧ヶ岳と至仏山、日光白根山は・・・   木道で至福の時間を過ごしました、奥は守門岳

 12:45、午後の部の開始です。雪渓は滑らないよう慎重に降りました。下りもお花を楽しみながら、ゆっくりと歩きます。トキソウは登るときよりも多くのお花が咲いているようでした。
雪渓を慎重に下る 下りもお花を楽しみながらゆっくり下りました

 14:30、桜ゾネ広場に到着。ここまで来れば、後は林道を30分ほど歩くだけです。
 15:00、バスが待つネズモチ平駐車場に全員が無事に到着。大きなトラブルもなく山行を終えることができ、最後まで楽しく歩くことができたと思います。

 今日の成果は、活動時間=6時間25分、距離=9.8km、累積標高差=817m。

 今が見頃のヒメサユリやトキソウ等の沢山のお花に出逢うことができました。天気と、景色と、仲間に恵まれ、大満足の楽しい一日を過ごしました。同行して頂いた皆さんに感謝です。ありがとうございました。

≪追伸≫
 ・暑さ対策の一つとして、昔ながらの梅干を持参しました。塩分とクエン酸の補給が出来て元気が出ます。
 足攣りにも効果があると思っています。