≪紀行文≫ |
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〜〜〜新緑のブナ林と大パノラマの山頂〜〜〜 |
菅名山塊の「菅名」の名の由来について、平安後期、摂関家の荘園管理の地頭に鎌倉幕府から任命されて、赴任してきた菅名氏がそのまま土着。菅名荘(すがなのしょう)は旧五泉市の殆どを包含する大きさでした。時代は下り戦国時代、上杉氏に臣従した菅名氏は「境目の城」雷城主となって活躍しました。「境目の城」とは菅名山塊の東側は会津芦名氏領の小川荘(こかわのしょう・現在の阿賀町)でした。沼越峠を越えて城取りに攻め込んだ会津兵を雷城で撃退したと五泉市史に見えます。 |
さて、ヒルが動き出す目安の気温は20°とか。先ずヒル忌避剤をたっぷり足元にかけて出発しました。
林道を進み、「どっぱら清水」の北沢への道を左に分けると間もなく、階段コースから尾根に取付きました。
のっけからの急登は1〜2合目までが一番辛いところです。3合目から先はブナの混交林に変わり気持ちの良い歩きなりました。
(俳句)峰わたる風のさわさわ聖五月
(俳句)太幹に刻字浮き出すぶな若葉 |
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ヒル退治にはこれ |
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これより秘境に |
階段コースは急 |
1合目が一番つらい |
昔登頂記念に誰かが刻字した文字が浮き出たブナの大木を多く見つけました。
7合目から灌木に変わると間もなく山頂に着きました。 |
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幹に刻字が |
巨樹の道 |
見惚れる |
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憩う |
癒されます |
一歩一歩と |
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小広い山頂でお弁当を広げるうちに、希望者だけ三五郎山に向かいました。東面が開けた三五郎山から川内山塊の大パノラマに見惚れました。
大蔵山に戻りランチタイムになりました。
(俳句)残雪の少なくなりし遠嶺青
(俳句)里山の雪みな消えし五月晴 |
山頂到着 |
点名はダイゾウ |
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小さい小屋 |
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山頂にて |
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風越尾根と川内山塊 |
下山はルンルン気分です。
でも途中、ブヨが顔に纏わりつくのには閉口しました。しかしヒルもブヨも人を寄せ付けないことでぶなの美林を守ってくれている番人なのかもしれません。 |
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新緑のブナ林と大パノラマの山頂へ案内してくれたリーダーさんありがとうございました。
今日一緒に歩いたみなさんお疲れ様でした。おかげで思い出に残る山行が出来ました。
(おわり) |
下山はルンルン |
解散式 |
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《出会った花々》 |
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ヤマフジ |
イワカガミ・白 |
イワカガミ・赤 |
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夏キノコ |
イワウチワ |
タムシバ |
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