会山行紀行文 2023年
4/1(土)
晴れ
(すもんおおだけ)
守門大岳

1432m
参加者 (紀行文) 2288 M/N
No-20 グレード:B  11名
 担当リーダー 1854 T/M (男性6名・女性5名) (写真) 2288 M/N
≪コースタイム≫
道の駅とちお(6:00)=二口除雪最終地点(6:35)…林道ショーカット…保久礼駐車場(8:50)…キビタキ小屋(9:40)…大岳山頂(11:05-11:25)…見晴尾根ランチ(11:40-12:10)…保久礼駐車場(13:10)…除雪最終地点着(14:50)…現地解散(15:00)
≪紀行文≫
        ~~~大迫力!! 眼前に迫る大雪庇を眺望~~~

 恒例になった春山のスタート「守門大岳山行」、4月1日に拘るメンバーは11名で今回は男女逆転でした。

 除雪最終地点には数十台が駐車、柔軟体操とミーティングの後スタートしましたが外気温は2℃、路面はツルツルに凍り指先は千切れる様な寒さでした。

 林道を左に折れて雪原をショートカット、途中の崖藪を登って今週末以降は通過出来なくなると思われるスノーブリッジの沢道を進みました。 
 今回のルート
ミーティング後スタート
 雪原をショートカット  まだ元気一杯 

 ここはMax危険地帯で我々はスリル満点でしたが、リーダーには危険個所チェックや迂回ルート検索の下見をしていただいたとの事、ただただ感謝です。

 途中でワカン装着、精鋭メンバーが必死に登っているのにBCやスノーシューの若者がその脇を涼しい顔で追い越して行きます。

 2時間10分で漸く保久礼のPに到着、暫く来ないうちにトイレらしき建物が建てられていました。

 保久礼小屋の鞍部で小休止、これからやっと登山の本番が始まりますが、見上げると山全体がゲレンデ、守門岳がBC愛好者の垂涎の的であることを実感しました。
保久礼P着 キビタキ小屋手前 登るバッカ

 途中のキビタキ小屋でも小休止しましたが、兎に角登るだけの「バッカルート」です、山頂に近づくとバックは紫色の空、右手には東洋一の大雪庇がオーロラの様に波打って見えます。
多少疲れ気味 山頂はまだまだ奥 半袖シャツの若者

 山頂広場に到着すると、大岳の鐘や石碑は雪の下、大勢のハイカーが絶景を楽しんでいました。

 絶好のカメラアングルに位置しようと前に出ると「そこは雪庇だぞ!」と背後から声がかかり慌てて後ずさり。
袴岳・青雲岳
 山頂到着バンザイ   青雲岳に向かうハイカー

 陽射しは強く、温度は上がっていますが風はヒンヤリして来ました、山頂は写真タイムと絶景眺めだけで振り向き振り向きランチ下山にかかりました。

 途中の見晴テラスで、周囲の山々を見ながらゆっくりランチタイム、足並みの揃ったメンバーが楽しい話題に花を咲かせて至福の一時を過ごしました。
大岳の鐘  ランチ下山 ランチタイム

 「認知症の治療は紀行文を担当するのがいいらしい」と切り出されると「私達は予防なら解るけど、治療なら〇〇さんがインじゃネ!」と満場一致で紀行文の担当が決まりました。

 抜ける様な青空の下に笑い声が響き、後ろ髪を引かれる思いで下山にかかりました。

 誰かが「又来られるかな」と言っています、「又、来るのヨ」と返す声が聞こえます。
来年も又来るヨ 保久礼小屋まで下山 最後にもう一枚

 下山途中、リーダーから危険個所と対処方向についての説明を受け、予定時間よりも相当早く二分林道分岐に下り着きました。
危険なスノーブリッジ 最高の一日でした お疲れ様でした

 今回初めて雪道ルート大岳山行に参加して大満足の一日でした、リーダーの綿密かつ度重なる下見に感謝します。

 ありがとうございました。

≪リーダー記≫
 暖かい日が続き、新潟の桜も咲き始めました。

 🎵人みな花に酔う頃も 残雪踏んで山に入り  涙を流す山男(女)
 雪解の水に春を知る🎵

 好きな山の歌、坊がつる讃歌を気取って残雪の守門大岳に登って来ました。
 保久礼小屋迄の林道が未だ雪に閉ざされているこの時期、除雪最終点二分登山口からの行程はいささか堪えましたが好天に恵まれ、山頂からの越後三山を始めとした360°の展望は汗した4時間強に十分応えてくれました。

 もっとも、リーダーにも10名の参加者にも🎵涙を流す🎵などと言う繊細な感性などあろうはずもなく、終始ワイワイガヤガヤと笑いの絶えない楽しい山行に終始したのですが!