会山行紀行文 2023年
3/27(月)
曇り時々晴
(うらやひこ)
裏弥彦

560m(大平園地)
参加者 (紀行文) 2214 J/M
No−19  グレード:C上  20名
 担当リーダー 2148 H/H (男性5名・女性15名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
田ノ浦駐車場(8:25)…崖松トンネル脇…ケルン目印岩…岩場見晴らし…首無し地蔵(9:51)…岩場展望地…スカイライン(11:00)…大平園地(11:30-12:20)…スカイライン…坂井銅山碑(12:35-12:40)…行道山(13:15)…林道終点(13:50-14:00)…田ノ浦駐車場(14:45)
≪紀行文≫
                〜〜〜春の里山を満喫しました〜〜〜

 新潟平野にぽっかりと浮かぶ弥彦山は、日々眺めるふるさとの山である。今回は数あるルートの中で、弥彦山のことを知り尽くしたHリーダーによる裏弥彦を歩いた。

 田ノ浦海岸の駐車場から歩き始める。登山口らしからぬ所から道なき道を登っていく。

今回のルート(クリックで拡大)
出発前にリーダーから挨拶と説明 スカイラインを横切って出発 崖松トンネル脇の急坂を登る

 早速、カタクリの可憐な花が出迎えてくれた。崖松トンネルの上からは古道に出る。倒木を潜り、ぬかるんだ急登を登っていくと痩せ尾根に出た。振り返るとシーサイドラインと海が見えた。
カタクリがお出迎え  トンネルの上付近(やや薮化) シーサイドラインへ今にも落ちそうな巨岩
小さなアップダウンを繰り返し 倒木を跨いだり潜ったり 木々の間からシーサイドラインと日本海

 この時期の里山歩きの楽しみは、何といっても春の妖精と呼ばれる花々に出会うことだ。
 しかし、今年は3月になって急激に気温が上昇し、5月並みの日が続いていた。植物も驚いていることだろう。

 ツバキなどの灌木帯を過ぎ、両側が切れ落ちた痩せ尾根の急登をひたすら登るとスカイラインと合流した。  
首無し地蔵(旧崖松コースと合流) 幾度も急登が続く  やっとスカイラインに出る
 
 その後は、冬の通行止めのスカイラインを歩き、ジグザグの石段を上り詰め、大平園地にたどり着く。ここでランチタイムとする。 
スカイラインを歩く これから向かう大平園地と多宝山 大平園地への登り
 
大平園地での昼食休憩  

 休憩後は、夏にはヤマユリが咲き誇る砂利道を下ってまたスカイラインを歩く。
 途中坂井銅山の記念碑で集合写真を撮る。
 午前中登ってきた稜線が春霞の向こうに一望できた。遠い道のりだった。
 坂井銅山記念碑入口
坂井銅山記念碑から多宝山を見上げる 坂井銅山記念碑で集合写真

 ホッとする間もなく今度は激下り、急登の連続で、小さな雪割草の花を踏まないよう気をつけ、両脇の枝につかまりながら慎重に下りた。
枝に掴まりながら急坂を降りる 途中の三角点が有るピーク(行道山) 何とか無事に林道へ

 その後は昔開発のために作られた林道を40分ほど下って出発点に戻った。ちょうど半時計周りに裏弥彦の尾根から多宝山の尾根を周回したことになる。春の花々にたくさん出会えるよいコースだ。
 今日一日、知る人ぞ知る道を歩いてきたが、誰も歩かなくなって藪に埋もれてしまわないよう、この芽吹きの時期にまた歩いてみたいものだ。

 綿密な計画を立てていたリーダーに心から感謝いたします。また、ご一緒していただいた皆さんお疲れさまでした。
林道をゆったりと歩きます 崖松コースを合流 スタート地点に戻り終礼

≪出会えた花々≫
 ユキワリソウ カタクリ キクザキイチゲ ヤマザクラ タムシバ キブシ ヤブツバキ シュンラン
 スミレ オウレン ショウジョウバカマ ナニワズ コシノコバイモ イカリソウ エンレイソウ 等