会山行紀行文 2023年
2/4(土)
曇り一時雪
(むれやま)
牟礼山

616m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
No-5  グレード:C上  19名
 担当リーダー 2186 K/K (男性6名・女性13名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
新潟駅(7:25)=聖籠新発田IC下(8:00)=波石付近除雪端(8:45-9:05)…尾根取付・登山口(9:20)…
稜線分岐(9:55)…430mピーク(10:30)…牟礼山山頂(11:30-40)…520m付近(11:50-12:15 昼食)…
稜線分岐(12:55)…尾根取付(13:15)…除雪端(13:20-35)=聖籠新発田IC下(14:20)=新潟駅(15:00)
≪紀行文≫
~~~牟礼山のラッセル山行を楽しみました~~~

 牟礼山は、胎内川を挟んで、胎内スキー場の北東にある山で標高は616mと弥彦山とほぼ同じ位です。雪が無ければ体力的にもそれ程難しい山ではありませんが、2月のこの時期は雪の状態によって難易度が大きく変わります。昨年2月の牟礼山は、偶然に胎内山の会の亀山さんと一緒になり、フカフカの新雪を交代でラッセルして山頂まで登った楽しい思い出のある山です。
 会山行で昨年と同じルートをKリーダーが計画してくれたので、この山行を楽しみにしておりました。

 聖籠新発田IC下でバスに乗り込み、胎内スキー場に向かいます。奥胎内ヒュッテに向かう県道53号線を、スキー場から左折して県道494号線に入って少し行った所が除雪端手前のゲートです。ゲートでバスを降りて、登山準備をした後、除雪端まで5分程歩きます。
 除雪端で雪に乗って、それぞれ慣れた手つきでワカンを付け、9:05出発です。
 曇り空ですが、風も無く時々青空も覗くまずまずの天候です。今日の天気予報は、下界では午後から崩れて、風も強くなり、みぞれから雪に変わる予報なので、早めに下山したほうが良さそうです。
除雪端でワカンを着ける、お手のものです 登山口までの林道を行く、立派なトレースができます

 波石へ向かう林道を右手に見送って、二つ目の沢の手前から右手の尾根に取付きます。取付きは結構な急登です。果敢に挑戦しているのはTMさんの様です。10分も歩くと汗をかいて一枚脱ぎました。杉林の中に先行者2名のトレースが続き、これを辿ります。稜線と合流した所が夏道で、ここで先行者を追い越しました。この先にトレースは無く、膝下位のラッセルが必要です。楽山の強者が揃ったのかそれでもペースはあまり落ちません。
 標高400m辺りに鉄塔巡視路の分岐が有って、今日の下山予定ルートですが、分岐は分らずに通り過ぎてしまいました。
 430mピークで休憩しエネルギーを補充します。この付近も少し分かりにくい所です。尾根は次第に細くなり切れ落ちている所もありますが、滑落の心配までは無いと思います。左手には光兎山がひときわ白く輝いて見えています。とても立派な姿です。
林道から尾根への取付、急斜面です 光兎山が輝いて見えました、とても立派です

 右手から尾根が合流する430m辺りから、今日一番の急登が続きます。標高差で70~80m位しかありませんが、結構難儀です。高度が上がると南からの風が徐々に強まって来ています。予報通り天候は悪い方に向かっている様です
 11:30、歩き始めてから約2.5時間でようやく牟礼山山頂に到着。残念ですが期待した飯豊の展望は今一つです。展望が良ければ、朳差岳、鉾立峰、地神山、二ツ峰辺りが望めるのですが、辛うじて朳差岳を確認する事ができました。これをバックに集合写真を撮りました。皆さんとてもいい笑顔です。昨年はこの展望を望みながら至福の時間を過ごしましたが、今日は風もあり長居は無用です。早々に山頂を後にしました。
牟礼山山頂にて、とても楽しそう 展望は今一ですが、奥に朳差岳が見えています
 山頂からの櫛形山脈、いつもお世話になっています  風を避けて、520m付近で昼食を頂きました

 山頂から100m程下った520m辺りで、風を避けてお昼を頂きました。40分程の予定でしたが、寒くて早々にザックを担ぐメンバーもいて、30分程で切り上げ下山開始です。

 積雪の時の下山は気持ちよく快調にとばせます。当初は鉄塔巡視路から周回する予定でしたが、天候悪化の兆候も見受けられ、登りで使った尾根をピストンすることになりました。一時降雪に見舞われましたが、13:20、全員無事に下山することができました。

 この時期にしては穏やかな天候に恵まれて、2月の牟礼山を楽しむことが出来ました。楽しみにしていた飯豊の展望は今一でしたが、今年初めてのワカンを着けたラッセル山行は楽しかったです。
計画してくれたKリーダー、そして一緒に楽しく歩いて頂いた皆様に感謝します。楽しい山行をありがとうございました。
 
 本日の活動時間=4時間22分、歩行距離=6.3km、累積標高差=557m

 追伸
  新発田からの帰路、激しい風雨に見舞われました。山行の途中でなくて良かったです。