会山行紀行文 2023年
1/5(木)-6(金)
共に晴れ
(あしわだやま・りゅうがだけ)
足和田山・竜ヶ岳

  1355m     1485m 
参加者 (紀行文) 2070 S/F
No−1 グレード:C 22名
 担当リーダ- 2070 S/F (男性5名・女性17名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
≪1/5≫新潟駅南口(6:25)=一本木登山口(11:55-12:05)…足和田山山頂、五湖台(13:15-13:45)…三湖台(14:35-14:45)…焼間集落下山口(15:25-15:30)=精進湖湖畔より富士=宿「樹海荘」(16:00)
≪1/6≫宿(4:30)=竜ヶ岳登山口(4:40-4:50)…竜ヶ岳山頂(7:05-7:55)…登山口(9:25-9:30)=宿(10:00-10:45)=浅間神社(11:15-12:10)=新潟(17:45)
≪紀行文≫
〜〜〜角度を変えて富士、富士、そして富士〜〜〜
 もう十年以上前から通い続けている竜ヶ岳からのダイヤモンド富士を観る登山。コロナ禍で会山行が無い時も個人と仲間で通っていた。ダイヤモンド富士を観ないと一年がスタートしないとの感覚になっているかもしれない。
≪1/5(木):晴≫
 久し振りの会山行実施で、先ず初日は富士山を眺めながら歩く足和田山を選択。登山口に入る道を間違えるトラブルがあったものの無事登山口に到着。
 手慣れたメンバーの準備で、元気にスタート。
 登山口から足和田山山頂までは殆ど登り一辺倒で結構急斜面、時間は短いが登り感が強い。足元の霜柱が溶けない程の低温なれど、陽が当たりあまり寒さを感じなかった。
足和田山ルート(クリックで拡大)
一本木登山口から登山開始 葉が落ち明るい登山道だが結構な急登が続く

 途中小さな祠を過ぎると斜度も緩やかになり、木々の間から綺麗な富士が観えるようになり、写真休憩。
 そして、一登りで足和田山の山頂に到着。振り返れば大きく裾野を広げた富士山が望めた。
小さな祠に一礼 富士山が大きく見えてきた 足和田山山頂到着

 広い山頂では暖かい陽射しを浴びながら昼食タイム。富士山は最高のおかずとなった。
 別名五湖台と言われる山頂だが、眼下には河口湖と西湖の二湖が眺められる。
 昼食後に集合写真となったが、富士を真ん中に持ってくると、きつい逆光となる為少しずらした。
広い山頂で富士山を観ながら暖かい陽射しを浴びて昼食 富士山をバックに集合写真

 休憩の後、三湖台迄の稜線歩き。
 稜線は左手に富士山、右手に西湖を眺めながらの緩やかなアップダウンを繰り返す稜線歩きとなる。
 そして、本日最後の急登を上がると三湖台。
稜線の途中で富士を眺めたり写真を撮ったり 三湖台への最後の急登

 三湖台はとても広い山頂で富士山は勿論、本栖湖、西湖始め明日登る竜ヶ岳、足元には青木ヶ原樹海が広がっている。
 充分展望を楽しんだ後、紅葉台経由でバスが待つ紅葉台入口に向かった。
三湖台到着
眼下に西湖 ここでも富士山をバックに集合写真

 宿に向かう途中、精進湖に立ち寄り逆さ富士を観ようと思ったが、少しさざ波があり観ることは叶わなかった。
 それでも、精進湖から観る富士は子持ち富士と言ってとても美しい。
 精進湖を後にし、近くの樹海を開いた所に建つ今夜の宿「樹海荘」へ。この宿は低料金で、素晴らしいおもてなしをしてくれるお気に入りの宿、皆さんにお勧め、今夜は我々だけの貸し切り。
精進湖からの富士(夕方になると紅富士になる) 貸し切りの宿で夕食
 ≪1/6(金):晴≫
 早朝3時半くらいから、元気なメンバーは動きだし、4:30の予定時刻には全員がバスに揃い出発。コロナ以前は本栖湖のキャンプ場から歩き始めたが今も閉鎖中の為、バスが入れるポイントまで移動、そこでヘッデンを点けて準備。

 何せ樹林帯だから真っ暗、ヘッデンがあっても初めての人は道に迷う。
 暫く歩くと、登山口の看板、ここからが九折の登りが続く。
 真っ暗な樹林帯の向こうに満月が光っていた。

 九折が終わるとやや急な道を登り第一展望台へ。しかし、真っ暗で何も観えない。ヘッデンを消すと富士山のシルエットを観ることが出来る。
竜ヶ岳ルート(クリックで拡大)
登山口近くの道路で準備 登山口到着 木々の向こうに満月

 第二展望に着くころには、富士山も何とかカメラに収まる程度に見えてきた。
 そこからは九折の登山道を上がって行くが、山頂に早くついても寒さが辛いので、時間調整を兼ねて写真タイムを数回実施。
漸く富士の姿がカメラに 変わりゆく富士の姿を楽しみながら写真休憩

 九折も終り広山頂の一角に辿り着くと足元は氷状態の残雪と土がコンクリートの様になっていた。
 そして、山頂に到着。メンバーは夫々暖かい飲み物で身体を温め日の出を待つのだが、少し山頂の後方に回ると南アルプスの山々(光岳〜北岳)そして八ヶ岳と素晴らしい展望を楽しむ事が出来る。
もうすぐ山頂(足元はコンクリートの様) 広い山頂に到着 八ヶ岳が美しい

 ダイヤモンド富士の時間まであと少し…、しかし、富士山の後ろに嫌な雲、このままではダイヤモンドは難しい。
 それでも、逆光が強くなる前に集合写真に収まりその時を待った。
山頂付近に変化が
士山に合せると逆光で顔は観えません。皆さんの顔の焦点を合せて何とか集合写真

 そして、出ました。神秘的な光を放つ富士の山頂。寒さの為猛烈な痛さに苦しめられる指先、何とか我慢し撮影するもバッテリーがフリース、ポケットで温めていたスマホに切り替え撮影継続。毎年この事を繰り返しているが学習能力が欠けるのか工夫不足を痛感。
完璧なダイヤモンド富士にはならなかったが、神秘的で素晴らしい。 濃い雲に入った太陽がまた神秘的
 ダイヤモンド富士を楽しんだ後は朝ごはんが待つ宿を目指して下山開始。

 すっかり明るくなった景色はまた違った味わいがあり、登る時は真っ暗で分からなかったが、本栖湖とその向こうの八ヶ岳は素晴らしかった。

 下山途中に宿とバスに連絡、宿に戻った後は暖かい朝ごはんを頂いた。
元気に下山開始(すっかり明るくなりました)
山頂付近を振り返る  本栖湖の向こうに八ヶ岳  無事戻って来ました

 朝食後、帰路へ。途中海外でも有名な新倉富士浅間神社に立ち寄った。
 兎に角長くて急な階段(何段か不明)登って行くと美しい五重塔、ここまで階段は続く。 
 鳥居を潜り  長い階段を登る(山より疲れる)  五重塔が観えてきた

 五重塔の裏手に上がると、美しい展望が。この展望台には外国の観光客が大半を占めていた。
 ベストポジションでの集合写真は難しいので少しズレて記念写真を撮影。
海外でも知られた構図 集合写真

  全てのプランを終えて新潟に向かう。県境のトンネルを超えると夢の世界から現実の世界に戻った感が拭えない。
 そう感じながらも、無事新潟に。今回もメンバーに恵まれ楽しい山歩きが出来たことに感謝感謝です。