会山行紀行文
No−110
グレード:C上
2017年
 9/29(金)〜10/2(月)
天候:下記記載
(だいせん)(いしづちやま)(つるぎざん)
大山・石鎚山・剱山

@大山
(1709m)

参加者 (紀行文) 2097 T/Y 
22名
(男性7名・女性15名) (写真) 2097 T/Y
大山(鳥取県・1709m)・石鎚山(愛媛県・1974m)・剱山(徳島県・1955m)
≪コースタイム≫
≪9月29日(金)≫
新潟駅南口(6:10)=新潟西IC=(北陸・舞鶴若狭・中国・米子道)=溝口IC=大山館(17:38)(泊)
≪9月30日(土) 晴れ≫
大山館(4:55)…夏山登山口(5:01)…六合目避難小屋(6:37)…大山(弥山)(8:00-8:34)…行者谷分かれ(10:05)…元谷堰堤右岸分岐(10:10)
…大神山神社(10:32)…大山寺(10:50)…大山館(11:05-11:44)=「みるくの里」昼食=山麓下谷駅(17:27)≒山頂成就駅…玉屋旅館(18:08)(泊)
≪10月1日(日) 晴れ≫
玉屋旅館(5:34)…八丁(6:03)…前社が森(7:05)…夜明峠(7:30)…一ノ鎖(7:55)…石鎚山(弥山)(8:57-9:29)…夜明峠(10:19)…玉屋旅館(11:44)
…山頂成就駅≒山麓下谷駅(12:50)=昼食=ラ・フォーレつるぎ山(17:30)(泊)
≪10月2日(月) 雨≫
ラ・フォーレつるぎ山(6:57)=見ノ越駐車場(7:09)…西島駅(8:07)…刀掛ノ松(8:29)…剣山頂上ヒュッテ(8:53)…剱山(9:00-9:10)…大剣神社(9:42)
…西島駅(9:58)…見ノ越駐車場(10:32)=ラ・フォーレつるぎ山(11:00-11:30入浴)=昼食=(徳島・高松・山陽・中国・舞鶴若狭・北陸道)
=新潟西IC=新潟駅南口(24:30)
≪紀行文≫
〜〜〜中国・四国の百名山3座を一気に登頂する山行、信仰の山・快晴の登山で楽しんできました〜〜〜

 中国・四国の百名山3座山行は、新潟楽山会では初めての企画コース。
 これも新潟楽山会で実施初の平成27年に近畿地区の百名山伊吹山・大峰山・大台ケ原山の3座を実施した際に、会員皆さんから次は中国・四国の百名山3座の要望があったが、こんな遠い場所への事前調査は厳しいと考え、断ってきた。しかし、webに登山コースの写真・動画、数日前の情報もあるので、事前調査なしで山行にできると思い、今回初の企画コースを提案した。

 9/17からの台風18号が四国・中国地区を横切り、大雨や暴風をもたらしたので、3泊する旅館などへ情報収集すると登山道は問題ないとの回答で一安心した。
 事前の天気予報では、3日間すべて晴れの予報。いつも心配の天気は問題ないと気が楽になったが、実際は大山(鳥取県・1709m)・石鎚山(愛媛県・1974m)は快晴。剱山(徳島県・1955m)は残念ながら朝から雨、頂上は強風が吹いていた。

 この中国・四国地区の登山口までの距離は長く、初日は新潟から11時間半もかかり、四国地区2座へは午前中に下山して、登山口が奥深い場所にあるため夜に旅館へ到着という行程になり、最終日は途中の高速で夜8時以降交通止め区間があり下道を通るなどして13時間もかかった。

 新潟駅から座席に余裕のある28人乗り中型バスで6時10分出発、高速の北陸道に乗り何時もの通り巻潟東IC・栄PAで各数人乗車し22名全員が乗車し、途中の高速SAで昼食を取るなどして、大山(弥山)の登山口に近い大山館17時30分過ぎに到着した。

【1日目】「百名山」の大山(だいせん)(鳥取県・1709m)

 大山(だいせん)は、中国地方の最高峰(弥山は標高1709m)であり、「日本百名山」である。北西側の姿から別名「伯耆富士」との愛称が付けられ、その姿は名前のごとく富士山を仰ぎ見るがごとく素晴らしく雄々しい姿を見せてくれる。また、大山南側「鍵掛峠」から見る大山は一変し、切り立った山肌をあらわにし、夏の新緑、秋の紅葉とダイナミックなパノラマが目の前に広がる。
 大山の最高峰は、標高1729mの剣ヶ峰、そこまでの縦走路は崩落が激しく危険なため立入り禁止になっている。現在、大山の頂上は標高1709mの弥山となっている。

 大山は霊峰と呼ばれ、古来から「大神岳」と呼ばれ「大神山神社」「大山寺」をはじめとする神社、寺社、仏像等が多くある。
29日高速の大山南側から見る。切り立った山肌をあらわにし、ダイナミックな山である。 大山館・明日の大山登山のためビールと豪華な食事 夏山口から登山開始、真っ暗な中ヘッドランプで登る
一合目 四合目でようやく明るくなる 100m毎にこの標識あり
全体にわたり丸太で仕切られた急な登山道が続く 登山道はこのような丸太の階段 五合目を過ぎ、半分を超えた行者谷分かれの標識
六合目避難小屋に到着 六合目避難小屋から頂上が見える 六合目避難小屋でしばし休憩、皆さん余裕の顔
七合目・八合目中間のピークが見える その中間ピークからの眺め、上は日本海 急登であるが見晴らしが良いので気分はハイ
大山の山の影(影大山)が見え感動、疲れを忘れ見とれる。 八合目に休憩、七合目から八合目の間が長い
九合目への階段の始まり   頂上が近い  大山頂上まで後500m標識
頂上に向かって長い木道を歩く、この中間に九合目がある  木道の脇は特別天然記念物の大山キャラボク樹林  頂上に近づいた 
右が頂上避難小屋、真ん中上が頂上
中央の小さい四角い石造りの頂上標識が頂上  大山頂上で集合写真 
頂上からその先には大山の最高峰標高1729mの剣ヶ峰、そこまでの縦走路は崩落が激しく危険なため立入り禁止  頂上から大山頂上避難小屋 小屋で休憩と登山小物購入
 小屋から8:34下山開始 下界を見ながら下山 振り返って頂上と「北壁」が見える
登り登山者が多く下山時間がかかっているので行者谷分かれから別な登山道へ  元谷大堰堤から見た「北壁」は馬蹄型大断崖で比高400m長さ2kmにわたり屏風型の岩肌があらわに立ちはだかっている 元谷大堰堤を歩く
大神山神社で無事事故無く下山を祈った  大山寺にも寄り祈る  11:05大山館到着 
 「みるくの里」のレストランで昼食・生ビールも  「みるくの里」からの大山「伯耆富士」 瀬戸大橋を渡って四国へ 

 「みるくの里」から、米子自動車道溝口ICから高速道に乗り、中国・岡山道、瀬戸大橋の瀬戸中央道・高松・松山道のいよ西条ICで下り、下道の県道を使い5時間かけ、石鎚山の山麓下谷駅に到着し、石鎚山ロープウェイに乗り、山頂成就駅から成就社の玉屋旅館に18:08到着。