会山行紀行文
No−133
グレード:C上
2016年
 11/6(日)〜7(月)
共に晴れ
(いぶきやま)(あらしまだけ)
伊吹山
荒島岳 A
1377m 1524m  
参加者 (紀行文) 2097 T/Y 
14名
(男性3名・女性11名) (写真) 2097 T/Y
≪コースタイム≫
【11月6日(日)】
新潟駅南口(6:05)=新潟西IC=(北陸道)=長浜IC=9合目駐車場登山口(13:00-13:08)…伊吹山山頂(13:26-13:57)…9合目駐車場登山口((14:20)=関ヶ原IC=白鳥IC=九頭竜温泉「ホテル フレアール和泉」(17:40)(泊)

【11月7日(月)】
「ホテル フレアール和泉(7:30)=ロッジ・ギンレイ(7:44-7:50)…リフト終点(8:46)…シャクナゲ平(10:36)…荒島岳(12:06-13:00)…ロッジ・ギンレイ(15:58)=永平寺IC=福井北JCT=(北陸道)=新潟西IC=新潟駅南口(21:50)
≪紀行文≫
〜〜〜百名山2座を登る〜〜〜
【2日目】「百名山」の荒島岳(あらしまだけ)(福井県・1524m)
 奥越高原県立自然公園のほぼ中央、大野盆地の南東に位置する荒島岳(あらしまだけ:標高1,523.5m)は、「大野富士」とも呼ばれ、福井県内では唯一の日本百名山に選ばれた名峰で、大野盆地に聳え立つこの山は、古くから信仰の山としてあがめられています。大野市街地や勝山方面から見る美しい姿は、奥越の風景の中でも格別なものです。

 元勝原スキー場登山口で登山準備後、7:50元ゲレンデ中央の舗装された急坂を登る。
 見た目より急坂なのか思ったより息が上がるので、かなりゆっくり上ることとした。
 元ゲレンデには観光用なのか桜の木が植えられており、何年か後は桜の名所になるのでは。
 広いゲレンデ上部に出たらそこから右手に曲がり、漸く普通の登山道のようになるが、ここはスキー場の時は滑走コースのようで、登山道がジグザグになっている。 
宿泊場所の九頭竜温泉
「ホテル フレアール和泉」 
登山口の駐車場に到着し、登山準備  登山口である元勝原スキー場にある
トイレとこれから登る山
見た目よりかなり急勾配でゆっくり歩くが
少し息が切れる、右奥は駐車場
だんだん傾斜が強くなる 登山道は、広いゲレンデの最高点から
右に折れる

 1時間ほどで元スキー場リフト終点に8:46到達。リフトの残骸があり、初めて元スキー場とわかる。その場所から大野市が見え、大野市内に雲海が、遠いが「天空の城 越前大野城」見えたような気がする。
 ゲレンデ上部から荒島岳の正式な登山口になる。
漸く登山道らしい道に 元滑走コースに沿ってジグザグに登る 元ゲレンデ上部で休憩
この時期しか見られない大野市の雲海、
「天空の城 越前大野城」見えたような?
元ゲレンデ上部が荒島岳の登山口になるが、ここまで約1時間かかっている 元リフト終点から樹林帯の登山道

 標高700 mを越えるあたりから、登山道はブナの原生林につつまれはじめ、落葉・紅葉ブナの明るい林の中で高度を稼いでいく。最初にあった粘土質の赤土が夜の露で濡れ少しぬかるみ歩きづらい。急な登りが何度かあり平坦な道に来るとホッとする。 
晩秋の草木を鑑賞しながら登山 紅葉したブナの明るい林の中 紅葉したブナ林の木漏れ日

 途中に、「トトロの木」「白山ベンチ」などの標識があり休憩地点になりそうである。
高度1000mになると背後の展望が開けてくる。経ガ岳、赤兎山そして加賀白山、別山がよく見える。特に「白山ベンチ」では、正面に雪をかぶった加賀白山が良く見える。
1/5の表示がある「トトロの木」 2/5の「白山ベンチ」 「白山ベンチ」からの雪をかぶった加賀白山

 高くなるにつれ、ブナの木などが紅葉し、木漏れ日で楽しい気分で登山が出来る。
 シャクナゲ平直前には、急な階段、急登が連続し、高度を稼ぐ。
このような階段も多い かなり急登の連続

 シャクナゲ平10:36着。やっと全体の2/3になるシャクナゲ平で休憩、ここは少し広く休憩に適した場所である。
 ここから漸く前荒島が見え、近くなったことがわかる。ここは小荒島岳からの中出コースと、少し下ると佐開コースと合流する。  
 たまにゆったりした道もあり  全体の2/3のシャクナゲ平で休憩  ここから荒島岳山頂方面が見えてきた

 シャクナゲ平から少し下って、いよいよ「もちがかべ」と呼ばれる難所に来た。岩場の急登・ロープ・クサリ・階段の連続である。難儀であるが危険ということではない。
シャクナゲ平から一旦降りるが   「もちがかべ」から岩場の急登・ロープ・クサリ・階段の連続 

 前荒島直前にまた急登があるが、これを超えれば荒島岳山頂が見える。その前の中荒島岳を超えれば緩やかな登りで一等三角点のある荒島岳山頂に12:06到着。
急登の階段 左の小荒島岳を見て休憩する  前荒島岳直前の急登  
4/5の「前荒島」標識 「前荒島」から左のピークが荒島岳山頂、
右ピークが「中荒島岳」 
「中荒島」標識 
 もうすぐ荒島岳山頂  山頂に登山者が見える 荒島岳山頂に到着 

 山頂は、360度展望が良く、近くは初雪をかぶった加賀白山、別山、三の峰、赤兎山、経ガ岳の山々を一望することができ遠くには少しもやがかかっているが、乗鞍岳、御嶽山が確認でき、あらためて荒島岳の雄大さを感じとることができる。山頂には荒島大権現奥ノ院の堂がある。   
山頂から左加賀白山、右別山
荒島岳の集合写真   少し見にくいが左に乗鞍岳、
右に御嶽山・噴煙が上がっていた 
方位盤で山々の確認  荒島岳方位盤  下山準備  

 荒島岳山頂で集合写真を撮った後、昼食休憩し写真、山座同定などそれぞれ過ごし、13:00下山開始。急坂を注意し、夕日で紅葉の色が鮮やかになって、本当にきれいなので感嘆な声を上げながら、ブナの林を抜けていく。スキー場駐車場に15:58到着  
下山路が見える  帰りも急坂で難儀  もうすぐでシャクナゲ平
慎重に下山   帰りは気楽に紅葉見物で 向かいの995mの山に荒島岳の影が





 帰りは、大野市の大野ICから中部縦貫自動車道、永平寺IC経由福井北JCTから北陸道に乗り新潟駅南口に21:50に到着した。
元ゲレンデで気ままに下山   下山口に到着 
     
    伊吹山はこちら