≪コースタイム≫
【5月31日(日)晴】
新潟駅南口(5:00)=新潟西IC=(北陸・名神道)=関ヶ原IC=9合目駐車場登山口(11:58-12:11)…伊吹山山頂(12:28-12:37)…9合目駐車場登山口((12:59)=旅館「朝日館」(18:30)(泊)
【6月1日(月)晴れのち曇り】
旅館「朝日館」(5:55)=トンネル西口(6:56-7:03)…奥駈出合(8:12)…弁天の森(8:47)…聖宝ノ宿跡(9:17)…弥山小屋(10:31-10:46)…大峰山(八経ヶ岳)(11:19-12:05)…〈折り返し〉…トンネル西口(15:41)=心・湯治館(17:30)(泊)
【6月2日(火)曇り】
心・湯治館(5:30)…大台ケ原山(日出ヶ岳)(6:10-6:24) …正木嶺(6:38?7:11) …尾鷲辻(7:39)…牛石ヶ原(7:51)…大蛇ー分岐(8:09) …大蛇ー(8:20-8:36)…シオカラ谷(9:14)…駐車場登山口(9:55)=亀山IC=(東名阪・伊勢湾岸・東海環状道他)=新潟西IC=新潟駅南口(21:40) |
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≪紀行文≫
〜〜〜琵琶湖東・湖北地方の風景や、奥美濃の山々を遠望〜〜〜
〜伊吹山は高山植物のベストシーズン、八経ヶ岳は北の吉野山から南は熊野本宮付近に達する大峰山脈の最高峰、大台ケ原山は屋久島と並ぶ日本を代表する原生林を形成し、山頂からの展望は抜群、この3座を登ってきました〜
今回の近畿地区百名山3座は、花のシーズンより雨が多い梅雨に入る前の時期に連れて行きたいと考えていた。
お陰様で、3日間の内2日間は快晴、3日目も雨の日が多い大台ケ原ですが曇りで3日間一度も雨が降らず楽しい百名山3座の山行でした。
1か月前に事前調査で登った八経ヶ岳、大台ケ原とも大快晴で、特に雨の日が多い大台ケ原は以前に登った時も快晴で3回の内2回快晴という幸運に恵まれている。
この近畿地区のうち八経ヶ岳、大台ケ原の登山口に、小型バスで行くには新潟から約12時間もかかり、そのうち主要道路から登山口までには細い道(約1車線)を約1時間かかるという奥深い場所にある。
新潟駅から小型バスで5時出発、今回電車では集合できない時間なので、駐車場のある「ふるさと村」を乗車場所に追加し、高速の北陸道に乗り何時もの通り巻潟東IC・栄PAで各数人乗車し24名全員が乗車した。
初日(5月31日(日))は新潟駅出発時は曇り、中越辺りで雨が降り初日の伊吹山は曇りか雨を考えていたが、伊吹山9合目駐車場に到着のころには大快晴になっていた。
【1日目】「百名山」の伊吹山(いぶきやま)(滋賀県・1377m)
伊吹山(いぶきやま、いぶきさん)は、滋賀県米原市、岐阜県揖斐郡揖斐川町、不破郡関ケ原町にまたがる伊吹山地の主峰(最高峰)標高1,377 mの山であり、滋賀県の最高峰である。一等三角点が置かれている山頂部は滋賀県米原市に属している。
日本百名山のひとつ、がっしりと構えた山容は男性的で、山頂からは眼下に琵琶湖、比良、比叡の山々や日本アルプス、伊勢湾まで一望の大パノラマが広がる。古くは『古事記』や『日本書記』にその名が記され、日本武尊(やまとたけるのみこと)の伝説にも登場する歴史的な山で、古来より著名な薬草や亜高山植物、野鳥、昆虫の宝庫としても有名で、山頂のお花畑は、国の天然記念物に指定されている。
古くから霊峰とされ、日本書紀においてはヤマトタケルが東征の帰途に伊吹山の神を倒そうとして返り討ちにあったとする神話が残されている。霊峰として名高い伊吹山は、平安時代に修験道における日本七名山のひとつになり、多くの修行者が訪れたとのこと。
日本書紀では「五十葺山」あるいは「膽吹山」などのように記され。かつては修験道においては「大乗峰」と呼ばれていた、新・花の百名山、一等三角点百名山、関西百名山、近畿百名山、ぎふ百山の一つに選定されている。
伊吹山の登山ルートはおよそ2通り。
岐阜県側から伊吹山ドライブウェイを利用して一気に車で山頂近くまで行くか、米原市上野側の山麓から自分の足で登るかである。
今回は、バスでの長旅なので、休憩と足慣らしのため伊吹山ドライブウェイを利用し、ほぼ頂上近く9合目までバスで登ることとした。
伊吹山9合目駐車場に約7時間かけ11:58到着。
大快晴、花の百名山でもあるので9合目から花を堪能しながら登る予定でしたが、残念ながら花の種類は少なかった。
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伊吹山9合目駐車場で班長さんが人数確認 |
ここが登山口 |
登山開始、日曜日なのに車が少ない駐車場 |
12:11、9合目から中央登山道コースを快晴の中気分よく高低差120m弱の少し急登の道を花を探しながら日本武尊命(ヤマトタケルノミコト)の像(日本武尊は伊吹山の荒神を征伐するために来たが逆に返り討ちに遭い日本武尊も病気になり山を下った)がある頂上まで約20分のところ17分で12:11到着。
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左上が頂上で石畳の階段が続く |
建物の屋根が見えているところが頂上 |
快晴の中、少し急な登山道を歩く |
伊吹山の頂上部にはかなり広い平地が存在している。
伊吹山のシンボルでありながらも「百名山」の中で深田に酷評された日本武尊像が立っているのをはじめ、危急の時には避難所としても機能するらしい伊吹山寺や、売店兼食堂の山頂山小屋・数件の売店、伊吹山測候所など、結構色々なものがあってかなり賑やかだ。
山頂の一隅には、一等三角点もある。
山頂からは琵琶湖東・湖北地方の風景や、奥美濃の山々を遠望することができる。
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頂上の標識 |
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正面が伊吹山寺でその後ろに
売店兼食堂の山頂山小屋・数件の売店 |
伊吹山の集合写真 |
帰りは琵琶湖と湖北方面の展望ができ、ゆったりとした傾斜の緩やかな道の西登山道コースを歩き、お花など鑑賞し駐車場に12:59到着した。
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御在所岳方面の山々 |
咲いている花を観賞しながら下山 |
駐車場が見えてきた |
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無事下山、
楽々登山で疲れていないようようです |
山頂からの下山道を振り返る |
駐車場から伊吹山頂上を見る |
その後、関ヶ原ICから高速道に乗り八日市ICで下り、下道の国道を使い5時間30分かけ、熊野街道の宿場町川上村柏木で唯一営業している創業130年の料理旅館「朝日館」に18:30到着。
「朝日館」は国道から少し登り狭い街道の両側にあり、片方が宿泊場所・食事場所で、街道を挟んで反対側に調理する場所があるので、料理を運ぶのが大変と思う。
この日は普段こんな大勢泊まることがないので、臨時にお手伝いの方が大勢おられたようだ。
女将さんから前に聞いた話では、普段は釣りの方々程度しか泊まらないので少ないが、大峯山登山口近くにあるため年に数回行者の方々60人程度泊まることがあるそうで、今回26人は何とかなりますとのことであった。
宿の「朝日館」は大峯山登山口近くにあるため、行者の方々が山上ヶ岳から南の弥山・八経ヶ岳への宿泊場所として使用するとのこと。
到着後直ちに夕食としたが料理旅館と銘打っているので、懐石風に料理を出してくるし、その料理も女将さんの腕がよくいずれも美味い。
お酒が進む。山小屋ではこんな料理は出ない。おいしい夕食をいただいたあと風呂に入り早めの就寝とした。
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