≪コースタイム≫
【5月31日(日)晴】
新潟駅南口(5:00)=新潟西IC=(北陸・名神道)=関ヶ原IC=9合目駐車場登山口(11:58-12:11)…伊吹山山頂(12:28-12:37)…9合目駐車場登山口((12:59)=旅館「朝日館」(18:30)(泊)
【6月1日(月)晴れのち曇り】
旅館「朝日館」(5:55)=トンネル西口(6:56-7:03)…奥駈出合(8:12)…弁天の森(8:47)…聖宝ノ宿跡(9:17)…弥山小屋(10:31-10:46)…大峰山(八経ヶ岳)(11:19-12:05)…〈折り返し〉…トンネル西口(15:41)=心・湯治館(17:30)(泊)
【6月2日(火)曇り】
心・湯治館(5:30)…大台ケ原山(日出ヶ岳)(6:10-6:24) …正木嶺(6:38?7:11) …尾鷲辻(7:39)…牛石ヶ原(7:51)…大蛇ー分岐(8:09) …大蛇ー(8:20-8:36)…シオカラ谷(9:14)…駐車場登山口(9:55)=亀山IC=(東名阪・伊勢湾岸・東海環状道他)=新潟西IC=新潟駅南口(21:40)
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≪紀行文≫
〜〜〜変化に富んでいて、楽しめる登山〜〜〜
【2日目】「百名山」の大峰山(八経ヶ岳(はっきょうがたけ)) (奈良県・1915m)
日本百名山でも有名な大峰山は、山上ヶ岳から南の弥山(みせん)(1895m)・八経ヶ岳(はっきょうがたけ)(1915m)を含む山全体をさし、中でも八経ヶ岳(別名仏経ヶ岳、八剣山)は、近畿・中国両地方の最高峰。
八経ヶ岳(はっきょうがたけ)は奈良県吉野郡天川村と上北山村の境に位置し、標高1,915 mの紀伊山地にそびえる山。
奈良県および近畿地方の最高峰。
八経ヶ岳の北方には弥山(みせん 標高1,895 m)、南方には明星ヶ岳(みょうじょうがたけ 標高1,894 m)が位置し、山上ヶ岳から一帯を含めて「大峰山」(日本百名山)と呼ばれ、その最高標高地点でもある。
八経ヶ岳は、地図上では主に八剣山(はちけんざん)とも表記され、また「役行者が法華経八巻を埋納したところ」と伝わることから仏経ヶ岳(ぶっきょうがたけ)とも呼ばれる。
付近はトウヒ、シラベ(シラビソ)の原生林につつまれ、7月初旬にはオオヤマレンゲ(天然記念物)が咲きみだれ、大峯山系の自然美を満喫することが出来る。
視界が良好なときは富士山を遠望することができ、夜になると大阪湾や神戸の夜景、南では熊野灘を行き交う船が見えるとのこと。
天河大辨財天社の奥宮が祭祀されている弥山は、水の神として古くから聖地とされ、弥山とは仏教の世界観を表した須弥山から名づけられ大峯の中心的山岳です。
二日目の大峰山(八経ヶ岳)は、皆さん朝4時過ぎには起き始め準備万端。
宿の「朝日館」で朝食弁当を食べ5:55出発、宿の街道下の国道169号線(東熊野街道)から天が瀬の分岐で道の狭い行者還林道に入り、行者還トンネル西口へ到着。
この林道はバス会社から小さいマイクロ以外は厳しいという状況の中お願いして小型バスに変更したため、少しゆっくり走行し20分遅れで6:59到着。
トンネル西口でトイレ・登山準備と登山届をポスト入れて7:03登山開始。トンネルを過ぎて直ぐに橋があり、橋の手前が登山口になる。
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宿泊場所の熊野街道の宿場町
川上村柏木で唯一営業している
創業130年の料理旅館「朝日館」 |
行者還トンネル西口駐車場へ到着し
登山準備 |
小さな橋を渡り登山開始 |
横には川も流れていてその脇の300mほど平坦な道を過ぎ小さな橋を渡るといよいよ第一の難所とも言える序盤戦の急坂が始まる。
尾根の奥駈道出合(おくがけみちであい)まで距離は700mほどであるが、標高1150m→1500mの高低差350mの急登である。
この急登は足元が悪く、階段のような木の根っこやガレバ、岩ばかりの歩きにくい尾根で1m近い段差、そして急勾配、景色もなし。
最初からハードな耐える50分間になる。上りまだ良いが帰りが怖い。 |
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ここから「奥駈道出会」への急登が始まる |
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足元が悪く、階段のような木の根っこや
ガレバ、岩ばかりの歩きにくい急登、
しかし新緑が眩しい |
1m近い段差、木の根っこそして急勾配、景色もなし |
ここにはシャクナゲ、シロヤシオのトンネルではあるが咲いていない、新緑で目に優しい景色が続くのが癒される。
ここを1時間10分かけて登り、やっとの事で登り切ると大峰山脈の稜線「奥駈道出会」に8:12到着。
立派な標識があり、稜線沿いの登山道は「大峰奥駈道」と呼ばれ世界遺産となっている。
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大峰山脈の稜線「奥駈道出会」が見えてきた |
もうすぐ「奥駈道出会」だ |
大峰山脈の稜線「奥駈道出会」に到着。
立派な標識があり |
写真 191・193〜 194〜 208〜
ここからは、「大峯奥駈道」を歩くことになり、聖宝ノ宿跡までの約1時間はアップダウンの少ない道が続くので楽で尾根道で風が少し有る鮮やかな新緑の中をスイスイと気持ちよく歩く。登山道と言うより、遊歩道の感覚。景色はあまり望めないが、途中、開けた場所があり、そこは「弁天の森」と呼ばれるところの少し先でそこから弥山がドーンと見える。
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「弁天の森」の標識と新緑の森 |
「弁天の森」少し先で弥山がドーンと見える |
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それからしばらく歩くと、「弥山」麓の「聖宝ノ宿跡」「理源大師像」(京都の醍醐寺を立てた人で、役行者の思想を引き継いで、大峯奥駈道を整備した人です。)に9:17たどり着き、いよいよキツイ終盤戦のスタート。
ここから標高1560m→1880mまで一気に登る。ここは普通50分の所を1時間15分で歩いたが階段もあり結構ツライ。
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「弥山」麓の「聖宝ノ宿跡」「理源大師像」へ到着、ここから弥山への急登が始まる |
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弥山途中の急登、ここで頑張らないと |
途中階段が何か所もあ |
弥山頂上直下の最後の階段 |
そして、何とか登り切ると1895mの「弥山」に10:31到着。
収容200人の弥山小屋やベンチもありこちらで休憩、ここまで来て初めて最高峰「八経ヶ岳」を見ることができる。
一部の者で奥宮まで行き安全祈願。 |
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弥山小屋が見えて一安心 |
弥山小屋前で休憩する |
弥山の標識 |
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正面がこれから登る八経ヶ岳 |
弥山の頂上にある天河奥宮に参拝する |
八経ヶ岳へ登山開始 |
休憩後、近畿最高峰の八経ヶ岳へ向う。トウヒとオオヤマレンゲの群生地(7月に咲く)の原生林の中を進む。
立ち枯れした木を見ながら歩くことになるが、かなり森林破壊が進んでいることが手に取るように分かる。
最初は下りその後登りは花を見たりしながら登り、鹿よけ柵を通り、頂上近くの急勾配を少し登ると二等三角点のある八経ヶ岳頂上に11:19到着。
ここで昼食。
ここまで快晴でしたが昼食途中から曇りになり出発前に集合写真撮影。 |
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最初下り、八経ヶ岳を再度望む |
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途中、シカの被害をくい止めるための
柵を越える |
シカの被害をくい止めるための柵の前と柵の中で草木の状況が全く変わる |
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向こうに見える山が弥山 |
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八経ヶ岳に到着、八経ヶ岳の標識写真 |
八経ヶ岳で集合写真 |
12:05下山開始。同じ道を下るが下山はお話が弾むようで、おしゃべりしながら「奥駈道出会」に14:38到着。しかし、何となく長い道のりのような感じがしたが。
「奥駈道出会」からの急坂は、やはり木の根っこやガレバ、岩ばかりの歩きにくい上1m近い段差、さらに急勾配で足が取られるなどしたため時間がかかり、約1時間遅れで登山口15:41到着。
登山口から八経ヶ岳まで、変化に富んでいて、予想以上に楽しめる登山となった。
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トンネル西口から大台ケ原までずっと林道のような細い道と大台ヶ原ドライブウェイを1時間半かけて今日の宿の「心・湯治館」に17:30到着。
時間があったので先にお風呂、そして夕食とし、その後一部の部屋で2次会。10時頃眠りについた。 |
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トンネル西口登山口に到着 |
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今日の宿の「心・湯治館」での夕食風景 |
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(クリックで大台ケ原へリンクします) |
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